豊橋市議の長坂です。
予算は1000万円です。
さて、豊橋わかば議会(若者議会)の政策提案発表会を聞いてきました。

https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/89287.htm
元々、若者(わかば議会)の「アイデア」には期待していない(後述)ですが、
全体として、提案内容が十分に考え込まれている、とは言い難い状態でした。
これは、わかば議会の若者たちでなく、全体の進捗を調整・統括しているであろう、
市職員らに課題があると思われ、終了後、担当の市民協創部長にも伝えましたが、
端的に言えば、
「これが中間発表会であれば素晴らしいけれど、(最終)発表会という内容ではない」
という状態でした。
■
発表会では、提案に関係する市役所の担当課の課長からコメントがありました。
まちなか活性課長が、いわゆる「チャレンジショップ」の提案について、
過去に同様のことを市でもやっていたことを知っているか確認していたり、
多文化共生・国際課長が、国際交流イベントの提案に対し、
豊橋市の外国籍児童がどうやってまちなかの会場まで行くのか、や、
豊橋の外国人との共生における現実的な地域課題(ご近所問題)に言及されるなど、
大勢の市民や市長もいる中で、若者らに対して、適当に褒めるでなく、
課長らがきちんと厳しい意見も述べていたことには好感でした。
ただその議論は(最終)発表前に済ませておくようなことであり、
これが中間発表であればよかったですが、
最終案で、これに総額1000万円の予算がついて、
年明けに市長提案の議案として出てくるとすれば、むむむ、という感じです。
ですから、発表会での意見も踏まえた上で、予算化を検討されることが望まれます。
■
そして「アイデア」には期待していない、について。
わかば議会の委員になって半年程度、頻度高くともおそらく週1程度の会で、
毎日そして何年も、市政の特定分野の課題を目の当たりにし、考えている、
市職員よりも良い「アイデア」が出てくるとは思っていません。
もちろん、そんな「アイデア」が出てこれば素直に「素晴らしい!」ですが、
それこそ、市職員は何をやっているのか、となってしまいます。
では「アイデア」でなく何に期待しているか、といえば、
それは「実行(オペーレーション)」です。
「若者」が、実行に加わったり、主体的に実行することで、
施策がより効果的になることは、十分にありえます。
例えば、昨年度の提案では地下駐輪場の利用促進、
今年度では子宮頸がん検査の促進、などがありました。
これらは主たる対象が「若者」らと同年代であるため、
「若者」らが促すことで、より効果的になりえるでしょう。
また「若者」らが実施することで、
多くの市民や企業などの協力が得られやすかったり、
マスコミに取り上げられるなどPR効果が高まったり、もあるでしょう。
彼らが主体的に、当事者意識高く、事業に関わるには、
彼ら自身が「考えた」事業であることは、とても重要です。
そして、アイデアを出すことの100倍以上、実行は大変です。
市の予算(税金)で事業を成す大変さを経験した若者らが、
その大変さを知ったり、わかば議会を離れても、
豊橋市や市政に強く関心を抱き続けてくれたり、
関わり続けてくれることが、わかば議会に最も望むもので、
成果になることだと考えています。
■
市の予算(税金)を使う以上、市議会議員として、
アイデアの内容も事業単体の成果もしっかり見ますが、
アイデアや成果がしっかりしていても、
そこに「若者」が主体的に関われていなければ、
「わかば議会」がやる意味はないですし、
逆に、アイデアや成果が結果として拙くとも、
そこに「若者」がしっかりと主体的に関われており、
ひいては未来の豊橋市や市政に繋がる、
彼らの学びや経験(ときに小さな失敗も含む)が
あるのであれば、それは二重丸と思います。
もちろん、各事業の予算額次第でもありますが。
では!
予算は1000万円です。
さて、豊橋わかば議会(若者議会)の政策提案発表会を聞いてきました。

https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/89287.htm
元々、若者(わかば議会)の「アイデア」には期待していない(後述)ですが、
全体として、提案内容が十分に考え込まれている、とは言い難い状態でした。
これは、わかば議会の若者たちでなく、全体の進捗を調整・統括しているであろう、
市職員らに課題があると思われ、終了後、担当の市民協創部長にも伝えましたが、
端的に言えば、
「これが中間発表会であれば素晴らしいけれど、(最終)発表会という内容ではない」
という状態でした。
■
発表会では、提案に関係する市役所の担当課の課長からコメントがありました。
まちなか活性課長が、いわゆる「チャレンジショップ」の提案について、
過去に同様のことを市でもやっていたことを知っているか確認していたり、
多文化共生・国際課長が、国際交流イベントの提案に対し、
豊橋市の外国籍児童がどうやってまちなかの会場まで行くのか、や、
豊橋の外国人との共生における現実的な地域課題(ご近所問題)に言及されるなど、
大勢の市民や市長もいる中で、若者らに対して、適当に褒めるでなく、
課長らがきちんと厳しい意見も述べていたことには好感でした。
ただその議論は(最終)発表前に済ませておくようなことであり、
これが中間発表であればよかったですが、
最終案で、これに総額1000万円の予算がついて、
年明けに市長提案の議案として出てくるとすれば、むむむ、という感じです。
ですから、発表会での意見も踏まえた上で、予算化を検討されることが望まれます。
■
そして「アイデア」には期待していない、について。
わかば議会の委員になって半年程度、頻度高くともおそらく週1程度の会で、
毎日そして何年も、市政の特定分野の課題を目の当たりにし、考えている、
市職員よりも良い「アイデア」が出てくるとは思っていません。
もちろん、そんな「アイデア」が出てこれば素直に「素晴らしい!」ですが、
それこそ、市職員は何をやっているのか、となってしまいます。
では「アイデア」でなく何に期待しているか、といえば、
それは「実行(オペーレーション)」です。
「若者」が、実行に加わったり、主体的に実行することで、
施策がより効果的になることは、十分にありえます。
例えば、昨年度の提案では地下駐輪場の利用促進、
今年度では子宮頸がん検査の促進、などがありました。
これらは主たる対象が「若者」らと同年代であるため、
「若者」らが促すことで、より効果的になりえるでしょう。
また「若者」らが実施することで、
多くの市民や企業などの協力が得られやすかったり、
マスコミに取り上げられるなどPR効果が高まったり、もあるでしょう。
彼らが主体的に、当事者意識高く、事業に関わるには、
彼ら自身が「考えた」事業であることは、とても重要です。
そして、アイデアを出すことの100倍以上、実行は大変です。
市の予算(税金)で事業を成す大変さを経験した若者らが、
その大変さを知ったり、わかば議会を離れても、
豊橋市や市政に強く関心を抱き続けてくれたり、
関わり続けてくれることが、わかば議会に最も望むもので、
成果になることだと考えています。
■
市の予算(税金)を使う以上、市議会議員として、
アイデアの内容も事業単体の成果もしっかり見ますが、
アイデアや成果がしっかりしていても、
そこに「若者」が主体的に関われていなければ、
「わかば議会」がやる意味はないですし、
逆に、アイデアや成果が結果として拙くとも、
そこに「若者」がしっかりと主体的に関われており、
ひいては未来の豊橋市や市政に繋がる、
彼らの学びや経験(ときに小さな失敗も含む)が
あるのであれば、それは二重丸と思います。
もちろん、各事業の予算額次第でもありますが。
では!