豊橋市議の長坂です。
公開審査の詳細はこちらです。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/50193.htm 

さて、4・5月に開催していた、市政報告・座談会でも取り上げていました、
「とよはし公共建築【学生】チャレンジコンペティション」の公開最終審査が、
いよいよ今週末8/28(日)13時からまちなか図書館で、開催されます。
(【学生】のハイライトは長坂による)

豊橋市の下記Youtubeでも配信、とのことです。


このコンペは、そもそも新吉保育園(0~2歳対象の豊橋市立の園)の移転建替に伴うものです。
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(「令和4年度豊橋市予算のみどころ」より。赤線は長坂加筆)

この事業の目玉として「有名建築家」が審査に加わる、と聞いていました。
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なんと!こんな素敵な幼稚園を設計された方々でした!

http://www.tezuka-arch.com/ 

そして、このコンペティションの何が素晴らしいかというと、
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コンペだけで終わらない、ということです。
予算のみどころにも記載あるように、
(1)公共建築学生コンペティションの実施
(2)設計段階に学生が参画する機会を提供
これが素晴らしい。

世にある(特に学生向けの)コンペや、〇〇プランコンテストのほとんどが、
「順位を着けて、ハイ終わり」そう思っていますが、これは違います。

企画(建築計画案の具体化)、設計(基本計画への関与)にも、
手塚両氏が指導・監修・助言などで関わってくださる、ということで、
学生からしたら「すごい人といっしょに仕事ができる」
こんなにワクワクすること、なかなかないんじゃないでしょうか。

もちろん、多くの学生は(一級)建築士でないため、
その段階から、公共建築に関われるのは、大きな経験になります。
その上、もしかしたら自分の提案が建築に反映されるかもしれません。



この経験や実績は、学生の就職活動にも役立つかもしれません。

もっと直接的に、手塚両氏から、
「きみ、うちでいっしょに働かない?」そんな風に声をかけてもらえるかもしれない、
という淡い期待だって、抱かないことはないでしょう。

そうでなくとも、憧れの人(?)が自分の提案を見て、
コメントいただけるだけでも嬉しいかもしれません。

実際、このコンペ、全国から114の提案があったということです。すごい!
https://www.city.toyohashi.lg.jp/52843.htm 



そして、手塚両氏のような方が、豊橋市の公共建築に
関わってくださるのは、逆に学生たちのお陰かもしれません。

個人的意見ですが、第一線で活躍する方は、後進の育成、
とりわけ学生の取り組みにとても協力的だ、という印象を持っています。

豊橋市がただ単純に、保育園を移転建替する、という話であれば、
お忙しいであろう両氏が豊橋市に時間を割いてくださったか。

豊橋市がこのような意欲的な、多くの学生のためになる
新しい取り組みをやろう、ということだから協力くださったのでないか、
そんな風に考えています。



もちろん、学生提案をそのまま建築するわけでなく、
実際に建築される前に、ちゃんとプロが入ります。

そういうリスクヘッジも含め、本当によく練られた事業だと感心し、
個人的に2022年度予算で、最もよい取り組みでないか、とすら思っています。

そしてこの事業、「若手職員提案事業」という枠組みの中で予算化されており、
他には下記のような事業があります。
  • ボウサイマンZキャンプの開催
  • AI-OCRを活用した業務効率化(障害福祉課)
  • 伐採木等活用事業(高師・岩屋緑地)
  • 「豊橋の景観」PR事業(パネル 啓発イベント)
  • 土砂災害救助体制の強化(熱海の経験)
  • 住宅用火災警報器の設置促進(ふるさと納税)
  • ポケット学芸員の導入(スマホアプリ音声ガイド)
  • 電子申請等の推進(上下水道 工事申請等)
巧拙あるかもしれませんが、

伐採木等活用事業
(廃棄物である伐採木を有価物として活用するため、仮置場などを整備し販売 )

住宅用火災警報器の設置促進
(ふるさと納税の体験型返礼品として、消防職員による住宅用火災警報器の設置(長坂注:市外在住者が実家に設置する等を想定)や119番通報体験などの消防署見学の実施により火災予防を啓発)

なども現場ならではの発案、かゆいところに手が届く、ような提案だと見受けております。



最後に、手塚両氏からもメッセージ(学生向け)をご紹介します。

改めて、最終審査はまちなか図書館で、8/28(日)13時~、中継は下記URLです。
https://youtu.be/eWLWVjQBWH8 
そして、共催の愛知建築士会や審査委員各位、ありがとうございます。

では!