豊橋市議の長坂です。
重大事態、のはずですが。

さて、本日(11/21)に示された議会資料に、
大変重大と思われるデータが掲載されていました。
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https://www.city.toyohashi.lg.jp/40673.htm 
福祉教育委員会 > 令和5年11月21日 > 第9期豊橋市高齢者福祉計画の策定についてp13より

おそらく最新と思われる、豊橋市の将来人口推計です(以下、令和4年推計)。
2030年で348,582人2063年で222,408人とあります。
(数字が明記ないですが、グラフから2060年は23万人ほどと思われます。)

これまでの豊橋市の最新と思われる人口推計は、
2015(令和2)年の国勢調査実績に基づいて行われた2020(令和4)年の推計(以下、令和2年推計)です。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/25390.htm
> 【資料】第6次豊橋市総合計画並びに第2期豊橋市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定にかかる将来人口の推計について(PDF/181KB)

令和2年推計では、2030年で359,000人、2060年で284,000人
とされていましたので、令和4年推計と比べると、
  • 2030年:359,000人⇒348,582人(約1万人減
  • 2060年:284,000人⇒約23万人(約5万人減

2023年の人口は369,018人(10/1現在・住民票ベース)のため、
これから7年で豊橋市の人口は2万人減る
しかも少し前まで1万人減だと思っていたのが2倍の急落、
ということです。

人口減少に歯止め」がかかっていません。
むしろ加速しています。

令和2年推計が国勢調査ベース、
令和4年推計が住民票(住民基本台帳)ベース、
という違いありますが、
豊橋市の場合、国勢調査の方が数字が小さく出るため、
(学生など住民票を豊橋市に置いたまま実態は市外居住の方などの影響)
最新の国勢調査ベース(2020年実績)で再推計したときに、
差が大きくはなれ、小さくなる可能性は少ないかと。

これはまちづくりを考える上で、
大きな危機感を抱かないといけないことです。



...にも関わらず、どうもこの点が庁内で共有されている気配を感じられません。

元の推計を広域連合がしている、というのもあると思います。
しかし、議会に出す資料なので、部長会議などでも事前共有されていると思われますが、
例えば、前日(11/20)の議会資料「豊橋市消防団ビジョン(案)の策定について」は、
令和2年推計のままでした。


豊橋市、大丈夫でしょうか。

では。