豊橋市議の長坂です。
驚きました。

さて、豊橋市選挙区の愛知県議・荻原宏悦さん(公明党)の辞職が、1/21(火)報じられました。
豊橋市選挙区 公明・荻原県議が辞職|東愛知新聞
http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/8982 

公明党の荻原宏悦県議(57)=豊橋市選挙区=が20日、坂田憲治議長宛てに辞表を提出した。東愛知新聞の取材に荻原氏は「現時点で理由などは説明できない」と答えた。近く、党幹部が支持者へ説明の機会を設ける動きもあるという。(略)

県議会の豊橋市選挙区(定数5)は、昨年11月の豊橋市長選に出馬するために県議だった浅井由崇氏が10月に辞職して欠員1となっていた。荻原氏の辞職で欠員が2となったため、公職選挙法113条の規定で、50日以内に補欠選挙が実施される。
上記のように、豊橋市選挙区の定数5のうち、2が欠員となりました。
公職選挙法で定める、欠員2以上(都道府県議の場合)となったため、補欠選挙となります。

選挙は慣例的に日曜で、
50日以内で最も遅い日曜日の2月6日(日)が濃厚、
または前週1月30日(日)には実施されるでしょう。

もちろん他日程の可能性もゼロでありませんが、選挙管理委員会も想定外であろう急な選挙のため、
ポスター掲示場(看板)設置など準備期間が必要なことを踏まえると、
できるだけ遅くしたいという事情もありえます。
(年末年始を挟むため、実質的な準備日数はより厳しいでしょう、選管みなさまお疲れさまです)



2019年4月の選挙で、豊橋市選挙区では自民3、旧民主系1、公明1が当選されました。

このうち、旧民主系であった浅井氏は記事にあるように、豊橋市長選挙に立候補するため、1年前に辞職。
今回、公明の方が辞職され、残る3名は全て自民の方です。

今回の補欠選挙で当選される方の任期は、通常の4年でなく、
他の県議と同じく約1年3か月後に再びの選挙となります(再選を目指すなら)。

もし今回の補欠選挙(補選)で自民党の方が当選されると、定数5のうち4名が自民となります。
しかしながら、2023年4月の選挙で、自民で4人を当選することは非常に厳しいため、
新年の補選で公認候補を擁立しない公算が高まります。

公明党としては、1議席の確保を続けたいと思われますので、もし次の公認候補を出し、
自民もその候補の応援に回れば、当選は固めとなります。
しかしながら、今回の辞職理由によっては、次の候補擁立が憚られることもありえます。

旧民主系(新政あいち系)は、元々、浅井氏分の欠員を次の選挙では補いたい気持ちがあったでしょうから、
どなたかが立たれる可能性は濃厚に思われます。
一方、定数5で1を得る選挙と、欠員2のうち1を得る補欠選挙では、
当選に必要な得票率もだいぶ変わる※ため、落選リスクをどう見込むかが肝です。

※一般論として、1/(当選者数+1)以上の得票(率)があれば、当選確実。
定数5なら、1/(5+1)=1/6=16.7%以上、
定数2なら、1/(2+1)=1/3=33.4%以上、と2倍に。



というわけで、情勢次第で、無所属や第3極系の当選が、
通常の県議選に比べると高くなりそうな雰囲気です。

そう言っても選挙(当選)は大変ですし、
当選しても2023年4月の選挙はもっと大変でしょう。

県議選は当選に必要な得票も、市議選とは一桁ちがい、戦い方も大きく違うでしょうから、
私が、選挙的なアドバイスをできるとは思っておりません。

それでも、多少のお力添えやお手伝いができる場合があるかもしれないため、
もし立候補ご検討される方がいらっしゃいましたら、お話賜ります。

では!