豊橋市議の長坂です。
言ったことを守るのは大変です。

さて、まずはお願いです。
佐原市長に関して、以下の情報を求めています。
(理由は後述してあります。)
  • 8月8日(土)~16日(日)の豊橋市外への外出
  • 豊橋市で82日ぶりに新型コロナウイルス患者が発生した7月16日以降、3人以上での会食、宴会等への参加や立ち寄り
  • 自治会に対する選挙運動や政治活動への協力等の求め。選挙の推薦依頼や、自治会を通じての後援会入会やリーフレット配付の依頼など、選挙運動や政治活動の手伝いなど。
既にいただいている情報もありますが、情報は多い方がありがたいです。
議会での質問に役立てるため、ご協力お願いいたします。

各種SNSでの情報ご提供はもちろん、
下記に情報提供フォーム(匿名も可)を作成しましたので、
気軽に情報をお寄せいただければ、と存じます。
https://docs.google.com/forms/



来週から、豊橋市議会(9月定例会)が開催されます。
抽選で、長坂の質問日時は、3日目の9月2日(水)3番目、となりました。
(3日間の全体では17番目です)

コロナ対応により、質問時間がひとり60分⇒40分に短縮されているため、
11時前後にスタートし、12時には終わる予定です。

市役所(市長)への、質問の事前通告は下記の通りです。

ユニチカ跡地住民訴訟の質問もしたかったのですが、多くの議員が質問を検討しており、内容もほとんど被りそうなため、今回やめました。ご期待くださった方、申し訳ございません。



1.過去12年間の豊橋市長選挙、及び、市長の活動に関する公職選挙法などの法令違反のおそれの実態について 
(1)市長又は市長候補(予定)者やその関連団体に対する、法令違反のおそれからの連絡の事例について

(2)市長又は市長候補(予定)者やその関連団体に関する法令違反のおそれから、警察との連絡があった事例について


2.佐原市長の公約違反と公約を守る認識について 
(1)12年前のマニフェストにある「市長の多選禁止(三選以内)」を現時点までに実現せず、公約を守っていないことに対する佐原市長の認識について

(2)これまでに示された、いわゆる公約(マニフェスト、約束、政策、提言等)を守る意識が、佐原市長にあるのかどうかについて
佐原市長は既に、公約に反して4期目の立候補を表明しています。
また、新たな「政策・公約」も示しています。
https://saharakoichi.jp/policy/ 

12年前のマニフェストは、本記事の最後に添付します。
市長の多選禁止(三選以内)」は、7枚目(下から2枚目)下の方に記載あります。



3.コロナ禍における、佐原市長の行動について
(1)2020年8月8日(土)から16日(日)までの期間における豊橋市外への外出と、その内容・理由・目的などについて

(2)豊橋市で82日ぶりの患者が発生した2020年7月16日以降、3人以上での会食、宴会等への参加・出席・立ち寄り状況について
佐原市長は、愛知県の緊急事態宣言に併せて、お盆休み中の帰省や旅行について、豊橋市内⇔市外、の移動自粛などをお願いする、非常に厳しいメッセージを発信しました。
豊橋市長、日本一厳しい?帰省・旅行の自粛お願いを、初のクラスター&県緊急事態宣言の日に発信。
http://nagasakanaoto.blog.jp/200808.html 
1.不要不急の移動自粛について
(1)お盆休みの期間中における帰省や旅行を自粛(市内から市外へ、また市外から市内への双方向の自粛) (略)

2.不要不急の行動自粛について
(1)会合、会食、カラオケなどにおける3密の回避
(2)多人数での会食、宴会などの自粛

https://www.city.toyohashi.lg.jp/41988.htm
感染症対策に協力的な市民方々ほど、市長のこのメッセージを真摯に受け止め、誠実な対応・行動の自粛をされてくださったことと思います。一方で、非常に動きづらい夏を過ごされました。

もちろん、市長におかれても、自身のメッセージですから、遵守されるのが当然と思われます。
もし万が一、反するような情報がごさいましたら、教えていただければ幸いです。

(再掲)情報ご提供フォーム
https://docs.google.com/forms/ 



4.「弁士 自由民主党 党友 豊橋市長 佐原光一」と記載ある演説会のポスターと、党友として党の目的達成に対する佐原市長の認識と協力について 
(1) 「党友」としての自由民主党の目的達成への協力に関し、党の理念や綱領等に対する佐原市長の認識と、市政を通じたこれまで及びこれからの協力について
最近、市中に佐原市長と地元愛知15区(田原市・豊橋市)の根本国会議員のポスターが増えています。
こちらには「弁士 自由民主党 党友 豊橋市長 佐原光一」と記載あります。

自由民主党の党則には、「党友」について、次のように記されています。
第73条 本党の目的達成に協力する者をもって、党友とすることができる。
そして「本党の目的」については、同じく党則で、
第2条 本党は、党の理念、綱領及び政策を実現することを目的とする。
自由民主党は、「党是」である憲法改正をはじめ、様々な理念や綱領などを掲げています。
これらについて佐原市長の認識と、市政を通じてこれまで、そしてこれからどのような協力をされていくのか、佐原市長の政治姿勢をお聞きしたく存じます。

(参考)自由民主党「党則」「立党宣言・綱領」
https://www.jimin.jp/aboutus/organization/ 
https://www.jimin.jp/aboutus/declaration/ 

余談ですが、ポスターの演説会は、会場が「佐原光一後援会事務所(豊橋市花園町26-3)」と記されています。

現場も直接見ましたが、3密の回避を踏まえると、多くの市民が入れる会場に思われず、ポスターの露出量と比べて、会場の小ささが気になります。

演説会の日時は「令和2年11月30日(月)18:30-19:30」と記されています。



5.「自治会活動の手引き」と、自治会への選挙運動・政治活動について
(1) 現職市長の選挙運動や政治活動に関し、市長及び市長の支援者等が、自治会に、あるいは自治会を通じて、推薦や、後援会の入会・入会案内等の資料配布、選挙運動や政治活動への協力、を求めることについて
ア. 「自治会活動の手引き」を踏まえて、協力等を求めることの適切さの認識について
「自治会活動の手引き」には、次のように記されています。
(2)選挙運動、神社祭礼行事と自治会活動
自治会には、思想、信条を異にする住民が加入していますので、特定候補に対する選挙運動や神社祭礼行事などに自治会の名前で関わることは、好ましくありません。このことから、事業計画や事業報告には政治的活動や祭礼行事(神社、寺院等が関係するもの)を掲載するべきではありません。(26ページより)
11.自治会活動で生じる問題
(1)政治・選挙との関係
自治会(町・校区)が、特定の政党や候補者などを推薦すること自体は、公職選挙法に違反するものではありません。しかし、自治会が政治活動や特定の候補者を推薦するなどの行為は、その地域住民の合意形成が難しく、推薦に同意できない会員から批判や異議が唱えられて問題に発展するおそれがありますし、自治会と行政の日頃の密接な関係からも十分注意をする必要があります。会員に対して、自治会が推薦した候補者に投票するよう強要したり、特定の候補者の後援会などへの協力を強制したりすることはできません。また、政治家や候補者などが、選挙区内の人にお金や物を贈ること(例えば自治会の運動会、集会、旅行、お祭りなどへの寸志や飲食物の差入れなど)は、寄付行為にあたり法律で禁止されていますし、有権者から政治家や候補者などに対して寄付を要求することも禁止されています。
(32ページより)
自治会活動の手引きの印刷発行者は、豊橋市自治連合会(事務局:豊橋市市民協働推進課内)であり、市の職員が職務として、事務局を担っています。

このような手引きがあるため、
「好ましくない」「問題に発展するおそれ」
ことへの発展を誘発するかもしれない、協力などの求めを、現職市長自身の選挙運動や政治活動に関して行うことは、控えられるべきと感じられます。

本件については、市民の方から、実際にそのようなことがあったというご意見(苦情と捉えています)もいただいています。

最近、このような活動が活発になっている気配も感じています。
もし、このような「自治会活動の手引き」に照らして相応しくない出来事などがございましたら、情報のご提供をいただければと存じます。

(再掲)情報ご提供フォーム
https://docs.google.com/forms/ 

(ご参考)自治体活動の手引き
http://www.toyohashijichiren.jp/guide.html 



佐原市長がどこまでこれらの質問に誠実にお答えいただけるのか、
今後の市政運営を考えるにあたり、少しでもみなさまの検討材料になれば幸いです。

では!

(ご参考)佐原氏の12年前のマニフェスト(赤下線は筆者)
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