豊橋市議の長坂です。
大きな節目になるのでしょうか。

さて、昨日の記者会見を各紙、取り上げてくださいました。
把握できている範囲で、WEB掲載(一部公開含む)が、
「なぜこんな早い時期に」 豊橋市長選、長坂市議出馬表明に驚き:中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/720206 
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-720206.html

次期豊橋市長選に向けた事実上の号砲が鳴った。任期満了(来年11月16日)まで1年4カ月余りの30日、無所属の長坂尚登市議(40)がいち早く名乗りを上げた。「なぜこんな早い時期なのか」(自民党関係者)と驚きの声も相次いだ出馬表明は、候補擁立を模索する各党や団体の動きにも影響を与えそうだ。(斎藤徹)

「このままでは、前回選の争点となったことについて、有権者の意思が市政に反映されないままとなってしまう」。長坂氏は記者会見で訴えた。
長坂豊橋市議が市長選に出馬表明 | 東日新聞
https://www.tonichi.net/news/index.php?id=102527 

豊橋市の長坂尚登市議(40)=豊橋だいすき会=は6月30日、市役所で記者会見し、浅井由崇市長が3年前の市長選の公約を守らなければ、来年秋の市長選に立候補すると表明した。市長選への出馬の意向を示したのは長坂氏が初めて。
また紙面のみ掲載の見出しは、
  • 東愛知新聞 「長坂市議が出馬表明 来秋の豊橋市長選 浅井市政に公約順守を求め」
  • 朝日新聞 「長坂・豊橋市議 市長選立候補へ」
  • 中日新聞(県内版) 「豊橋市議・長坂さん 市長選出馬正式表明」
でした。



記者会見は20分弱でした。
冒頭の3分ほどで昨日(6/30)付ブログに記した声明、
http://nagasakanaoto.blog.jp/230630.html

その後、質疑応答。その部分の概要です。
9割文字起こし、という感じです。



東愛知新聞(今の市政記者会の幹事社として)
先ず、この時期に表明された理由について
  • いくつかあります。
  • ひとつは、先ほど(声明にて)申し述べたように、この6月の定例会にて浅井市政に変わっていただきたい旨を質問しましたが、「変わらない」旨の答弁であったこと
  • そして、この月曜日に本会議(定例会)が終了したこと(長坂注:開会中にこのような会見するのは、よろしくないと思われたため)
  • 最も大きいポイントが、この秋口には新アリーナ(多目的屋内施設)の事業者の募集を始めていこうというスケジュールになっています。この事業者の募集が始まってしまうと、止めること、浅井市長に御考えを変えていただくことが、難しくなるであろう、と。そして、事業者の募集が始まった後に、私がこのような表明をすると、応募の準備をされる事業者にも迷惑がかかるであろう、と。そのため、事業者の公募が始まる前に、言うべき、言うのが良いと判断しました。
  • あと、様々な状況・情報を勘案すると、場合によっては例えば、浅井市長が任期途中で国政に転出してしまうということが、可能性としてはあり得るのではないか、
  • ということも踏まえて、今の段階で、早い段階で、浅井市長・浅井市政に変わっていただけるだけの十分な時間をつくった方がよい、という判断をしました。


中日新聞
浅井市長に守ってほしい公約について、新アリーナ、ユニチカ、給食費に関して、元々公約はこうであったけれど、実際には履行されていないという形について、それぞれご説明をお願いします。
  • 新アリーナについては、選挙期間中「ゼロベース」「白紙」などと仰り、市民団体のアンケートに対しては、豊橋公園以外の場所、とお答えしていました。ここは当時の佐原市長が、豊橋公園で速やかに、と御考えであったことと明確に違って、大きな争点のひとつでした。しかしながら、昨年5月30日に浅井市長は豊橋公園で新アリーナをつくっていく、ということを表明され、これは大きく違う。
  • 2つめのユニチカ跡地です。私の認識では、先の豊橋市長選挙において浅井市長(当時は候補)が、最も強く訴えられていたのが、現職に対する多選批判と併せての、このユニチカ跡地の経緯、裁判への対応であったと認識しています。しかしながら、例えば、行政の透明化を進めるとか、こういう理由で佐原市長は市民に対して裏切るような判断をした、というようなことを言っていたにも関わらず、御自身が市長になられて、佐原市長が実際にどういう御考えで御判断をされたり、対応をされたり、どういう経緯であったのか、未だ明らかになっていない。選挙直後のインタビューにおいては、調査委員会のようなものをつくらなければならない、というような御発言があったことが紙面に残っているが、そういったことも一切されておらず、調査も十分ではないし、市民に対する説明も十分でない、と思っております。
  • 3つめの小学校給食費無償化については、現時点で国の交付金を使って、小学校・中学校併せて、給食費の無償化がされています。これは、私も正直よくわからないところで、何度も議会で質疑をしても、浅井市長は、今、国の交付金を使って行っている給食費の無償化は、公約の実現とは違うものだ、というお話でした。先の6月の一般質問でも、その旨確認したところ、公約自体とは異なる、という御発言でした。私はこれは正面切って堂々と、「公約実現のためそういう政策をしている」と言っていただきたいし、そういう表明をいただきたいと思っていますが、現時点で行っている給食費の無償化は公約とは異なる、ということなので、しっかりと公約実現という形で、対応していただきたい。


朝日新聞
確認ですが「浅井さんが公約を守ってくれるならば、自分は市長選に出ない」ということか、あるいは「市長選に出馬を表明した」ということなのか。
  • 前者だと思っています。
  • 今の段階では、時間的猶予という意味も含めて、浅井市長・浅井市政に変わっていただけるだけの時間・期間があると思っていますので、私は浅井市長が選挙のときに掲げた様々な公約は、お金の心配・懸念がある部分はあるが、魅力的なものが多く、実現してほしいと思っています。
  • しかしながら、今掲げた3つ(長坂注:新アリーナ・ユニチカ・給食費)以外についても、選挙公報に書いたにも関わらず、全く手が付いていないものもいくつかある
  • そういうところも含めて、しっかりと、選挙で訴えて、それを以って市長として選ばれたので、公約を実現する方向に動いていただきたい
  • ですので、私が市長選挙に出るということは、最後の手段と思っています。
  • しかしながら、こういう話を例えば1年後にしても、それは私の後出しジャンケンみたいな形になってしまうので、今の段階でこういう声明を出さていただきました。
(続き)朝日新聞
「出馬を表明した」というと、それはニュースになるが、条件として浅井さんが政策を変えてもらえるならば、出馬しないということでしょうか。
  • 今の段階でそこまでは考えていません。
  • 先ずは「変わっていただきたい」
(続き)朝日新聞
出られる可能性は、どのくらいあるでしょうか
  • 今、私としては、ボールを向こうにしっかりと投げた、と思っておりますので、未知数です。
  • ただ、私がこういう声明を出すことによって、変わっていただける可能性が増える、上がる、と思って、こういう対応を今しております。


毎日新聞
判断のリミット、時期はどのくらいを設定していますか
  • 私が設定しているというよりは、市政の流れからすると、来年の3月定例会までに様々な予算が出てきたり、あるいは新アリーナの公募の状況が見えてくる、例えば、どこも手を上げず断念せざるを得ないということもあり得るだろうと。(豊橋公園の地中から)すごい文化財が出てきてしまって(場所を)変えたくないけれど変えざるを得ない、ということもあり得ると思います。
  • 時期的なことをいうと、2つスケジュールはあると思っています。
  • 1つは、新アリーナの公募や事業者選定の状況、契約のタイミングが1つ。
  • もう1つは、おそらくは来年度の予算において粗方いろんなものが見えてくるであろうと。予算とその予算に対する議会の判断、ということになってくるのでは、と思っております。
(続き)毎日新聞
では、だいたい3月定例会の終了後?
  • おそらくは、そうなるのではないかと思っております。
  • ただ私としては、今の段階としては「変わっていただきたい」というのが正直なところであり、選挙出るというのはこわいものでもあるので、私がそういう対応することなく、しっかりと公約を守っていただいて、良い豊橋になる、ということであれば、それは本当に望ましい、と思っております。


中日新聞
今まで任期8年、市議としての実績、自分としては「こういうところがある」など
  • 市政のことに広く情報発信させていただいており、多くの市民の方に市政を知っていただくことができた、と思っております。
  • 最近の話では、この8年積み重ねて議会活動しっかりとさせていただいた、ということも踏まえると、例えば「家屋倒壊等氾濫想定区域」に対して市が見逃していたことを指摘したのは私ですし、
  • その前の委員会資料(長坂注:新アリーナ市場調査)における収支の計算が明らかに間違っている、ということも事前に指摘させていただいているので、
  • 議員としてのチェック機能というのも、しっかり担えている、と思っております。


以上です。

急なところ、記者会見を調整くださった各位、
ご足労くださった各社各位に御礼申し上げます。

では。