豊橋市議の長坂です。
期日前投票所(豊橋市役所)の混雑状況が見られます。
https://www.sensorsandworks.net/ezo68ow1/

さて、地元では一昨年の参議院議員選挙に立候補された山本左近さんが、東海ブロック比例代表の候補者となり、多少のサプライズとなっています。

しかしながら、名簿順位31位の山本左近さんが当選されるのは相当厳しいのが実情です。
そのあたりを含め、衆議院議員選挙における比例代表制度について、記します。



まず、一昨年もあった参議院選挙と衆議院議員選挙の比例の大きな違いの一つは、
参議院選挙では全国単位に対し、今回の衆議院議員選挙はエリア(ブロック)別、となっている点です。

そのため、東京民がどれだけ比例で「自民」と書いても、
東海ブロックの比例候補である山本左近さんの当選には結びつきませんし、
東海民がどれだけ「れいわ」と書いても、東京ブロックの山本太郎さんの当選には繋がりません。

では比例の当選者がどのように決まるかというと、
東海ブロックであれば定数21が政党別に議席数振り分けれられます。

このとき「ドント式」と呼ばれる方法で議席数が決まります。
少し複雑なので割愛しますが、東海ブロックの場合ざっくり30万票で1議席です。

10月21日~22日の新聞(読売・毎日・日経)の情勢報道によると、だいたい、
  • 自民:8~9
  • 公明:2~3
  • 立憲:6~7
  • 共産:1~2
  • 国民:0~1
  • 維新:1~2
  • れいわ:0~
となっています。



この政党別の議席を「誰が」獲得するかを決めるのが「名簿順位」です。
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2021yc_YC87XXXXXX000/ 
(読売新聞サイトが一覧性あり見やすかったため掲載)

「名簿順位」とは、各政党が候補者に事前に順位付けをして、その順で当選者を確定させるものです。
そして、ご覧いただくとわかるように、例えば1番上の国民民主党であれば、4人全員が「1位」となっているように、複数人が同じ順位になっているのが多数あります。

この方たちは、小選挙区でも立候補している「重複(立候補)」と言い、
小選挙区で落選した場合に、比例区での当選を待つ方々です。
比例区で当選することを「比例復活」と言います。

同じ順位の方々がどのように順位が決まるかというと、
小選挙区で「どれだけギリギリで負けた」かで決まります。
これを「惜敗率」と言います。

当選者が10万票で当選し、8万票で落選したら惜敗率は8万票/10万票≒80%
と計算し、この惜敗率が高い順に当選します。

このあたりは前回2017年の選挙結果ページを見ると、わかりやすく思われます。
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/kaihyou/yc87.html 



説明が長くなりましたが、今回豊橋を含む愛知15区で立候補されている、
菅谷竜候補(れいわ)・関健一郎候補(立憲)・根本幸典候補(自民)※届出順
は、御三方とも比例でも重複立候補されています。

そのため、この御三方に「どうしても当選してほしい」という方は、
比例での当選確率も上げるため、投票の際は、

(小選挙区)⇒(比例区)
 菅谷 ⇒ れいわ
 関 ⇒ 立憲
 根本 ⇒ 自民

と書くのがよろしく思われます。

比例では、れいわ・立憲・自民、以外の政党を書きたいという方、
もし書いたら、どの方の当選に繋がりそうなのか・・・

長くなりましたので、この記事はこのあたりで。

(すぐ知りたい方は参考情報として下記をご紹介します)
https://note.com/miraisyakai/ 

では!

(追記)
続き書きました。