豊橋市議の長坂です。
ワクチンを語る詐欺的電話にご注意お願いします。

さて、豊橋市のワクチン接種体制について、ご質問をいただきました。

1月28日の豊橋市議会(臨時会)で、ワクチンに関する予算審議がありました。
てっきりその翌日に報じられているかと思いきや、ネット記事を見つけられませんでした。

そこで、臨時会での豊橋市の答弁や、全国的に報じられていることなどから、少しご説明をいたします。



まず、豊橋市のワクチン接種は「個別接種」を軸に検討をしていること、
1月28日の議会で答弁ありました。

一般的に「個別接種」とは、市民おひとりお一人が、かかりつけ医などの医療機関に行き、そこで接種をしてもらう形式です。

別に、報道などで「集団接種」という言葉を耳にされている方もいらっしゃると思います。
これは医療機関でなく、体育館や市民館などの施設(主には公共施設)に医療従事者に来てもらい、その地域の方々などに「集団」で接種をしてもらう形式です。

ぼくを含め、ある一定年齢以上の方は、小学生のときなど学校(体育館など)で、インフルエンザなどの予防接種を受けた経験があると思われます。あれも集団接種です。



「個別接種」のメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
  • 市民ひとりひとりが、かかりつけ医を含め、ある程度自由に、医療機関を選ぶことができる。
  • 接種に行くタイミングも、自分の都合で決められやすい。
  • 自分のことをよく知っている「かかりつけ医」の接種を受けることができる。
  • そのため、万が一、副反応が起きたときでも、より迅速・適切な対応ができる。
また、今回の新型コロナのワクチン接種については、
まず行政(市役所)から該当者(高齢者から順次)に「クーポン」が届きます。

その「クーポン」を持って、医療機関に行き※ワクチンを打ってもらうことになります。
(※インフルエンザ予防接種と同じように、医療機関によっては要予約になる可能性も想定されます)

費用の自己負担はありません(全額、国の負担となっています)。

そして、今回のワクチンは「2回接種」のため、一定期間を開けて、再度同じ医療機関で接種を受ける。こんな感じです。



また、ワクチン(ファイザー社製)は、超低温での保管が必要です。

しかし、下記の厚労省資料の通り「※ワクチン解凍後は、2℃-8℃で最大5日の保管が可能」であるため、個々の医療機関に特別な設備(超低温冷凍庫)がなくても保存と個別接種が可能です。
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https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15608.html (資料3より)



そして、時期について。
これは現時点で未定です。

高齢者の接種開始が早くても4月1日以降、と河野大臣が先日に表明されました。


最後に、個別接種の体制確立にご協力くださる、
豊橋市内の医療機関と従事者のみなさま、本当にありがとうございます。

では!