豊橋市議の長坂です。
駅に立っていても、ご反応いただくのは嬉しいことです。
さて、こちらの記事に予想以上の反響をいただいています。
ただ、私として先のブログは、お店の方に向けてと言うより、
「お店を応援したい」という市民・消費者の方を意識して書きました。具体的に言えば、
「応援したい」と、お世話になっているお店や好きなお店でこのチケットを使い、ご本人は応援されているつもりが、店主は苦笑い、
という市民とお店の双方にとって、悲しいミスコミュニケーションを、
できるだけ未然に防げれば、と書かせていただきました。
https://www.neophoenix.jp/toyohashi-yellticket/
サイトには、
「豊橋のお店をみんなで応援!」と並んで、
「地域の皆様をお店が応援!」と記載あります。
ですから、お店からの応援(プレミアム分の負担)をありがたくお受けし、
賢くお得に買い物をされることは、どんどん進めていただきたく存じます。
お店が行うセールやキャンペーンと同じように、この「エールチケット」に参加されることは、
それぞれのお店が経営判断や「地域や市民を応援したい」との思いで、決められたことですので、
そのご判断や思いは、尊重すべきものと考えています。
■
一方、「お店を応援したい」けれど、チケットを使った方がいいか、わからない、悩む。
という方に、ひとつの目安になれれば、と調べてみました。
具体的には、
それはお店の粗利率(売上高総利益率)によります。
粗利とは、売上から変動費(商品の仕入れ原価など)を引いた金額です。
その粗利を売上で割ったもの、「粗利/売上」が粗利率となります。
お店の利益は、そこから更に固定費(人件費、家賃、広告費、光熱費など)を引いた額になりますので、粗利=お店の利益、ではないことに、ご留意くださいませ。
粗利率はお店ごとにも違いがありますが、それ以上に業種ごとで大きな違いがあります。
粗利率と「チケット6,000円分」または「現金5,000円分」で、お店が得られる粗利は次の通りです。
(チケットを使った場合の粗利は、お店負担分の750円を引いています)
粗利率が75%を越えると、チケットを使った方がお店の粗利が大きくなります。
具体的には、変動費(消耗品)などが少ない、エステや美容・理容などです。
逆に粗利率の低い、食料品やお洋服屋さんなどの小売店では6,000円分のチケットよりも、
現金5,000円でお買物をされた方が、よりお店の応援に繋がります。
■
もう事業がスタートしてしまいましたが、同じ豊橋市によるプレミアム負担分の予算2500万円でも、
チケット額面を5,500円とし、お店のプレミアム負担はゼロ・事業費負担250円としていれば、このように変わります。
一般飲食店でも、チケットを使った方がお店の利益に繋がります。
また、小売店でも現金とチケットの差はかなり小さくなります。
プレミアム分は小さくなりますが、お店は負担が減るため参加しやすくなり、
結果としてチケットが使えるお店の選択肢は増えたかもしれません。
また、これは私見ですが、プレミアム率10%の額面5,500円チケットでも、5万セットであれば、参加店の拡大効果と合わせて、売り切ることはできたのでないかと考えています。
■
既にチケット販売はスタートしているため、もう売り切れてしまっているかもしれませんが、
今後チケットを買われたり、使われたりする際のご参考になれば幸いです。
では!
(参考)小企業の経営指標調査|日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/n/findings/sme_findings2.html
駅に立っていても、ご反応いただくのは嬉しいことです。
さて、こちらの記事に予想以上の反響をいただいています。
三方痛み分けの「豊橋エールチケット」ご利用される方に知ってほしいこと。特にお店の方々より、大変ご好評をいただいています。
- 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/200725.html
ぼくがこのブログでお伝えしたいことは、次の1点のみです。
「あなたがこのチケットを使って、お店で6000円分の買い物をしても、お店が得られるお金は5250円」
ということです。
ただ、私として先のブログは、お店の方に向けてと言うより、
「お店を応援したい」という市民・消費者の方を意識して書きました。具体的に言えば、
「応援したい」と、お世話になっているお店や好きなお店でこのチケットを使い、ご本人は応援されているつもりが、店主は苦笑い、
という市民とお店の双方にとって、悲しいミスコミュニケーションを、
できるだけ未然に防げれば、と書かせていただきました。
https://www.neophoenix.jp/toyohashi-yellticket/
サイトには、
「豊橋のお店をみんなで応援!」と並んで、
「地域の皆様をお店が応援!」と記載あります。
ですから、お店からの応援(プレミアム分の負担)をありがたくお受けし、
賢くお得に買い物をされることは、どんどん進めていただきたく存じます。
お店が行うセールやキャンペーンと同じように、この「エールチケット」に参加されることは、
それぞれのお店が経営判断や「地域や市民を応援したい」との思いで、決められたことですので、
そのご判断や思いは、尊重すべきものと考えています。
■
一方、「お店を応援したい」けれど、チケットを使った方がいいか、わからない、悩む。
という方に、ひとつの目安になれれば、と調べてみました。
具体的には、
- 現金5,000円でチケットを買って6,000円分の買い物をするのと、
- そのまま現金5,000円で買い物をするのと、
それはお店の粗利率(売上高総利益率)によります。
粗利とは、売上から変動費(商品の仕入れ原価など)を引いた金額です。
その粗利を売上で割ったもの、「粗利/売上」が粗利率となります。
お店の利益は、そこから更に固定費(人件費、家賃、広告費、光熱費など)を引いた額になりますので、粗利=お店の利益、ではないことに、ご留意くださいませ。
粗利率はお店ごとにも違いがありますが、それ以上に業種ごとで大きな違いがあります。
粗利率と「チケット6,000円分」または「現金5,000円分」で、お店が得られる粗利は次の通りです。
(チケットを使った場合の粗利は、お店負担分の750円を引いています)
粗利率が75%を越えると、チケットを使った方がお店の粗利が大きくなります。
具体的には、変動費(消耗品)などが少ない、エステや美容・理容などです。
逆に粗利率の低い、食料品やお洋服屋さんなどの小売店では6,000円分のチケットよりも、
現金5,000円でお買物をされた方が、よりお店の応援に繋がります。
■
もう事業がスタートしてしまいましたが、同じ豊橋市によるプレミアム負担分の予算2500万円でも、
チケット額面を5,500円とし、お店のプレミアム負担はゼロ・事業費負担250円としていれば、このように変わります。
一般飲食店でも、チケットを使った方がお店の利益に繋がります。
また、小売店でも現金とチケットの差はかなり小さくなります。
プレミアム分は小さくなりますが、お店は負担が減るため参加しやすくなり、
結果としてチケットが使えるお店の選択肢は増えたかもしれません。
また、これは私見ですが、プレミアム率10%の額面5,500円チケットでも、5万セットであれば、参加店の拡大効果と合わせて、売り切ることはできたのでないかと考えています。
■
既にチケット販売はスタートしているため、もう売り切れてしまっているかもしれませんが、
今後チケットを買われたり、使われたりする際のご参考になれば幸いです。
では!
(参考)小企業の経営指標調査|日本政策金融公庫
https://www.jfc.go.jp/n/findings/sme_findings2.html