豊橋市議の長坂です。
延期の新アリーナ委員会(市議会)は、9月1日13時~になりました。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/8133.htm
さて、「白紙」と言っていた浅井市長が5月30日に急きょ発表した豊橋公園での新アリーナ、
これと同時に示されたのが5500万円の「多目的屋内施設基本計画策定及び要求水準書等策定」予算です。
8月5日(金)に公募の提案が締め切られ、
今週末8月19日(金)に事業者選定の審査が行われる予定です。
この委託の公募資料が豊橋市サイトに示されていますが、気になる記述がありました。
■
そもそもこの委託は目的は何か、それは仕様書の冒頭に記載あります。
https://www8.cao.go.jp/pfi/pfi_jouhou/tebiki/kiso/kiso01_01.html
豊橋市では、りすぱ・ほいっぷ・給食センター・プラット・バイオマス利活用センター・斎場などで導入されています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/15624.htm
「PFI手法により実施する場合の適正について評価」とは、
PFI手法を採用することで、採用しない従来方式と比べ、費用が低減できるか等の評価、
「最適な事業手法の検討」とは、
PFI手法の中の様々な事業手法(BTO方式、BOT方式、BOO方式など)の中から、
どの方式にするか等を検討することです(事業手法などの詳細は下記URLにて)。
https://www8.cao.go.jp/pfi/pfi_jouhou/tebiki/kiso/kiso11_01.html
つまり、仕様書で
「BTO方式又はBTコンセッション方式による」と限定(特定)してしまうことは、
他の方式(BOT方式、BOO方式など)を最初から排しているようにも見受けられますし、
「この方式(のどちらか)で」という市が望む結論を書いてしまったようにも見えます。
そもそもで言えば、PFI手法の導入に値するかの適正の評価も、この業務内で行われます。
にも関わらず、先に仕様書に結論めいたものを書いてしまうのは、客観公正な評価を害する懸念もあります。
■
長坂の見立てでは、仕様書に「BTO方式又はBTコンセッション方式による」とまで書いてしまったのは、仕様書の不備に当たると考えています。
仕様書というのは契約の前提となる、とても重い文書であるため、仕様書を変更するのであれば、公募からやりなおすのが筋となるでしょう。
この気になる記述(BTO方式又はBTコンセッション方式による)については、既に豊橋市に伝えてあります。
8月17日(水)夜時点で、公募サイトに特に変更は見られませんが、このまま審査を進めていかれるのでしょうか。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/50906.htm
以下仕様書の全文です(一部再掲、赤線は長坂による)
他の関連文書も上記URLからご覧いただけます。
では。
延期の新アリーナ委員会(市議会)は、9月1日13時~になりました。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/8133.htm
さて、「白紙」と言っていた浅井市長が5月30日に急きょ発表した豊橋公園での新アリーナ、
これと同時に示されたのが5500万円の「多目的屋内施設基本計画策定及び要求水準書等策定」予算です。
8月5日(金)に公募の提案が締め切られ、
今週末8月19日(金)に事業者選定の審査が行われる予定です。
この委託の公募資料が豊橋市サイトに示されていますが、気になる記述がありました。
第2節 PFIの手続きに関する支援あれ?「BTO方式又はBTコンセッション方式による」って、仕様書に(ほしい)結論書いちゃってません??
要求水準書等検討・作成業務結果をもとに、下記内容について支援を行うこととする。
①実施方針の公表に関する支援
・実施方針に関する条例(BTO方式又はBTコンセッション方式による)の検討・作成支援
■
そもそもこの委託は目的は何か、それは仕様書の冒頭に記載あります。
第1章 総則先ず、PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)とは、公共事業に民間活力を導入する手法のひとつです。詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
第1節 業務の目的
本業務では、多目的屋内施設整備に関する基本的な考え方を踏まえ、具体的な規模・機能を定める基 本計画の策定、PFI手法による事業スキームの検討及び要求水準書等の検討・作成などを行うことを目的とする。
(略)
また、PFI手法事業スキーム検討では、事業手法及び事業の進め方などについて、民間事業者活用 の観点からPFI手法により実施する場合の適正について評価を行い、最適な事業手法の検討を行うものとする。
https://www8.cao.go.jp/pfi/pfi_jouhou/tebiki/kiso/kiso01_01.html
豊橋市では、りすぱ・ほいっぷ・給食センター・プラット・バイオマス利活用センター・斎場などで導入されています。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/15624.htm
「PFI手法により実施する場合の適正について評価」とは、
PFI手法を採用することで、採用しない従来方式と比べ、費用が低減できるか等の評価、
「最適な事業手法の検討」とは、
PFI手法の中の様々な事業手法(BTO方式、BOT方式、BOO方式など)の中から、
どの方式にするか等を検討することです(事業手法などの詳細は下記URLにて)。
https://www8.cao.go.jp/pfi/pfi_jouhou/tebiki/kiso/kiso11_01.html
つまり、仕様書で
「BTO方式又はBTコンセッション方式による」と限定(特定)してしまうことは、
他の方式(BOT方式、BOO方式など)を最初から排しているようにも見受けられますし、
「この方式(のどちらか)で」という市が望む結論を書いてしまったようにも見えます。
そもそもで言えば、PFI手法の導入に値するかの適正の評価も、この業務内で行われます。
にも関わらず、先に仕様書に結論めいたものを書いてしまうのは、客観公正な評価を害する懸念もあります。
■
長坂の見立てでは、仕様書に「BTO方式又はBTコンセッション方式による」とまで書いてしまったのは、仕様書の不備に当たると考えています。
仕様書というのは契約の前提となる、とても重い文書であるため、仕様書を変更するのであれば、公募からやりなおすのが筋となるでしょう。
この気になる記述(BTO方式又はBTコンセッション方式による)については、既に豊橋市に伝えてあります。
8月17日(水)夜時点で、公募サイトに特に変更は見られませんが、このまま審査を進めていかれるのでしょうか。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/50906.htm
以下仕様書の全文です(一部再掲、赤線は長坂による)
他の関連文書も上記URLからご覧いただけます。
では。