豊橋市議の長坂です。
岐阜市のクラスター(集団感染)から、岐阜大病院が外来休止となりました。
さて、豊橋市サイト「市内での新型コロナウイルス感染者の発生について」が更新され、以下の文言が追記されました。
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豊橋市の感染者が含まれる、岐阜市が「クラスター(集団感染)」と判断した飲食店の関係者7名(客4名・従業員3名)について、発症のタイミングをまとめると次の通りです。
岐阜市 https://www.city.gifu.lg.jp/37495.htm
豊橋市 https://www.city.toyohashi.lg.jp/41805.htm
愛知県 https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/pressrelease-ncov2004022.html
この7名の中で、感染確認については岐阜市(4例目)が最初だったとは言え、発症時期に大きな差がないことから、この7名の中でどなたが最初の感染者かは現在、確定できていないと認識しています。
岐阜市(4例目)の発表(第3報)についても、
つまり極端には7分の1の確率で、豊橋市の感染者が一番最初の感染者である可能性も否定できず、且つ、その感染元が豊橋市内である可能性も(ゼロではないという意味で)ありえます。
それにも関わらず、豊橋市長が「市外での感染」と断定できるとしたら、次の2つの可能性が想定されます。
危機管理において、重要なのは情報公開と「最悪の想定」であると考えます。
前者であれば、情報公開が不足しています。
後者であれば、「最悪の想定」ができていません。
いずれにしても、佐原市長の危機管理能力・対応について、疑問を抱かざるを得ません。
情報公開に関しては、2月より90近くのPCR検査を実施していたにも関わらず、その旨が公表されていませんでした(少なくとも市議に情報提供はなく、長坂は公表を把握できていませんでした)。
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また、豊橋市の初感染者と同じ職場の方などについては、
「濃厚接触者については、全員に保健所より連絡を取り、自宅待機中です」
として検査の有無については、言及されていません
(言及していないということは、検査していない可能性が高いと判断されます)
もし検査をしているのであれば、初感染の報告より2日経った4月4日までに陰性であっても、公表すべき情報と思われます。
しかし、残念ながら、豊橋市長は根拠を示さないまま「市外での感染」と断定されています。
「市内で感染が拡大している状況ではない」と言われても、初感染者が本当に豊橋市内での感染でなく、加えてその濃厚接触者の陰性等の根拠が示されなければ、不安を招き、市長の信頼を損ねるまでです。
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現時点において、豊橋市長の認識や対応は、科学的な誠実さに欠ける、または、情報公開が足らないと言わざるを得ません。
佐原市長は当初より3期12年を掲げておられ、11月に任期満了まで1年を切っており、ご本人の英気が下がっておられるのかもしれません。
このような状況では、豊橋市民のためにもお引き取りを願うばかりです。
では!
岐阜市のクラスター(集団感染)から、岐阜大病院が外来休止となりました。
朝日新聞(asahi shimbun)@asahi
岐阜大病院の医師らナイトクラブで感染か 外来など休止 #新型肺炎 #新型コロナウイルス https://t.co/5EkUXAcbvR
2020/04/04 22:30:03
さて、豊橋市サイト「市内での新型コロナウイルス感染者の発生について」が更新され、以下の文言が追記されました。
豊橋市の外における感染であり、市内で感染が拡大している状況ではありません。(略)これは4月2日の記者会見において、佐原市長ご自身も述べられているようです。
濃厚接触者については、全員に保健所より連絡を取り、自宅待機中です。
市内で感染拡大が懸念されるような行動歴はありません。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/41805.htm
佐原光一市長は「市外での感染であり、市内で感染が拡大している状況ではないので、市民には落ち着いて対応してほしい」と呼びかけた。しかし私はこの断定について、疑問を抱いています。
https://www.tonichi.net/news/index.php?id=80753
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豊橋市の感染者が含まれる、岐阜市が「クラスター(集団感染)」と判断した飲食店の関係者7名(客4名・従業員3名)について、発症のタイミングをまとめると次の通りです。
- 客:岐阜市40代男性(岐阜市4例目)3月28日 発熱、倦怠感
- 客:岐阜市20代男性(岐阜市5例目)3月28日 咳、悪寒
- 客:豊橋市40代男性(豊橋市1例目)3月28日 発熱
- 客:一宮市20代男性(愛知県187例目)3月29日 発熱、頭痛
- 従業員:岐阜市30代女性(岐阜市7例目)3月29日 発熱
- 従業員:岐阜市30代男性(岐阜市8例目)4月1日 発熱
- 従業員:岐阜市30代女性(岐阜市9例目)4月1日 発熱、咳
岐阜市 https://www.city.gifu.lg.jp/37495.htm
豊橋市 https://www.city.toyohashi.lg.jp/41805.htm
愛知県 https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/pressrelease-ncov2004022.html
この7名の中で、感染確認については岐阜市(4例目)が最初だったとは言え、発症時期に大きな差がないことから、この7名の中でどなたが最初の感染者かは現在、確定できていないと認識しています。
岐阜市(4例目)の発表(第3報)についても、
現在のところ、市内で発生した過去3例との関連は確認されていない。とされています。
つまり極端には7分の1の確率で、豊橋市の感染者が一番最初の感染者である可能性も否定できず、且つ、その感染元が豊橋市内である可能性も(ゼロではないという意味で)ありえます。
それにも関わらず、豊橋市長が「市外での感染」と断定できるとしたら、次の2つの可能性が想定されます。
- 把握しているにも関わらず、公表していな情報がある。
- 状況的に断定できないにも関わらず、希望的観測を述べているに過ぎない
危機管理において、重要なのは情報公開と「最悪の想定」であると考えます。
前者であれば、情報公開が不足しています。
後者であれば、「最悪の想定」ができていません。
いずれにしても、佐原市長の危機管理能力・対応について、疑問を抱かざるを得ません。
情報公開に関しては、2月より90近くのPCR検査を実施していたにも関わらず、その旨が公表されていませんでした(少なくとも市議に情報提供はなく、長坂は公表を把握できていませんでした)。
■
また、豊橋市の初感染者と同じ職場の方などについては、
「濃厚接触者については、全員に保健所より連絡を取り、自宅待機中です」
として検査の有無については、言及されていません
(言及していないということは、検査していない可能性が高いと判断されます)
もし検査をしているのであれば、初感染の報告より2日経った4月4日までに陰性であっても、公表すべき情報と思われます。
しかし、残念ながら、豊橋市長は根拠を示さないまま「市外での感染」と断定されています。
「市内で感染が拡大している状況ではない」と言われても、初感染者が本当に豊橋市内での感染でなく、加えてその濃厚接触者の陰性等の根拠が示されなければ、不安を招き、市長の信頼を損ねるまでです。
■
現時点において、豊橋市長の認識や対応は、科学的な誠実さに欠ける、または、情報公開が足らないと言わざるを得ません。
佐原市長は当初より3期12年を掲げておられ、11月に任期満了まで1年を切っており、ご本人の英気が下がっておられるのかもしれません。
このような状況では、豊橋市民のためにもお引き取りを願うばかりです。
では!