豊橋市議の長坂です。
今週、新たに2名の方がお亡くなりになりました、お悔やみ申し上げます。
(豊橋市で5、6例目)

さて、高齢者施設でもクラスターが認められました。
最新の12月26日報では、21例の陽性が豊橋市役所から公表されています。
201227_Scr201226
(PDF)https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/75571/★(103報)1226患者の発生について(399-419例目).pdf

これで豊橋市のクラスターは、
8月の飲食店(22例目~)、10月のPUB(84例目~)、11月の飲食店(122例目~)、
12月の医療機関(329例目~)に続く、5例目となります。

4例目の医療機関についても、豊橋市役所の12月24日報にて、
累計の陽性確認が21例と公表されています。
201227_Scr201224
(PDF)https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/75571/corona_388-393.pdf

12月22付の拙ブログにも記したように、この医療機関は豊橋市民病院ではないとのことです。
また、施設の公表に関する豊橋市の考え方についても記したため、再掲します。
豊橋市で発生している病院クラスターは、豊橋市民病院ではないようです。
12月21日付の東愛知新聞に、次のような記載がありました。

『市は病院名を公表していないが、市民病院以外の医療機関であることは認めている。』

また「豊橋市は公表しないのか」というお声も度々お聞きしています。

私が過去(今回のクラスター発生前)に、市役所から聞いた話では、
公表するのは、接触者が特定できず追えない場合など、ということです。
(豊橋市の公共施設での発生はクラスターでなくとも、市が保健所としてでなく、
 設置者・管理者として公表するものと思われます、アクアリーナのように。)

そのため、今回の病院クラスターは市内4件目となりますが、
豊橋市が施設名を公表したのは、PUBクラスターのみです。

逆に言えば、現在、病院クラスターについては、豊橋市(保健所)で、
接触者が把握できている、ということです。
http://nagasakanaoto.blog.jp/201222.html


これまで新型コロナウイルスの「第3波」、
今週に豊橋で陽性が339名に、年初来の累計は420となりました。

過去の集計はこちらです。
[訂正あり] 新型コロナ「第3波」豊橋の陽性100名に、クラスターも。陽性率や10万人あたりなど集計しました。
http://nagasakanaoto.blog.jp/201115.html 

新型コロナ10万人あたり罹患率など、豊橋市の推移まとめ。関連情報いろいろ。
http://nagasakanaoto.blog.jp/201129.html 

豊橋の新型コロナ「第3波」200人超え、累計も300人が目前。
http://nagasakanaoto.blog.jp/201206.html 

豊橋の新型コロナ「第3波」240名、累計321名。感染症病棟を豊橋市民病院に新設へ(但し2023年度)
http://nagasakanaoto.blog.jp/201213.html 

豊橋の新型コロナ「第3波」死亡確認2例、新たなクラスターも。 
http://nagasakanaoto.blog.jp/201220.html 
1週間が経ったので、先週(12/20)分からグラフを更新しました。

まず集計表です。
前回同様「主な症状」や「接触」等など含め、情報は全て発表時のものです。
201227_01
過去2週間分(12/14-12/27)のみ掲載しています。
それより前のものは、上記の過去ブログにあります。

※もし転記ミス等がございましたら、随時訂正しますので、ご教授いただければ幸いです。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/41805.htm 

今週新たに5例以上がつながった感染は次の通りです。
  • 12月16日 329例目関連(前述の医療機関クラスター)
  • 12月19日 347例目関連(前述の高齢者施設クラスター)


豊橋市の陽性者数の推移、
1週間単位で人口10万人あたりの数字(いわゆる罹患率)です。
(豊橋市人口は、平成27年国勢調査374,765人を元に算出)
201227_02
全国的な急拡大と同様、クラスター発生もあり、豊橋市も大きく上昇しました。

参考に、NHKによる都道府県別の数字です。
201227_184841
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/ 
豊橋は12・13番目の奈良県や北海道と同水準です。



続いて、陽性者の内訳です。
201227_03
確認として、青線の「過去7日間計」は1つめグラフと同じ波形です。

先週に比べ、
  • 主症状ある方の数(赤線)
  • 40歳以上の方(緑線)
が大きく増加、特に後者は高齢者施設クラスターの影響が大きいです。

また「経路不明者と推定できる過去接触の記載ない方(紫線)」
は、横ばいとなりました。

同じ項目の、週ごとの人数と割合です。
201227_04
割合(%)で見ると「過去接触なし」が減っています。
これは、感染経路が特定されているクラスターの件数が多いことが大きな理由と思われます。



そして、最近ニュース等でよく報じられるようになった重症者等の数です。
201220_yousei_1217
201227_yousei_12.25
https://www.city.toyohashi.lg.jp/42057.htm 
上段が1週間前の12月17日(木)、
現在、市サイトに掲載されているのは3日前の12月24日(木)現在です。
1週間前(12/17)と比較すると、
  • 療養:54人⇒69人
  • うち、入院中:12人(重症2人)⇒31人(重症1人)
  • うち、宿泊療養:2人⇒3人
  • うち、自宅療養:37人⇒35人
入院中の数が大きく増え、それに伴い、療養の人数も増えました。

また、こちらは12月24日(木)時点であるため、
25日にも陽性10例が公表された高齢者施設クラスターの方々の動向で、
今後どうなるのか懸念されます。



新たなクラスターの発生もあり、今週、豊橋市でも更に悪化しています。
改めて、引き続きの感染症対策へのご協力、お願い申し上げます。

豊橋市では、今月新たに「コロナ禍からみんなで豊橋のまちを守る条例」を制定しました。
必要時には「豊橋市新型コロナウイルス感染症対策本部」を置くことになっており、通常、対策本部長には市長が就くはずです。

しかし、浅井新市長が今週(12/21)より一足早く休みを取り、市外の病院に目の持病の治療のため入院をされ、危機管理体制が懸念されます。
第5条 市長は、新型コロナウイルス感染症に係る施策の実施のために必要があると認めるときは、豊橋市新型コロナウイルス感染症対策本部(以下「対策本部」という。)を置くことができる
(PDF)https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/81359/covid19-ordinance.pdf

最後に、そんな浅井新市長が、12月16日付で出された
年末年始を迎えるにあたっての新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のお願い
メッセージを、前週に続き再掲します。
年末年始を迎えるにあたっての新型コロナウイルス感染症の感染防止対策のお願い
(令和2年12月16日)

 新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなか、これから年末年始を迎え、人々の移動がさらに活発となり、感染リスクが高まります。
 第3波の拡大を防ぐため、市民・事業者の皆様には、改めまして感染防止対策の徹底へのご協力をお願いいたします。

1 感染症防止対策の徹底について
(1)人と人との距離の確保・マスクの着用・手指消毒・大声での会話の自粛など、「基本的な感染防止対策」を徹底してください。
(2)「体調の悪い方」は、帰省や旅行、会食等への参加を控えてください。
(3)会食等においては、大人数や長時間の飲食を避けるようお願いします。
(4)冬期であっても換気の徹底(窓を少し開け、室温は18℃以上を目安)や適度な保湿(湿度40%以上を目安)をお願いします。
(5)「豊橋市新型コロナ通知システム」や国の接触確認アプリ(COCOA)の積極的な活用をお願いします。

特に、年末年始を迎えるにあたっては、
◯忘年会・新年会
 忘年会・新年会では、なるべく普段から一緒にいる人と少人数で開催するなど、「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」をお願いします。

◯初詣・カウントダウンイベントなど
 初詣等においては、混雑する時期を避け、境内での三密や、参拝後の混雑をできる限り避けるなど、感染防止策の徹底にご協力ください。

◯年末年始の帰省
 帰省する場合には、基本的な感染防止策の徹底とともに、特に大人数の会食を控えるなど、高齢者等への感染につながらないようご留意ください。また、年末年始の休暇を分散して取得するなど、混雑する時期を避けた帰省をご検討ください。

2 感染拡大防止ガイドライン等の徹底について
(1)施設や店舗等において、業種別の感染拡大防止ガイドライン等を遵守し、感染防止対策を徹底してください。
(2)利用者は、会食等の際、「安全・安心宣言施設」ステッカー等が掲示された感染症対策が万全な施設を利用しましょう。

3 その他
(1)発熱等の症状がある方は、必ずかかりつけ医に電話で相談した上で受診してください。年末年始で、かかりつけ医が休診の場合には、豊橋市休日夜間急病診療所(0532-48-1110)をご利用ください。
(2)新型コロナウイルス感染症の患者や家族、関係者、医療従事者等への不当な差別的取扱い、誹謗中傷、プライバシーの侵害等をしないよう、格段の配慮をお願いします。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/80728.htm
では。