豊橋市議の長坂です。
字がきれいな人に憧れます。

お知らせ
事務所開きと、活動報告会やります。是非いらしてください!
3月23日(土)10時~ 事務所開き&活動報告会
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https://www.facebook.com/events/780250308997444/
3月25日(月)19時~ 活動報告会 @中野校区市民館
4月8日(月)19時~ 活動報告会 @PLAT
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(お知らせおわり)

さて、2月26日27日の中日新聞に掲載された、請願2件の紹介議員になりました。
それぞれの請願者から了解いただき、請願内容をご紹介します。

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「豊橋公園への新アリーナ建設は、ちょっと待って」を求める請願

【請願趣旨】
豊橋市は、「新アリーナを核としたまちづくり基本計画」の策定をすすめ、豊橋公園内に新アリーナを建設しようとしています。3月議会に議案を上程し議決をめざすとも伝えられます。こんな拙速は許せません。

施設内容や運営方法など新アリーナに関わる情報は、ほとんどの市民に伝わっていません。

「5千人観客席施設なのに駐車場がない」「道路の渋滞などで地域の住環境が悪化する」「豊橋市にアイスリンクは2つもいらない」「歴史的価値ある豊橋公園は今のままで残してほしい」「応募は1社だけ。赤字が出たら豊橋市が補てんするのでは?」など、疑問と批判が広がっています。

「基本計画の策定」は一時ストップしあらめて市民参加の下に再検討することをもとめます。

以上の趣旨から次のことを請願します。


【請願事項】
一 「新アリーナを核としたまちづくり基本計画」にかかる議案については、3月議会での議決を延期してください。

ニ 市民が参加できる公聴会を市内の各所で開催することを、豊橋市に働き掛けてください。

三 体育館利用者、スポーツ団体、地元校区民、公募市民が参加する検討委員会を設置し、「新アリーナ建設」を再検討するよう豊橋市に働きかけてください。
こちらの請願は、5,791筆の署名とともに提出されました。

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豊橋市総合体育館、地区体育館等も含めた屋内施設の在り方を検討し、その道筋を示すことを求める請願

【請願趣旨】

現在豊橋市では、第一種住居地域である豊橋公園内で新アリーナ建設の検討が進められています。

しかし現在検討されている新アリーナは、建築基準法第48条の5に規定する用途規制により建築してはならないとされる、「観覧場」あるいは「床面積の合計が三千平方メートルを超える建築物」に該当します。

建築基準法第48条の5のただし書きで「ただし、特定行政庁が第一種住居地域における住居の環境を害する恐れがないと認め、又は公益上やむを得ないと認め許可した場合にはこの限りではない」とありますが、私たちは新アリーナが「第一種住居地域における住居の環境を害するおそれ」があると考え、また「公益上やむを得ない」かどうかについても分りません。

平成27年12月22日の福祉教育委員会にて、当時の自由民主党豊橋市議団団長であり、現在、豊橋市議会議長を務める、藤原孝夫委員の「新たな屋内施設の整備の必要性」に関する質疑について、当時の堀内副市長の答弁は次の通りです。

「豊橋市総合体育館の大規模改修についても、非常に大きな費用がかかります。それに改めて新たな体育館をつくるとなれば、またそこには巨大な費用がかかるわけであります。そうしたことを踏まえて、基本的にこの豊橋市総合体育館、今言われた地区体育館も含めて、屋内施設の在り方ということを、ことし、来年で早急に検討していきたいというように思っています。その上で、その道筋を示していきたいと、そのように思っています。」

しかし、答弁中の検討時期が過ぎた現時点においても、豊橋市総合体育館、地区体育館も含めた「屋内施設の在り方」と「その道筋」について、示されていません。

以上のことから、次の通り請願します。


【請願項目】
「豊橋市「新アリーナ」の建設・運営に関する民間提案募集」で決定した協議対象者と、豊橋市が「事業実施に向けた基本協定」をする前に、豊橋市が「豊橋市総合体育館、地区体育館等も含めた「屋内施設の在り方」」と「その道筋」を、豊橋市民と豊橋市議会に示し、豊橋市が市民と市議会の意見を聞くことを、豊橋市に求めること。
こちらの請願の提出者は、豊橋公園に隣接する町自治会(八丁通五丁目二区自治会)です。



「請願」について、少し説明します。

市議会に要望や意見を提出するには、主に「請願」と「陳情」があります。
大きなちがいは、
  • 請願:議員の紹介(署名)が必要。本会議で多数決する。
  • 陳情:議員の紹介不要。本会議で多数決しない(意見を述べるだけ)
議員として請願を紹介することを、「紹介議員になる」と言います。

この「紹介議員」になることは、慎重に慎重を要するように、議員になった当初、事務局からレクチャー受けました。
請願の「一言一句に賛同/説明できる」状態であれば、という感じです。



今回、請願をお受けするにあたり、それぞれの請願者をかなりしっかりお話をさせていただいました。
それこそ、一言一句を確認するくらいに。

紹介議員になったのは、それぞれの請願の方針に賛同なのはもちろんのこと、請願内容がいい意味でマイルド、なことです。

例えば、これが「アリーナ建設反対」の請願であれば、もしこの「反対請願」が議会で否決(不採択)されれば、間接的に議会がアリーナ建設にお墨付きを与えた形になります。議会の多数決を経るということは、そのような両刃の剣でもあります。

2つの請願とも、アリーナ建設を真正面から反対するわけでなく、あくまで慎重さを求める内容の請願になっています。



予定では、3月22日(金)の市議会で審議されることになります。
Youtube中継もされるはずなので、ご関心いただければ幸いです。

では!