豊橋市議の長坂です。
「全力」が気になります。

さて、豊橋市長選挙に関して動きがありました。
豊橋市長選挙への対応について

 2020年10月4日
 日本共産党東三地区委員会
 地区委員長 斎藤 啓

 11月16日の任期満了に伴う豊橋市長選挙(1日告示8日投票)において、日本共産党東三地区委員会は党の独自候補は擁立せず、すでに立候補を表明している県議会議員の浅井よしたか氏への、独自の支援を決定した。

 日本共産党東三地区委員会は、現在の佐原光一市長が、市民と議会を軽視し、独断専行の市政をしき、市民負担増を続けてきた、との評価をしている。そのことは、ユニチカ跡地への対応や、新アリーナ計画のとん挫、イマージョン教育の推進、公共施設使用料値上げや、高齢者向け電車・バス、タクシー乗車券への所得制限導入などの、市の施策に表れている。

 そうしたことを踏まえ、日本共産党は市長選挙への対応として①現在の市長の姿勢は認めるわけにはいかず、無投票にはしないこと、②党の公認候補にはこだわらず、政策の共通性をもとに、広く共同の候補を推すことについても模索すること、という二点の立場をもって、対応することとしてきた。

 その後、浅井よしたか氏の3月の立候補表明と8月の政策発表を受け、党としてその中身について検討を行なった。浅井氏は、佐原市長の3期12年は、ユニチカ跡地への対応など議会を軽視した市政運営を続けていることを指摘しており「市民の声にしっかりと耳を傾ける市政運営を行う」立場をとると表明していることを、確認した。ほかにも、浅井氏が掲げる政策の中に、給食費の無料制度の導入や、コミュニティバスの充実など、党として重視してきた政策と、重なるものがあることも確認した。

 以上のことから、日本共産党としての候補は立てず、浅井氏が立候補にあたり政党からの推薦・支持をうけないと表明していることも踏まえ、浅井氏の当選へ向けた独自の行動をとることを決定した。投票まで一か月余のたたかいとなるが、日本共産党として、豊橋市政の刷新をめざし全力を挙げるものである。 以上


浅井氏が表明していた政策にある「給食費無償化」や「学童の支援を充実」「国民健康保険の負担軽減」などは、豊橋市議会で共産党議員が度々取り上げていたテーマであるため、その政策から浅井氏の共産党への配慮を当初より感じていました。

また、共産党も4年前の豊橋市長選挙の立候補予定者説明会では、候補者が明らかでない状態で、陣営の参加がありました。今回は説明会に陣営の姿すらなかったようで、立候補の見送りという「消極的な形での支援」は、予想していました。

しかし、このような形で「表明」までされるとは思わず、「全力を挙げる」など共産党の並々ならぬ意思が感じられます。

「独自の支援」とは言え、もしこれで浅井氏が当選したら、豊橋市政における共産党の影響力が強まるのは、当然のことです。

今回の共産党による「独自の支援」とその表明が、多くの有権者、特に「無党派層」と言われる方々の投票行動に、どのような影響を及ぼすのか、とても気になります。

では!