豊橋市議の長坂です。
最近、不思議アカウントをよく見ます。

さて、ツイッターで掲載された「あたしなりに、豊橋市のユニチカ跡地問題をわかりやすく、漫画で解説してみた」というイラストに気になる記述がありました。
現在、市道の拡幅工事が進んでいます。
何と市長は、この道路工事があることを知りながら、その土地を購入し、わざと家の建物がかかるように建設。
その結果、市長は、豊橋市から約6800万円もの買い上げ代金を手に入れることになるようです。
まず、
「この道路工事があることを知りながら、その土地を購入」までは事実※と判断できますが、
「わざと家の建物がかかるように建設」までは、わかりかねます。

※事業者に説明義務があるため(宅建業法35条1項2号、宅建業法施行例3条1号)。

そして、この「約6800万円」には驚きです。
というのも、私が3月の市議会(予算特別委員会)で聞き得た数字から大きく離れています。
◆長坂尚登委員
(略)続いて、267ページ、1項3目幹線道路整備費、説明欄2の(1)弥生町線整備事業費についてお聞きします。
(略)(イ)用地費、面積1,573平方メートルについて、こちら件数と予算額、(ウ)補償費、建物等について、件数と予算額をお聞きいたします。

◎道路建設課長
(略)(イ)用地費の件数は19件で予算額は1億4,860万円、(ウ)補償費の件数は10件で予算額は1億4,370万円でございます。
ここに佐原邸が含まれているかどうかはわかりませんが、平均では、
  • (イ)用地費:782万円/件(9.4万円/平米)
  • (ウ)補償費:1437万円/件
ここから私は、用地費+補償費で1000万円~2500万円の範囲ほどかと思っていました。
しかし、イラストの「約6800万円」とは大きな開きがあります。

この数字が事実に大きく反するのであれば、佐原氏は自身の名誉のためにも、きちんと反論すべきです。
何も言わなければ、この数字が「正しい数字」だと思われてしまいます。



上記ツイートのように、こちらの数字の元を、投稿者に確認していますが、今のところ反応はありません。

そして、このイラストは、他の政治団体による文書と同じ箇所を間違えています。
どちらかがどちらかを参考にした、または、それぞれが同じ情報を元に作文されたことなどが想像できます。



いずれにしても、豊橋市長選挙も、もうそこまで迫っています。
曖昧な情報、うわさや思い込みを拠り所としない、正々堂々とした論戦が聞きたいですが、もうそのような機会はないのでしょうか。

では!

(追記)
元豊橋市議がTwitterにて、
先日、市の関係者から「佐原市長の自宅が道路建設予定地に架かっているので立ち退き費用を6800万円、市が支払った」との事
との投稿。
市からの説明による私の認識では、少なくとも支払い時期は更地になった後、と聞いております。

ではでは。