豊橋市議の長坂です。
ツイッターのフォロワーが急増しています。

(追記2)
愛知県「独自の」緊急事態宣言、豊橋市立の小中学校等も5月6日まで休校延長か。 - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/200409.html 
(追記)
豊橋市立の小中学校等4月19日(日)まで臨時休校、豊橋祇園祭の打上花火が中止、消防団行事6月末まで中止に。 - 愛知豊橋市長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/200407.html 
(追記おわり)



さて、たくさんのご意見・お問い合わせをいただいている件について、お答えをします。
現時点(4/3時点)で、豊橋市立の小中学校等は3月27日発表の通り、新学期に学校を再開する予定です。
新型コロナウイルス感染症対策のための小中学校等の臨時休業に係る対応について(3月27日 13時現在)
https://www.city.toyohashi.lg.jp/41633.htm 
豊橋市(名古屋市以外の愛知県内)の公立小中学校の職員は、愛知県の公務員です。
その愛知県の大村知事が、4月3日に学校再開を明言したことで、より固いものになりました。
「愛知は来週から学校再開」大村知事が改めて示す
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200403-00010006-sp_ctv-l23
一方、犬山市長は独自に、授業開始を4月24日からとする延期を判断しました。

また、名古屋市長は、4月6日に学校(教育活動)を開始するものの、
「基礎疾患等があるお子様や、ご家庭で重症化するリスクの高い方・高齢者の方と同居しているお子様については、登校が不安である場合」、欠席にはならない旨を、示しました。


社会的には志村けん氏の逝去から、豊橋市内では4月2日の感染者の初確認から、新型コロナウイルスに関する不安感が、一気に高まったことを感じています。

私の元にも、主にツイッターで学校休業(休校)を求める声が複数届いています。
市議会議員になって5年、ひとつの案件に短期間にこれだけのお声をいただくことは初めてです。

学校の再開や休業について判断できるのは、市長や教育長、そして各学校長のため、私自身にその権限がないため、お声をいただいても、直接的な行動に結びつけ難く、申し訳ございません。



3月の学校休業(休校)の際には、学校の再開や、自主登校の在り方について、多くの声をいただいていたことも事実であり、それは私だけでなく、豊橋市にも届いていたことでしょう。

基本的にそのときどきの現行の方針に対する賛成の声は、反対の声より上がりにくいため、3月の休校賛成の声や、4月の再開賛成の声などと比べて、そのときどきの賛否の状況は測り難いです。

ただ、休校に対する理解(不安の裏返し)が3月よりも4月の方が高まっているのは、間違いなさそうです。

休校しても、再開しても反対の声からは免れがたい、非常に厳しい状態であり、まさにそれぞれの自治体で、政治的な判断が求められるタイミングです。



生命(健康)か経済か、という判断において、経済も生命(健康・貧困)に直結しうることを前提にしても、生命が優先されるのが当然であるように、生命(健康)か教育か、という判断においても、当然に生命(健康)が優先されるべきでしょう。

その上で、学校再開の選択は、教育を義務を全うすることに併せて、学校内での児童生徒の健康・安全も守るという意味で、より責任の重い判断をしたことになります。

休校して家庭など学校外で感染した場合、学校や行政が責任を問われるリスクは低いですが、再開して学校内で感染した場合、その管理責任は強く問われることになるでしょうから。



安全と安心、似て非なるものです。

安全を確保するのは当然ですが、住民や保護者の不安にどう答えるか、安心(不安)の感覚は人それぞれであるため、どこを指標として対応するかは、かなり難しいことです。

そういう意味で「欠席にはなりません」という名古屋市の対応は、ひとつの落とし所かもしれません。
また国に対しては、この機会にオンライン授業や、小中学校ついても通信課程の設置を強く願うところです。

いずれにしても不安の声を押しての学校再開の政治判断については、重く受け止めるとともに、市議会議員として今後の経過をしっかりとチェックして参ります。

多くの方の不安の声に直接的に応えられず、大変申し訳ございませんが、私なりの意見表明とさせていただきます。

では。