豊橋市議の長坂です。
市職員のご苦労が忍ばれます。

さて、市長選挙後はじめての一般質問が、豊橋市議会で開催されました。
初日は、3人以上の議員グループ(交渉会派)が代表質問されました。

具体的には、先の豊橋市長選挙で現職(当時)の佐原氏を応援していた、
自民党豊橋市議団(20名)、公明党豊橋市議団(5名)、

新市長となられた浅井氏を応援していた、
旧民主系のまちフォーラム(4名)、共産党豊橋市議団(3名)です。

各代表者の質問見出し(通告)は下記の市議会サイトに記載あります。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/9872.htm

それぞれが浅井新市長にどのような姿勢で臨むかが、一番の見どころでした。
以下は、長坂主観による雑感です。



自民党(豊田議員)
かなりバチバチな印象。

当たり前ですが、前議長で豊橋市議4期目(14年目)である豊田市議と、
浅井新市長との市政や地方自治に関する知識量の差が露呈。

浅井新市長は、今後の議会運営を見据えると、
市議会で過半数を得る自民党の協力なくして、公約などの実現は困難であるため、
市長選時の発言などについて苦しい釈明だけでなく、素直に謝った方がよいのでないか。


公明党(沢田議員)
穏便な様子。

もっといろいろと攻めるかと思いきや、全体としては穏やかな様子。
公明党5名のうち、今回一般質問されるのは、沢田議員ともうお一方のみ、
(自民党は20名中、異例の17名が質問)
今後、浅井新市政に協調路線になっていくのか、どうなのでしょう。


まちフォーラム(星野議員)
当たり前ですが、協調路線。

全体として総論的な話で、せっかくだからもっと個別施策に踏み込んでいただきたかった。
市議会は市長(市政)に対し発言する場であるが、議員に対し牽制するような発言も。


共産党(斎藤議員)
深い議論にはならず。

「自主的に支援はしましたが、市長与党はならない」と表明しており、
先に議決された期末手当関連の議案については、佐原市政時と変わらない姿勢を貫かれていたので、
論戦を期待していましたが、ほぼ全てのテーマに浅井市長の1回目の答弁で終わり。
せめて、共産党が反対を続けている「設楽ダム」については、もっと質問をお聞きしたかった。



今後の見どころは、やはり自民党がどのような対応をするか、
浅井市長が公約実現のため、どこまで自民党に歩み寄るか、です。

本議会(12月定例会)に出ている議案は、
長坂の見立てでは、浅井新市長の独自色が滲むものは見当たらないため、
自民党が反対して、廃案になるようなものはないでしょう。

しかし次の3月定例会には新年度(令和3年度)の予算案が提出され、
この中には浅井氏の目玉公約であった「小学校給食費の無償化」などが含まれることが予想されます。

このときまでに、自民党がどのような対応となるのか、
具体的には賛成するのか、反対するのか、賛否の議員が割れるのか、
関心を高く持って、注視しております。



市議会は明日(12/8)以降も続きます。
ぜひご関心いただければ幸いです。
コロナ収束後の学校・イベントのあり方、浅井新市長が公約を守る認識など、12月9日(水)10時半頃より市議会で質問
http://nagasakanaoto.blog.jp/201202.html 

自民党ベテラン勢も浅井新市長の初議会に向けて(略(気になる質問・前半戦)
http://nagasakanaoto.blog.jp/201203.html 

パートナーシップ制度、豊橋ではどうなる!?(気になる質問・後半戦)
http://nagasakanaoto.blog.jp/201204.html 
では!