豊橋市議の長坂です。
自分たちのことを 自分たちで 決められるまちに、しましょう。

さて、7か月ぶりに記者会見をしました。

市長選に出馬固める | 東日新聞
https://www.tonichi.net/news/index.php?id=106844 
長坂氏は「浅井市長は住民投票案の提出にあたり二度にわたって『住民投票を実施する意義は見いだし難い』と発言した。先の市長選に合わせて3回、有権者は意思を市政に反映させる機会を失ったことになる」としたうえで「自分たちのことを自分たちで決められるまちにしたい」と述べた。
また紙面のみ掲載で把握できている記事(いずれも2/14付)見出しは下記です。
  • 「最後の手段しかない」新アリーナ反対 長坂市議が出馬会見(中日新聞)
  • 豊橋市長選に 長坂市議出馬へ(朝日新聞)
  • 豊橋市長選に 長坂氏出馬表明(読売新聞)
急なところお集まりくださった記者の皆様ありがとうございます。



私から述べたことは下記の通りです。 
自分たちのことを 自分たちで 決められるまちに
~令和6年2月9日臨時会を踏まえての、今後の対応について~

私、長坂尚登は、昨年令和5年6月30日に『市長を変えよう、公約守ろう』に関する声明と題した会見にて、「このまま浅井市長が変わらず、公約を守らない、というときに備え、並行して、私、長坂尚登は、次の豊橋市長選挙に向け、準備を進めます」とお話させていただきました。

また、その際の質疑応答にて「出馬は最後の手段」「その前に公約守っていただけるなら望ましい」「ボールを向こうにしっかりと投げた」ともお答えいたしました。

結論を先に申しますと、もう最後の手段しかない、と判断し、決意をしました。

昨年6月の記者会見から7か月余り、先週末2月9日の市議会まで浅井市長からは「公約は絶対に守らないぞ」と判断さぜるを得ない姿勢しか、感じられませんでした。具体的にはこの間、
  • 9月定例会での新アリーナ関連予算案の提出
  • 12月定例会までの豊橋公園における特別用途地区の設定と、建築条例案の提出
  • 先の2月臨時会における、新アリーナ入札に対し、参加表明者がいることの確認
などございました。

また、2月9日の市議会での討論で申したように、住民投票条例が可決され、住民投票によってシロクロはっきりし、次の豊橋市長選挙は新アリーナが争点とならず、新しいテーマや争点で、前向き・未来志向な市長選挙がなされることを望みましたが、残念ながら実現しませんでした。

とりわけ2度に渡り、浅井市長が「住民投票条例を制定する意義は見出し難い」と意見されたことは重く、先の市長選挙と合わせ、これで3回、豊橋市の有権者は意思を市政に反映させる機会を失いました

そして、住民投票条例の請求者の意見陳述にて、

「そもそも今回のアリーナ建設問題の発端は市長が選挙公約を守らなかったことに始まっているのではないですか?先の市長選挙では私自身も浅井市長に投票しましたが、それは選挙公約に賛同したからです。まさかの豹変で、これでは何を信じて投票すれば良いのかということになるのです。どうしても公約変更したいのであれば、市民にもう一度聞いてみたらどうですか

旨のご発言が議場でされたことも、重く受け止めています。

これらが主として浅井市長が「公約を守らない」と判断した経緯になります。

最後に、2月10日の中日新聞紙面にて「事業者決まれば着工に向け前進 市長選次第で不透明」との小見出し記事がありました。その通りで、市長が変わるという政策変更リスクについても、前回の会見より前、昨年6月の市議会委員会にて議論しております。ついては、4月26日(金)が提出期限のご提案は、このような政策変更リスクもお踏まえいただき、ご提出くださるもの、と存じます。

以上です。

令和6年2月13日
長坂 尚登
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主な質疑応答は次の通りです。

今後も市議を続けられるのか?
昨年4月の選挙において、非常に多くの期待をいただいて今、市議会議員としての活動をしていると思っています。これからも新アリーナの件を含めて、豊橋を良くしていくために、市議としての活動は続けてまいる所存です。

アリーナ建設反対を訴えるという認識でよろしいか?
私自身訴えていく、有権者の選択肢にならないといけないと認識しています。
今の質問に補足で、アリーナ建設か、豊橋公園へのアリーナ建設か、どちらでしょうか?
現在においては具体的な計画、入札が始まっていると思っていますので、現計画に対して、と考えております。
つまり、豊橋公園への、ということでよろしいか?
それも含めて現計画に対しての、と考えております。

無所属で、という認識でよろしいでしょうか?
今のところはその考えでおります。
各党の支援などは募っておられるか?
今のところは募っているとかございません、応援していただけるという方については「ありがとうございます」と。それは政党、政党じゃない個人など関係なく、ということです。

浅井市長が公約を守らないならば、ということでよろしいのでしょうか?
そのようなご説明を昨年6月(の記者会見で)させていただき、そこから状況が進んで、予算が可決されたり、豊橋公園に関する条例、特別用途地区への変更がなされたり、現時点で入札が「おおむね順調」と先日答弁された経緯も踏まえての、判断と考えております。

他の公約などは今?
考えていることはございますが、先ほど「自分たちのことを 自分たちで 決められるまちに」と書かせていただきまして、世に表明する公約なのか政策集なのか、については、今後特に4、5月と市内各所を回って、様々な方の意見を聞きながら、私の考えに対する叱咤激励もございますでしょうし、ご提案もあられるでしょうし、そういうのを聞きながら、まとめて参りたいと考えております。
いつくらい?
6月以降になろうかなと思われます。
現市長の違いでは、アリーナ計画への反対が一番大きいと?
それも含めて「自分たちのことを 自分たちで 決められるまちに」という豊橋市政を目指していきたい、と。これは政策、公約というよりもう少し大きいテーマ、目指す方向性のようなものだと思っておりますが、こういう方向を目指していきたい、と考えております。
現市長がそのスローガン、当てはまっていないと?
特に2度の住民投票条例案に対し「条例制定する意義は見出し難い」と意見を付けたこと、それからその前からの市長選挙の公約と多くの有権者が思ったこと、(住民投票条例案の直接請求の)意見陳述者の言葉を借りれば「豹変した」を踏まえれば、間接民主制・直接民主制問わず、自分たちのことを自分たちで決められていない、豊橋市の現状があると認識しています。

市長が「白紙に戻す、ということは、やめるということではない」との説明を度々されていますが、そこについて、長坂さんはどう捉えていらっしゃいますか?
後付けだと思っております。とりわけ大きく確実に出ているのは、市長選挙前に東愛知新聞社さんのアンケートに明確に「(豊橋公園でない)他の場所で」と回答し、それが大きく紙面に出たこともございますし、失礼ながら言葉遊びみたいなものでして「白紙」「ゼロベース」という言葉に期待した多くの有権者、これは「豊橋公園ではつくらない」と信じて投票された、と認識しております。

住民投票条例が否決された時点で判断された、ということでしょうか?
それが最後の判断材料であった、と。判断材料としては、こちらに箇条書きで書かせていただいたように、予算を出されたこと、豊橋公園での建築規制を緩和されたこと、入札が概ね順調に進んでいること、などが、昨年6月時点では越えるべきハードル、もしかしたらこれらが障害になってくるかもしれない、というものでした。

これらが越えられて、更に、住民投票が仮に実施された場合は、賛成であっても重く、民意だと、先の市長選の結果と違うかもしれないけれど、これは有権者の判断として重く受け止める、要するに豊橋公園に新アリーナをつくる、ということを多くの市民が認められたということで、呑んでいかなければならない、と思っておりましたが、結果としては住民投票が実施されなくなったということは、有権者が自分たちの意見を表明する場が失われたと判断しておりますので、そのように判断したと。

逆に仮に住民投票が実施されれば、当然その住民投票が終わって結果が出るまでは、シロクロはっきり着いて、そのシロクロに対し浅井市長が誠実に対応する、までを見届ける必要があった、と考えております。
最終的に決断したのは、市議会で否決された時点ということでよろしいでしょうか?
2月9日、と考えていただければ、と存じます。
以上です。

最後までご覧くださり、ありがとうございます。

では!

(ご参考)2022年6月会見関連
http://nagasakanaoto.blog.jp/230630.html 
http://nagasakanaoto.blog.jp/230701.html