豊橋市議の長坂です。
「別品」の発祥は豊橋です。

お知らせ
事務所開きと、活動報告会やります。是非いらしてください!
3月23日(土)10時~ 事務所開き&活動報告会
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https://www.facebook.com/events/780250308997444/
3月25日(月)19時~ 活動報告会 @中野校区市民館
4月8日(月)19時~ 活動報告会 @PLAT
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(お知らせおわり)

さて、3月2日(土)に県政への挑戦を表明されている、中村たつひこ氏の決意表明がありました。
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ぼくは先約のため、行けませんでした。
そこでみなさんの「品定め」のご参考になれば、とデータをいただき、決意表明を文字起こししました。
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私はこの12年間、特に私は若いですから子育て世代の支援であるとか、特に予算のこと、お金のこと、今テレビなどで厳しく追及される、政治家がお金について、追及される。行政の無駄遣いなどが厳しく追及される時代ですから、予算委員会とか決算委員会での質疑は、特にこだわってやってきたつもりです。

動物園などのいろんな提案をさせていただきました。そしてそれは先ほど鈴木県議がおっしゃっていただいたように、執行権は市長にしか、市会議員としてはありませんから、豊橋市では市長にしか決定権がありません。

我々はそれを、最終的に多数決で決めることはできますが、提案を決めることはできますけれども、自ら提案したものを、実際に私の力で動かすことは、議員はできません。

しかしながら、しっかりと行政に働きかけて説得をしていく。「あーなるほど中村の言うことも一理あるな」と当局行政マンに思っていただけるような、心を込めた、魂のこもった質問を通じて、議会活動するのは、私は議員の本分だと思って、若くて生意気ですけれども、先輩に叱られながらその本分は貫いてきたつもりでおります。

私は「市議会から県議会に行って、お前は何をやりたいんだ」と、よく聞かれることがあります。

当然の質問だと思います。ただ単にバッチをつけてみたかった、おいおい泣いていた兵庫県の県会議員が懐かしいですが、私は自民党の公認をいただいて県会に出るわけですから、自民党が、今までしっかりと、戦後のこの東三河豊橋愛知県の基盤整備をやってきてくれた、港を作ったり、いろんな道路を作ったり、これからも進めていくものがたくさんあります。

そうしたものを東三河の県議団、自民党の中の一員として、しっかりと地元のために、将来のこの地域のために、サポートをしていくのは当然ですけれども、では、自民党の中でも「中村の持ち味は何だ」と言ったときに、これはやはり私は、人口問題が、私はしっかりと取り組んで参りたい私のライフワークとして、やっていきたい課題だと思っています。

この豊橋は10年前が人口のピークでした。38万4千人いました。「豊橋38万都市」と言われていたわけです。日本の人口を江戸時代に3000万人でしたから、それが1億2000万人になるという、ずうっと人口は増えてきました。

豊橋もずっと10年前まで、人口は右肩上がりでした。それが10年前から人口が減少に転じております。

10年経った現在37万7千人。10年間で7000人の人口が、豊橋で減っています。原因は少子化と、そして若い世代が、大学など進学することによって、外に流出してしまう。それはしょうがない。学校が大学が3つしかないわけですから、そして豊橋に「大学つくれ」と言っても無理ですから。しかしながら、出て行った、学校を出て卒業した人たちが、なかなか戻ってこないのが問題です。そして、豊橋だけの問題ではなく、それは全体の人口が減ってる、日本も減っているわけですから、一番の肝は、出生率が減っているということが、一番の問題です。

そこをどのように解決していくのかというのは、議員一人の私の力では何ともなりませんが、「こんなことができるのじゃないか、あんなことができるのじゃないか」と、一生懸命、102人いる愛知県議会議員の一人として、豊橋であれば36人いる市会議員の一人の、歯車の一個の針(?)として、しっかりと活動することができる、と考えています。

豊橋では10年前、人口がピークだった10年前の出生率、子どもお父さんお母さん2人の大人から、何人の子どもが生まれるんですか。「1.44人」が10年前の豊橋の合計特殊出生率でした。それが現在では「1.53」まで、ちょっと回復してるんです。これには理由があります。

私が一番、長男坊、今日来てますけれども、父親の背中しっかり見せてやろうと、連れてきて座っていますが、あの子が産まれるときに妊婦健診、女房がお腹に子どもを宿し、出産するときに14回の検診を受けます。そのうちの2回分しか、母子手帳に無料券が入っていませんでした。今では14回全部無料になっています。

30年前は子どもの医療費は1歳までしか、タダではありませんでした。15年前にはそれが、保育園卒園までタダで、小学校からは有料。現在では中学校卒業まで、子どもの医療費は無料化になりました。そういったことの積み重ねで、徐々に徐々に施策を打っているからこそ、合計特殊出生率が1.44から1.53まで、3年前は1.6まで行ったのですが、今ちょっと減ってるんですが、これをドンドンドンドン上げていく必要がある。そして最終的には、合計特殊出生率を2.07にすると、人口が維持されていくと、言われています。

豊橋の人口戦略ビジョンも、しっかりとそのことを謳って、目標に頑張っていますけれども、絵に描いた餅にしてはいけないのであって、それをしっかりと、議員バッチをつけている政治家と、行政の長である市長あるいは知事が、しっかりとタッグを組んで、お互いに議論をしながら、「そうだね、これは実効性がありそうだ」「これはお金がかかって、あまり効果がなさそうだからやめておこう」しっかり議論を尽くして、何をやろうかということを、示していくことが必要だと思っています。

私は2点、大きな視点を持っています。それは小さな子どもに対するフォローです。子ども本人もそうですが、大人に対する親御さんへのフォローです。子どもを安心して預けて、安心していることができるから、共働きで夜まで働くことができるわけです。

放課後児童クラブ、豊橋は、私が2期の頃は、延長保育が6時半まででした。保育園は7時までで延長してくれるのに、放課後児童クラブ6時半でした。たった30分じゃないかと思うけれども、知らない人は。しかしながら、このたった30分のせいで、お母さんが、保育園が子どもに上がった、保育園から小学校に上がった、それがゆえに、その30分のせいで、正社員を辞めてパートに切り替えなければならない、という方が、私の地元でいました。これはおかしい議会で取り上げさせてもらったら、直ちに佐原市長が、翌年から変えてくれました。

こういうことをしっかりとやっていく必要がある。1個見つけては、皆さんの声を聞いて、しっかりと自分が、私、雄弁だと言われますが、押し付けるんじゃなくて、ときにはこういうこと、ぜひ理解をして欲しいって、ご説得することもありますけれども、しっかりと皆さんの声を聞いて、それを現場の生の声として、みなさんの選挙で選ばれる代弁者として、しっかりと行政に伝えていくことも大事ですから、それもその視点も忘れず、やらせていただきたいと思っています。

安心して子どもを預けて、そして何より安価にすることです。今度の10月から、保育園幼稚園、年少年中年長が無料になります。3歳未満児はどうなるのかなあと随分心配しましたけれども、豊橋市においては、今度の新年度の予算で、今まさに市長さんが提案をされてますけれども、第2子は3歳未満児半額、第3子は無料と、大胆な提案をされています。

こうした動きというのは、全国的な流れになってくるだろうと思います。そして、その穴の空いてるところを、ぜひ県だとか上部の、自治体だけでは市町村ではできないところをなんとか「もう少し上の県で補助金あと半分出せば、市があと半分出してくれるように何とかならないか」っていう方式でやることができれば、何ができるかは、私も、行ってみないと、今ここで簡単には申し上げられませんけれども、しっかり勉強して、言ってきたいと思っています。

それともう一つ、その子どもを安心して、お父さんお母さんが働ける、その経済力によって子どもをもう1人、本当は3人欲しいけれども2人に産み控えているという方もいらっしゃるというのだったら、3人安心して産んでほしい。

もう一つの視点は、大きくなった子どものフォローです。私も東京の大学に通わせていただきました。私立の法学部に入りますと、だいたい年間100万円の学費がかかります。下宿をすれば光熱費は、いや、家賃を含めて、東京に行けば仕送り10万円いります。年間に220万円かかるわけです。学費と家賃10万円足して12ヶ月ですから120万、220万円かかる。それが四年制大学に行けば880万かかるわけです。1人ならなんとかなるかもしれませんけれども、それでも大変なお金、3人行くってなったら、家を買うのと同じお金がかかるわけですから、大変です。

もしそれが出せる経済力のあるお父さんお母さんだったとしても、そのお金はきっと、その方の老後の資金になっていたはずであります。しっかりとそのご本人が、お子さんが、自分の力で払っていく、自分の力で将来返済をし、学業を修め、負担なく、社会人としてスタートが切れるような仕組みが必要だと思っています。

平成28年6月の一般質問で、ここの奨学金の充実を市長に質問させていただきました。地元の企業と協力しながら、何とかならないか、手立てを考えて参りたいという答弁でした。産業部長の答弁でした。この間の4月から登録事業者が7500円、豊橋市役所が7500円、合計15000円の、奨学金に苦しんでいる35歳以下の方が、豊橋に住んで豊橋に税金払ってくれている方を応援する、という仕組みができました。

ただ金をジャブジャブ垂れ流してるのではないのです。平均的なサラリーマンが、豊橋市に一人いるだけで、年間平均その方は、県民税や国税を除いて、市民税12万円払ってくれます、平均。年間12万円、税金を払ってくれる若者が来るのであれば、そのうちの半分でも、全額投資してでも返してあげたらいい。その方が返済が終われば、ずうっと豊橋に住み続けてくれるじゃないですか。家を買ったら固定資産税払ってくれるじゃないですか。軽自動車税10800円払ってくれますよ。必ず、メリットになることですから。

子どもが1人生まれる、2人、本当は3人欲しいところ、2人に産み控える、この1人のいるかいかというのは、この方が社会人になって、生涯賃金、その方が生涯どれだけの賃金を稼ぐかって、日本人の平均2億8000万円から3億円だと言われています。

1人でも多くの子を産んでいただけるような、産めるというのではなくて、本当は産みたいのに控えている、って言う家庭がもしあるのであれば、それは安心して産んでください。このようなフォローがありますということを、しっかりと社会で支えていかない限りにおいては、今の出生率1.53をずうっと続けていたら、ねずみ算の逆ですから、ドンドンドンドン人口は減っていって、数百年後には0人になります。そんなバカはないだろ、と思うかもしれないし
、そうなのそうなのかもしれない。

極限に行って減って減って、ヒイヒイになってから、やっと気づいて回復するよりかは、今気づいてるんだったら、豊橋はもう10年、人口が減っているんだったら、今からでも遅くない、もう遅くもう始まってますから、ドンドンドンドン良くなっている。これをしっかりと、2.07に持っていくために、しっかりとそのフォローを県会議員という立場を、しっかりとフルに活用して、仕事をして参りたいと思います。

生意気なことを申し上げましても、どんな皆さんを説得しうるようなことを、ときにはご批判あるかもしれないけれども、いくら口で説明しても、勝てるかといえば、これはクエスチョンです。

私の最大の弱点は、明彦先生は「山の出身者は、素直だ」と言っていただきますが、私は豊橋の出身ではないということです。同級生がおりません、親戚もおりません、幼馴染おりませんし、昔から可愛がってくれている近所のおじちゃんおばちゃんもいないわけです。25歳で落選をしてから、この14年間、この豊橋で住ませていただいて、培ってきた人脈しかありません。

その方々に、これだけのたったこの14年間で、この会場がいっぱいになる、そんな人間関係を作らせていただいたことをありがたいですが、それでも、この600席ではまだまだ遠いです。もちろん私自身が、一生懸命、戦ってまいるのは当然ですけれども、なんとか私のこの気持ちを、少しでも汲んでいただきまして、そしてきっと当選をさせていただいたら、みなさんのお役に立てると思いますし、ぜひ命をかけて、働かせていただきたいと思っています。どうぞ皆さん、お一人お一人の力をぜひ貸してください。今日ここまで、せっかくおいでいただいた皆さん、本当に力のない、声だけは大きいんですが、力のない中村たつひこに、力を貸してください。よろしくお願いします。あと一か月終わった後に、皆さんの力になれるよう、逆に、みなさんとともに、この愛知県豊橋を盛り上げていけるよう、全力を尽くして戦って参りますので、ぜひ力を貸してください。よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

(拍手喝采)


個人的な感想として。

正直かつ誠実な演説です。

議員には、予算の執行権がないため、簡単に「〇〇やります」と言えない歯がゆさがあります。
言ってもそもそも権限がないため、実現できないからです。

それでも自身の目指すものを示さなければなりません。
そのギリギリのところで、ご自身の思いと問題意識をしっかりとお伝えしている、

そんな印象を受けました。

では!