豊橋市議の長坂です。
スマホが「3密」を「3ヒソカ」と読みました。

※本ブログの日付は4月21日となっていますが、実際の更新は日付が変わってからです。

さて、まず先に自転車定期の延長から。

コロナ禍による休校措置等を受けて、生徒学生が有する、豊橋市営の駐輪場(豊橋市自転車等駐車場)の定期が1ヶ月延長されます。

具体的には対象施設は、下記の3つです。
  •  豊橋駅東口 自転車等駐車場
  •  豊橋駅西口 自転車等駐車場
  •  二川駅南口 自転車等駐車場
対象となる定期は、自転車の定期(学生)と、原付の定期についても下記に該当する学生は、定期延長の対象になります。
豊橋市自転車等駐車場定期利用券の有効期間の延長について

 新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえた4月10日付愛知県緊急事態宣言の発出に伴い、自転車等駐車場定期利用券の有効期間の延長を行います。

延長対象: 有効期間が2020年4月を含む定期利用券をお持ちの学生
 ※学校教育法に定める学校(中学校、高等学校、大学及び高等専門学校等)、大学校、専修学校(専門学校)の学生

受付期間: 休校措置の解除後から1月間を予定
 ※休校措置解除後は場内窓口の混雑が予想されますので、下校時など時間に余裕がある時間帯の手続きをお勧めします。定期利用券の有効期間が4月で満了する方も有効期間を延長しますので、慌てて手続きのために外出する必要はありません。

延長期間: 現在の有効期間から1月間を延長
 ※休校措置が更に延長された場合の取り扱いにつきましては、豊橋市ホームページ、自転車等駐車場ホームページ、自転車等駐車場内掲示等によりお知らせいたします。

受付場所: 定期利用の申込をされた自転車等駐車場管理室窓口

必要な物: 定期利用券、学生証(学生手帳)

その他:
 有効期間の延長手続き並びに今後、自転車等駐車場を利用する予定が無くなった方への解約・還付手続きにつきましては、下記の自転車等駐車場へ問い合わせください。

問合せ先:
 豊橋駅東口自転車等駐車場 電話 0532-56-5080
 豊橋駅西口自転車等駐車場 電話 0532-33-7071
 二川駅南口自転車等駐車場 電話 0532-41-4000
http://www.ivy-park.com/bicycle/toyohashi/index.html


また、本日17時半ころ、Yahoo!防災アプリや、豊橋ほっとメールを通じて、次の文章が配信されました。
自然災害発生時の感染症対策について(お願い)

 新型コロナウイルスの感染が拡大する今、指定避難所は3密(密集・密閉・密接)となる可能性があることから、指定避難所へ行く必要がなくなるよう、事前対策を進めましょう!
  1. 自宅の周りにどんな危険があるのかを再確認してください。
  2. 家の耐震診断・耐震改修や家具の固定をするなど、被災後も自宅で過ごせる環境づくりをしてください。
  3. 日ごろから親せき宅や友人宅への避難について話し合いをしておいてください。
  4. 備蓄食料については保存食に限らず、缶詰やレトルト食品など常に使う食料を使った分だけ購入するローリングストックをすすめましょう。
  5. 指定避難所へ避難する際はマスクの着用や消毒液を準備し、各自の感染症対策をお願いします。
なお、本市の取り組みについては、豊橋市ホームページでご確認ください。
防災危機管理課 0532-51-3116
200421_Scr_20200421 
「本市の取り組みについては、豊橋市ホームページでご確認ください」
とのことですので、確認してみると、更新されていました。
自宅での事前の備え
 避難所では不特定多数の人が集まり、3密の状態(密集・密閉・密接)となることや、ストレスから免疫力が低下することから、感染症の感染リスクが高くなります
 感染症への対策として、災害時に在宅避難(※)ができるよう事前に備えをしましょう。
 (※)在宅避難とは、自宅で避難生活を送ることです。

(略)

避難所での感染予防対策
発熱・咳等の症状がある避難者のスペース
 発熱、咳等の症状がある避難者には専用のスペースを設けます。

避難所の開設
 風水害の場合、基本的には第1指定避難所(校区・地区市民館)から開設しますが、避難者が3密とならないよう、避難状況に応じて第2指定避難所(小中学校等)も開設します。

除菌水噴霧器・体温計の設置
 避難所に除菌水噴霧射器、体温計を設置します。

間仕切り段ボールの設置
 避難所に、スペースを区切るための「間仕切り段ボール」を設置します。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/75515.htm

「啓発用チラシ」もありました。
200421_hinanzyo-tushin_01
一番はじめの Q&A に、
「まずは最寄りの第一避難所に逃げる準備をしてください!」
とあるものの、その後は、

「しかし、ご自宅での避難生活が可能である場合もあります。」
一番良いのは、指定避難所以外の避難宅を確保することです。」
避難所へ行かなくても済む準備を進めてください」

と明確に在宅避難の選択肢を示し、その準備を推奨しています。



表現こそまろやかで、キャラクターを使うことで和らげていますが、
ここから読み解けることは、豊橋市が避難所における感染症対策が万全でないことを認めたということです。
そしてその危険性を示し、事前準備の必要性を説いています。

私は現在の豊橋市の対応を評価します。

もちろん、避難所において万全の感染症対策がされることが一番です。
しかし今回、現時点においてはその至らなさを素直に認め、感染症リスクを示し、それを回避するための事前の準備を呼びかけました。

惜しむらくは、表現をマイルドにせず、もっとストレートに
「避難所の感染症対策は、現時点で万全でない」
と伝えた方がよかったのでは、と存じます。

今はまだ、避難所が必要となる自然災害は起きておらず、準備をする時間があります。
もちろん、目の前の事態への対応や、生活で手一杯という方々ばかりだというのも承知しております。

地震はいつ来るかわかりませんが、これから梅雨の長雨や台風により、大雨リスクの高まる季節となります。
それに先立つ5月は「水防月間」です(北海道は6月)。
先日、洪水ハザードマップも更新されました。

GWといっても不要不急の外出は憚られる昨今、もしお時間ございます方は、在宅避難の準備やご家庭での話し合いなどをされてみるのは、いかがでしょう。

自らの命を守るための行動は、不要不急に当たらないのではと思われます。

では!