豊橋市議の長坂です。
豊橋市公式「特別定額給付金」ページこちらです。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/75857.htm

(下記が検索「豊橋 特別定額給付金」で一番上に出てきたURL...)
https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/75508.htm

※本ブログの日付は5月15日ですが、実際の更新は日付が変わってからです。



さて、今年の豊橋まつり中止が、主催する「豊橋まつり振興会」総会で決まりました。
伊勢湾台風以来の、両日中止です。
(記者会見資料)令和2年5月15日
第66回ええじゃないか豊橋まつりの開催中止について

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止をふまえ、地域及び参加者の安全確保のため、10/17(土)、18(日)開催予定の豊橋まつりは中止します。

開催中止の決定に至る経緯
 4/23(木)幹事会にて本年度の開催中止等について、役員会に報告することを決定。本日9時から役員会、10時から総会にて審議し、開催中止が決定した。

中止の理由・判断時期について
  • まつりの性質上、密閉、密集、密接を回避しながら例年どおりの開催は不可能である
  • 新型コロナウイルスの影響による経済活動の停滞により、企業等に協賛金を依頼することは困難である
  • 中止の決定が遅れることで協力団体等への影響や不要な経費の支出を抑えるため、5/15(金)の総会で中止を決定した
令和2年度豊橋まつり振興会予算
 新型コロナウイルス感染症の状況が好転した場合、豊橋まつりを縮小し、開催するための予算1,700万円を計上。※参考:令和元年度事業費約8,000万円


(参考資料)
開催中止の決定に至る詳細経緯
4/23(木)14時~
 豊橋まつり振興会幹事会で、本年度の豊橋まつりの開催について検討し、幹事会として、役員会に本年度の中止等について報告することを決定。

5/15(金)9時~
 豊橋まつり振興会役員会にて幹事会からの報告を受け、開催中止を検討。

5/15(金)10時~
 豊橋まつり振興会総会にて開催中止の議案が議決。

5/15(金)11時~
 豊橋まつり振興会会長佐原光一及び幹事会会長佐藤元英が記者会見実施。

令和2年度豊橋まつり振興会収支予算
 状況が好転した場合(政府の新型コロナウイルス感染症対策本部において、イベント等の自粛対応要請が解除された場合)、豊橋まつりを縮小し、開催するための予算を計上。
  • 事業費1,700万円 市補助金を5,200万円から1,200万円に減額。繰越金500万円を加えて1,700万円を予算として計上(令和元年度事業費約8,000万円)
  • まちの活力を取り戻すことをテーマとし、地域経済の活性化と豊橋まつりらしい踊りを中心としたまつりを実施予定

豊橋まつり中止等の歴史
 昭和21年(1946年)から毎年開催している豊橋市民祭を豊橋商工会議所が豊橋まつりに育てあげようとして、昭和28年(1953年)の招魂祭協賛行事としたことから始まった。豊橋まつりが2日間とも中止したのは過去2回(昭和28年、昭和34年)。今回は3回目。
  • 昭和28年(1953年)第1回開催予定の年。台風13号のため、催しは中止。昭和29年(1954年)から第1回として豊橋まつりが始まった。
  • 昭和34年(1959年)第5回開催予定の年。伊勢湾台風(9月20日発生~9月29日)により中止(東三河招魂祭は行われた)。第5回は翌年に開催。
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市の予算が4000万円削減。

そうは言っても1700万円。
「ええじゃないか豊橋映画祭」以上の予算ですので、まだできることはいろいろあるはずです。



一方、国による緊急事態宣言の解除に伴い、5月25日(月)(また26日(火))から、多くの公共施設が再開されます。
国の緊急事態宣言対象区域の解除に伴う公共施設の一部再開について
 愛知県に係る国の緊急事態宣言の対象地域の解除に伴い、現在休館している公共施設の一部について、感染症対策を徹底した上で、下記のとおり5月25日(月)(25日が休館日の施設は、26日)より再開いたします。

◯休館する施設について(令和2年5月15日時点)
(以下、PDFより)
  • 三密を防ぐための定員削減や、貸室については、1人につき4㎡以上を確保するなど、施設の規模や感染リスク等に応じて、入場制限を行います。
  • 趣味やサークル活動(カラオケ、コーラス、ダンス等)での施設利用は、当分の間、自粛をお願いします。
注 ○のついた施設については、5月25日が休館日のため、5月26日から開館します。

(略)

3.イベント等について
 当面の間、市等が主催するイベント等については、原則、中止又は延期としますが、今後、感染の収束状況を注視しつつ、市民生活への影響を勘案し、比較的少人数のイベント等感染リスクの低いものから開催できるよう検討していきます。
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https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/75276.htm 
図書館に関して、最近ブログで取り上げた「内山金子とその時代展」が6月23日まで再開(当初予定より延長)されるそうです。
5 イベント等の開催について
 当面の間、市等が主催する集客イベントは中止としますが、中断していた企画展示は再開します。
 〇「内山金子とその時代展」(中央図書館2階展示コーナーにて・6月23日まで)
http://www.library.toyohashi.aichi.jp/index.php?key=jo7y5awl3-379 


長くなりましたが、10万円(特別定額給付金)について。
給付状況が、豊橋市サイトに掲載されました。
現在の給付状況(令和2年5月15日現在)

給付済世帯数: 458
給付済額(円): 115,800,000
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https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/75857.htm 
豊橋市は5月14日(木)から振込(給付)が始まりました。
世帯数は161,383世帯(5月1日現在※)のため、現時点での世帯給付率は約0.3%。

※ https://www.city.toyohashi.lg.jp/8035.htm

豊橋市では、まだ郵送申請は始まっていないため、
全て5月1日から受付開始となったオンライン申請と思われます。

土日祝を除くと、5月15日までの平日は8日間、1日あたり57件、
・・・なんて事はさすがにないでしょう。

しかし、最速で考えても1日あたり458件かもしれません。
16万世帯に給付されるには、どれほどかかるのでしょうか・・・。



この状況は、豊橋市だけでないようです。

なんのための「オンライン申請」、
なんのための「マイナンバーカード」、という事態が発生しています。

具体的に言うと、オンライン申請は、
  • 自由記述が多い(入力ミスが増える)
  • システム的に、複数回送信ができてしまう(注!:複数回申請しても1回しかもらえません。それどころか、確認のため、振込が大幅に遅くなる可能性もあります)
  • 確認作業に、住民基本台帳と照合する必要がある。
そのため、確認に時間がかかり、首長がオンラインより郵送申請を呼びかける「本末転倒」な、状態が発生しています。

東京都より
郵送より遅い? 10万円給付「オンライン申請」の本末転倒 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20200514/k00/00m/040/118000c 

 11日までのオンライン申請が9000件を超えた東京都品川区では、オンライン申請された情報を職員がダウンロードし、住民基本台帳と照合して、申請者の氏名や生年月日などに誤りがないかを目で確認しているという。二重振り込みを防ぐため、給付を求める世帯員の住民票コードを手で入力し、振込口座情報は添付書類の画像と照合する。銀行名が旧名だったり文字間のスペースがなかったりすることも多く、一つ一つ修正しているという。確認作業には2人1組で計8~10人をあてているが、処理できるのは週1000件程度だという。臨機応変の判断が求められるため、誰もができる作業ではなく、人数を増やすのは難しい

 一方、21日から申請書を発送する予定の郵送申請では、紙の申請書に書かれた口座情報を手入力する必要はあるが、作業自体は単純なため、1日あたり約60人の職員を投入して週2万1000件を処理できる見込みだという。

兵庫県より
1人で15回の例も…10万円オンライン申請、不安で何度も手続き?|神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202005/0013341474.shtml 

(略)オンライン申請を巡り、同じ人が何度も申請できる仕様になっていることから、自治体の給付作業が難航している。重複申請は兵庫県の尼崎や西宮、宝塚市などで100件を超え、1人で15回申請した人も。仕組みそのものが分かりにくいこともあり、「郵送で申請を」と勧める自治体も出てきた。(略)

 総務省によると、誤った情報を入力した場合に修正するため、オンライン申請のシステムに回数制限は設けていないという。(略)

 同じ人物から重ねて申請された場合、自治体は「どの申請が正しいのか」を確かめなければならない。本人確認を含めて申請者と直接やりとりしなければならないが、「電話だと『詐欺ではないか』と不審がられるため、書面で問い合わせせざるを得ない」(伊丹市)といい、多くの自治体が確認文書を郵送する方針。

 こうした作業で、給付金の振り込みが郵送申請より遅れる恐れもあるという。

(略)川西市はホームページで「極力郵送による申請を」とし、神戸市の久元喜造市長も13日の会見で「感染リスクを避けるため、控えてほしい」と郵送での手続きを呼び掛けた

 総務省特別定額給付金室は「システム上、今から仕様を変えることはできず、重複状況は各自治体で確認してもらうしかない」と(略)
他にも、
10万円、何度も申請できちゃう?本末転倒のオンライン:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASN5F6FY3N5FUTIL02B.html 

 保坂展人区長は「人海戦術による突合(とつごう)(照合)で苦慮している。電子申請のほうが郵送申請の処理より何倍も手間がかかるという本末転倒の状態。自治体の現場をまったく踏まえない仕組みだ」と嘆く。

(略)担当者は「オンライン申請が増えるほど確認作業が増えて支給が遅れる。非効率な仕組みを押しつけられ、自治体の問題にされているのが悔しい」とこぼす。 
オンライン申請、品川区が11日までに9,000超、尼崎市が「12日時点で7575件」ということです。
マイナンバーカードの交付枚数※がそれぞれ、品川区76,695枚、尼崎市83,021枚です。

※総務省|マイナンバーカードの市区町村別交付枚数等について(令和2年3月1日現在)
(PDF)https://www.soumu.go.jp/main_content/000674166.pdf

豊橋市が44,249枚のため、同じくらいの割合で考えれば、豊橋市もオンライン申請が4〜5千件程度は来ていると思われます。
それに対し、振込はまだ458件です。

処理能力が、品川区の「週1000件程度」と同じ程度としても、オンライン申請だけでも1ヶ月前後かかることになります。



今後、出てきそうな課題として、オンラインと郵送を重複して申請(なかなか給付されないから、とか)への対応が想定されそうです。

また、郵送申請については、河野大臣がこんな呼びかけもしていました。

下記は総務省サイトの見本です(赤線・赤字は長坂追記)
200515s_img_post_step01
https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/apply/post.html 

お気をつけくださいませ。

先見ある自治体では、ここをチェックボックスから変更しているようです。
豊橋市は、そのままチェックボックスと思われます。
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https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/75857.htm (ポルトガル語に記入例より)
こんなページもあります。
特別(とくべつ)にもらえるお金(かね)(特別定額給付金(とくべつていがくきゅうふきん))について|豊橋市
https://www.city.toyohashi.lg.jp/42062.htm 
申請ミスや重複、くれぐれもご注意くださいませ!

では!