豊橋市議の長坂です。
見出しは、新聞社が付けてくださいました。
さて、11月21日の東愛知新聞にて寄稿を載せていただきました。
以下、全文(原稿)です。
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市政報告で豊橋公園の名称変更についてお話していた御縁で、寄稿の機会をいただきました。 豊橋公園の名称変更について、市民から不安や懸念の声を聞いています。
その理由は大きく2つあると思います。公園名変更の公募が突然であったこと、そしてどんな名称案も受け入れる公募であったことです。そのため「変な名前になってしまうのでないか」「三遠ネオフェニックスのホームとして豊橋公園での新アリーナの整備やParkPFIへの地ならしでないか」といった声です。
豊橋市議会では、4年前に公園名変更に関する質問がありました。吉田城址の史跡指定に関して、2018(平成30)年12月定例会での中村竜彦市議(当時・現 県議)の質問です。具体的に「吉田城址豊橋公園」と挙げています。
「もし史跡指定がかないましたら、これまでと違い遺構の保全が文化財保護の観点からなされることとなり、豊橋公園における吉田城址としての価値が改めて見直されることになると思うわけです。そうしましたら、そのタイミングにあわせて、豊橋公園という名称を吉田城址豊橋公園と名称変更してはどうかと考えます。あくまで史跡指定がかなった場合ですが、これまで親しまれてきた豊橋公園という名前を損なうことなく、吉田城址と冠することで、改めて続100名城に選ばれた吉田城が史跡指定されたことを内外に発信するいい機会になると考えますけれども、当局の御見解を伺います。」
当時は佐原市政であり、市の答弁は「名称の検討もあり得る」と前向きでした。
私自身も、この案は良いものだと考え、これまで市議会の質疑でも度々、確認していました。
このような経緯を踏まえても、また現実的にも新名称は「吉田城址 豊橋公園」か近いものしか余地はないように思われます。それを浅井市長がどんな名称案も提案できる公募としたため、市民の強い不安や懸念が生まれました。「吉田城址の史跡指定」に併せた名称変更の検討を先に発表し、名称の決め方などは改めて、という2段階でもよかったでしょう。
また中村市議(当時)の「吉田城址 豊橋公園」という提案は、理に適い現実的に思われます。御本人も「これまで親しまれてきた豊橋公園という名前を損なうことなく」と述べておるよう、今の名称「豊橋公園」に親しみある方にも受け入れやすく思われます。また「豊橋公園」とした案内表示や印刷物などを急いで変更する必要性も低まり、更新に応じて順次、変更すればよく思われます。また、電停「豊橋公園前」の名称変更の懸念や費用も聞いておりますが、他地域では学校が移転や名称変更した後も引き続き「●●大学」等の駅名が残っていることからも、駅名の変更は必須ではなく、鉄道会社が御判断されることです。仮に駅名が残るならそれはそれで街の歴史を残すものとなります。
もちろん公園名変更の効果としては、市内外の多くの方に豊橋公園≒吉田城址といった認識を広げられること、例えば、国道1号線など周辺の幹線道路における案内が「吉田城址 豊橋公園」となれば、すぐ横を通る多くの市外県外のドライバーに対し、関心を高めたり、立ち寄るきっかけになりえます。
今回の公園名変更は「のんほいパーク」のような愛称でなく、正式名称の変更です。そのため、条例の改正が必要です。名称案が市議会で条例案として提案された際には、本寄稿で述べた考えを踏まえ、審議いたします。
(原稿終わり)
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また、前後して、豊橋公園の名称変更に関して、情報公開資料を得ました。
ポイントや気になる点としては、
(ご参考:実際のチラシ)
(ご参考おわり)
以上です。
では!
見出しは、新聞社が付けてくださいました。
さて、11月21日の東愛知新聞にて寄稿を載せていただきました。
以下、全文(原稿)です。
■
市政報告で豊橋公園の名称変更についてお話していた御縁で、寄稿の機会をいただきました。 豊橋公園の名称変更について、市民から不安や懸念の声を聞いています。
その理由は大きく2つあると思います。公園名変更の公募が突然であったこと、そしてどんな名称案も受け入れる公募であったことです。そのため「変な名前になってしまうのでないか」「三遠ネオフェニックスのホームとして豊橋公園での新アリーナの整備やParkPFIへの地ならしでないか」といった声です。
豊橋市議会では、4年前に公園名変更に関する質問がありました。吉田城址の史跡指定に関して、2018(平成30)年12月定例会での中村竜彦市議(当時・現 県議)の質問です。具体的に「吉田城址豊橋公園」と挙げています。
「もし史跡指定がかないましたら、これまでと違い遺構の保全が文化財保護の観点からなされることとなり、豊橋公園における吉田城址としての価値が改めて見直されることになると思うわけです。そうしましたら、そのタイミングにあわせて、豊橋公園という名称を吉田城址豊橋公園と名称変更してはどうかと考えます。あくまで史跡指定がかなった場合ですが、これまで親しまれてきた豊橋公園という名前を損なうことなく、吉田城址と冠することで、改めて続100名城に選ばれた吉田城が史跡指定されたことを内外に発信するいい機会になると考えますけれども、当局の御見解を伺います。」
当時は佐原市政であり、市の答弁は「名称の検討もあり得る」と前向きでした。
私自身も、この案は良いものだと考え、これまで市議会の質疑でも度々、確認していました。
このような経緯を踏まえても、また現実的にも新名称は「吉田城址 豊橋公園」か近いものしか余地はないように思われます。それを浅井市長がどんな名称案も提案できる公募としたため、市民の強い不安や懸念が生まれました。「吉田城址の史跡指定」に併せた名称変更の検討を先に発表し、名称の決め方などは改めて、という2段階でもよかったでしょう。
また中村市議(当時)の「吉田城址 豊橋公園」という提案は、理に適い現実的に思われます。御本人も「これまで親しまれてきた豊橋公園という名前を損なうことなく」と述べておるよう、今の名称「豊橋公園」に親しみある方にも受け入れやすく思われます。また「豊橋公園」とした案内表示や印刷物などを急いで変更する必要性も低まり、更新に応じて順次、変更すればよく思われます。また、電停「豊橋公園前」の名称変更の懸念や費用も聞いておりますが、他地域では学校が移転や名称変更した後も引き続き「●●大学」等の駅名が残っていることからも、駅名の変更は必須ではなく、鉄道会社が御判断されることです。仮に駅名が残るならそれはそれで街の歴史を残すものとなります。
もちろん公園名変更の効果としては、市内外の多くの方に豊橋公園≒吉田城址といった認識を広げられること、例えば、国道1号線など周辺の幹線道路における案内が「吉田城址 豊橋公園」となれば、すぐ横を通る多くの市外県外のドライバーに対し、関心を高めたり、立ち寄るきっかけになりえます。
今回の公園名変更は「のんほいパーク」のような愛称でなく、正式名称の変更です。そのため、条例の改正が必要です。名称案が市議会で条例案として提案された際には、本寄稿で述べた考えを踏まえ、審議いたします。
(原稿終わり)
■
また、前後して、豊橋公園の名称変更に関して、情報公開資料を得ました。
ポイントや気になる点としては、
- (やはり)ほとんど吉田城址の話しかしていない
- 1枚め資料「経緯」として、上記寄稿の答弁が記載
- 1枚め資料「効果」として「吉田城址を観光資源としてアピール」
- 2枚め資料「名称例」を黒塗りにする理由は・・・(実際のチラシでは「吉田城公園」「石垣の見える城公園」と記載)
- 3枚め資料ほか、全体スケジュールが「令和4年度」までしか記載ない。そのため、今年度中に名称変更を完了予定と思われる。名称変更には条例の改正が必要、改正から実際の名称変更までは一定期間を置くのが一般的に思われる。すると、3月定例会では遅く、12月定例会となるが、来月の定例会で、新名称案の条例が本当に出てくるのか。
(ご参考:実際のチラシ)
(ご参考おわり)
以上です。
では!