豊橋市の長坂です。
豊橋も車社会です。

(※本ブログは個人の見解であり、組織を代表するものでありません)

さて、このブログの要点を端的に書くと、次の通りです。

(の活性)に必要なのは無料(又は廉価な)駐車場
(むしろ、無料駐車場のある場所が「街」に)」

商店街の成功事例と言われる、四国の高松丸亀町商店街
(ルイ・ヴィトンが商店街にあるのが有名、
 商店街を計画的に「モール化」)
では、5時間停めて500円(駐車券サービスも有り)
https://kame3.jp/ 

コンサート会場として選ばれるアリーナとして、
横浜~名古屋間(つまり、静岡&三河エリア)では
「ひとり勝ち」と思われるエコパアリーナ(袋井市・静岡県立・最大1万人)には、
公園全体で4000台を越える「無料」駐車場があります。
https://www.ecopa.jp/parking/ 
高速ICからも10分前後の好アクセスです。

地方において「地域活性(あるいは地方創生)」を謳って、
無料の駐車場を有料化するのは、
大きな時代の流れに逆行しているでしょう。



改めて、このような認識に至ったのはこの動画。
あまりに膝を打つ内容で、ご紹介です。
僕を含めた多くの地方民が感覚的に思っていることを、
データと事実の積み重ねで、とてもわかりやすく言語化してくださっています。

また4年前の同氏(柳瀬博一氏)の同趣旨記事もご紹介しておきます。
下記に、動画より気になった言葉を抜粋しました。
刺さる言葉だらけでしたので、だいぶ絞ったつもりでも、長くなってしまいました。

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< 00:00 ダイジェスト>
東京以外は大都市の駅前が街の中心ではなくなっている
・2000年頃に東京以外の全国は完璧に自動車社会になった。この事実を日本の政府も行政も学者もメディアもほとんど分かっていない
・日本で本当の鉄道で暮らせる場所は、東京の山手線の内側、京都市内、大阪の真ん中、この3つ以外はない。その3つの異常な例に合わせて政策を作っている

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< 01:03 ゲスト紹介>
・海老原嗣生さん|雇用ジャーナリスト/大正大学招聘教授
1964年生まれ。大手メーカーを経て、リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)入社。雑誌「Works」編集長、人材・経営誌「HRmics」編集長を経て、2008年ニッチモを立ち上げる

・柳瀬博一さん|東京科学大学教授
1964年生まれ。慶應義塾大学卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社。「日経ビジネスオンライン」プロデューサーを歴任。2018年より現職。

・1990年代終わりからずっと東京「だけ」鉄道資本主義。東京「以外」は自動車資本主義。でも、案外この違いを気づいてない

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< 02:58 東京の鉄道資本主義>
・東京の場合は、数少なく成功した民間による。私鉄による街作りは全部鉄道が軸(阪急(小林一三)、田園都市線(渋沢栄一)などの例)
・東京以外は大都市の駅前が街の中心ではなくなっている。

・浜松(人口79万人)駅徒歩5分の老舗百貨店「松菱」が2001年経営破綻。2025年時点も更地(東京で言うと銀座三越があるような場所)
・仙台(人口109万人)仙台駅目の前(一等地中の一等地)さくらの百貨店が2017年閉店。2025年もビルがそのまま。
・2000年代前半のそごうの例

日本のモータリゼーションは1990年代から(世帯あたり1台を超えたのは1996年)
・郊外大型店舗が増えたのは、日米貿易摩擦の結果、1990年代から

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< 09:58 日本のモータリゼーション>
・結果、「東京以外」の全国は自動車社会に
・この事実を日本の政府も行政も学者もメディアもほとんど分かっていない(東京はみんな電車に乗っているから)
・自動車という観点からいうと東京が一番田舎

高松をはじめとする駅前の復興をうまくいったところは(略)無料の駐車場を大量に用意した
・足が車に変わったのであれば、車を使いやすい環境を整えればいいだけ

・鉄道は線形クラスターなのでカバー率がとても低い
・大企業もメディアも偉い先生もこの3つ(東京・京都・大阪)に集約されている。インテリが鉄道社会で生活できると勘違いしている。

・自家用車の保有台数、80年代は2000万台増に10年掛かっている(2000万台⇒3000万台)
1989~2000年の11年間で一気に2000万台増えている(3000万台⇒5000万台)
・本当のモータリゼーションは(1960年代でなく)90年代(世帯あたり1台を越える)。
一度も「車離れ」したことがない(自動車は増え続けている)

・バブル崩壊後も自動車産業は倍に増えている。
・上手くいったのはスズキとホンダ(トヨタはいつも上手く行ってる)
車の価値が変わった。地方では「日常の足」となった(それまではステイタスか業務用)。
・一番売れているのは「軽ワゴン」

・首都圏でも、東京23区の外側は「通勤は電車」「生活は自動車」
・所沢市の例(通勤は39%が鉄道、23%が自動車⇔私事は11%が鉄道、37%が自動車)
・国道16号(東京環状)都市は、自動車が鉄道よりメジャー

・甘めに見積もっても8000万人、厳しめなら1億人は自動車社会に暮らしてる。
・なのに、たった900万人の港区渋谷区千代田区中央区新宿区のカルチャーで我々は日本を語りすぎているから、地方創生がことごとく失敗している、と断言します。

・モータリゼーションをしっかり捉えたビジネスはだいたいうまく行った
・1960~80年では早すぎた。90~2010年にやった企業はうまく行った。
・一番最初に出したイオンは青森、次が秋田。90年代。

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< 23:08 モータリゼーション適応が分けた小売業の明暗>
・2024年の日本の小売業ランキング(コンビニ、モール、ドンキに家電量販店、ドラッグストアにユニクロ。駅前型の百貨店や総合スーパーは、なし!)
・モータリゼーションに対応したところが勝った
・21世紀になって一番伸びた業態はアウトレットモール(三井不動産、関東はすべて国道16号沿い)
・ららぽーとの全国展開は2000年代
・小売業の人たちはみんな知ってるのに、他の業態の人たちが気づいてないのが、日本の大きな問題だった

・東京都心は今でも鉄道社会。だから「駅前」に価値
・東京以外は駅前の価値が下がった(仙台や浜松のような駅前の百貨店跡が使われてない)
・困っているのは市長と行政とそこの土地持ってる人たちが「困ったなぁ」と言ってるだけ、市民は困ってない。
・仙台も浜松もエリアに大型ショッピングモールはいくらでもあって、みんなそっちに行っちゃってるから

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< 29:09 東京と地方の不動産価値の違い>
・東京は駅前の高い土地に高いビルを立て、テナント料で稼ぐ
・地方は逆。駅前は高い、駐車場を有料にしないといけない、ほとんどの人は車だから来ない
・人が集まる場所は駅から遠くて駐車場が大量に用意できるところ
駅から遠くて、不動産コストが安い所が街になる、逆転現象が起きている

・日本は街道で街ができている街道都市
・元々、街がコンパクトシティ型の丸型をしていない、線形(畿内七道)
・日本は世界で一番田舎がない(東京~博多の新幹線で家がないシーンほとんどない)
・公共交通機関がない所に家がバラバラにできた
自動車の普及がそういうエリアの大半の人にとって福音になった
・日本ほど郊外店が増えて、自動車社会はない

・モータリゼーションはメガトレンド(ビジネスコア、これ見つけた人が勝ち)
・今ある素材で新しい街ができる
地価が安くて、みんな自動車がある、わざわざ行きたくなるたった1軒のお店があって、そこに広い駐車場があるだけで、人って集まる(天竜二俣駅のマルシェの例・駐車場を広くした)

(動画からの抜粋ここまで)



ところで、みなさまご存知のように、
日本、とりわけ愛知県は自動車産業に大変お世話になっています。

そんな自動車をわるいものかのように、
自動車「依存」と言ってしまえるのは、本当に不思議です。

では。