豊橋市議の長坂です。
豊橋市の自己評価(決算審査)では、「△(C評価等)」があまりに少なくて驚きました。

さて、立候補する前に、「6つの提案」を掲げました。
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2015年5月1日にスタートした市議会議員の任期4年も、この10月末で3年半を終えます。
残り半年です。

そこで、「6つの提案」の状況や進捗について、振り返ってみます。
まとめるとこんな感じです。
  1. 「攻める」経営支援センター ⇒ △
  2. 「眠れる」スペースを活かす ⇒△
  3. 日本一の図書館づくり ⇒◎(整備中)
  4. 地域リーダーの育成塾 ⇒◯
  5. 「住みたくなる」シティプロモーション ⇒◎
  6. 眠れる「地元愛」の活用 ⇒◯
それでは、個別に。



1.「攻める」経営支援センター ⇒ △
地場産業の相談が大盛況の岡崎市の「Oka-Biz」をモデルに、地域の企業や商店にビジネスのプロが「攻めの経営」を 助言できる体制づくり。
先日のNHKクローズアップ現代+でも特集された「ビズモデル」の経営支援センター。
市議会でも、豊橋市での設立や岡崎「Oka-Biz」との連携について、度々提案しています。
しかし、今のところ目に見える動きはなし。

ちなみに岡崎は評判良すぎて、豊橋の事業者が岡崎に流出相談してるほど。

来年2月に出る新年度(2019年度)の予算に期待したいところです。



2.「眠れる」スペースを活かす ⇒△
「花園ベース:HANACOYA」の経験を活かし、空き家・空き店舗や古い公共施設の活用を推進。空きスペースを売り出すベンチャー企業と提携。
商店街マネージャーのときにはじめた「空き店舗ツアー」を市役所が引き続き継続(*1 してくれたり、コミュニティスペース向けの新しい補助金(*2 が創設されたりしました。

また、まちなかの空き店舗の数も減っています(但し、営業店舗数も減っており、住宅や駐車場が増えています)。

他方、「空きスペースを売り出すベンチャー企業と提携」には至っていません。いわゆる「シェアリングサービス/エコノミー」を想定しての言葉です。これからも「シェアリングサービス/エコノミー」の活用については、折々で提案していきます。

(*1, ちょうど来月11/4日13時~に開催されます。
 https://www.1484machinaka.jp/2018/10/05/7637/
(*2, 「コミュニティ活動等促進事業補助金」



3.日本一の図書館づくり ⇒◎(整備中)
まちなかの新図書館、他地域との横並び意識から脱却。
TSUTAYAと連携した佐賀県武雄市のような民間との提携も視野に、市民が求める文化とまちづくりの拠点化を推進。
図書館については、たびたびブログでも触れているように、非常に期待は大きいです。
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http://nagasakanaoto.blog.jp/tag/豊橋まちなか図書館
2021年度中の開館に向けて、現在整備が進んでいます。
これに並行して「人づくり」「コミュニティづくり」が進んでいます。

・「表現ワークショップ」「小説執筆ワークショップ」の開催(2017, 18年)
・「豊橋ライターズ(コミュニティ)」の立ち上がり
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/36750.htm 
・ちょうど今週末にもある歩行者天国などでの「一箱古本市」の開催
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/36922.htm
・来月から「豊橋まちじゅう図書館」の開催
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/37003.htm
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また、数年棚上げされていた「図書館基本構想」の策定も再開し、今年度中に策定が見込まれます。
併せて、新条例の制定または図書館条例の改定についても答弁をいただいています(2017年12月定例会)。

まちなか図書館はまだできていませんが、担当職員や支えてくれる方たちから、とても熱意を感じるため、期待と自信を込めて「◎」。



4.地域リーダーの育成塾 ⇒◯
予算バラマキの地域活性には限界があります。まちづくりに必要なのは、 まずリーダーとなる人材。
ビジネスやNPO等、 外部のプロフェショナルに学ぶ育成塾を提案します。
長坂個人の取り組みとして「豊橋だいすきカレッジ」をこれまで19回開講。
http://nagasakanaoto.blog.jp/tag/豊橋だいすきカレッジ

また最近では、職員有志による勉強会「豊橋宣伝会議」が立ち上がったり、
https://tasuki-inc.com/events/learning/toyosenkaigi1/
先日は、「豊橋よんなな会」を開催する宣言も。

とは言え、もっと広く、かつ、例えば職員研修との連携など公的な位置付けとする余白を残しているので「◯」



5.「住みたくなる」シティプロモーション ⇒◎
豊橋の強みは観光より「暮らし」。
安心安全な子育て施設である動物園、 地域コミュニティの象徴である手筒 花火など、新しい切り口のシティプロモーションを提案。
豊橋の「暮らし」をPRする、インスタグラムと連携したライフスタイル冊子「クラストコ」がスタート。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/31594.htm
(第1号は上記より電子版も見られます)

そして来月、移住体験ツアーが開催されます。
また「知るほど豊橋」などの電子化も進みました。

PRがはじまったので、次は成果(≒移住者の増加)も問うていきます。



6.眠れる「地元愛」の活用 ⇒◯
「東京にいるけど、地元に関わりたい。 どうしたらいい?」という相談をよく受けます。 「豊橋出身人材バンク」など、彼らを積極的に地元に巻き込む きっかけをつくります。
長坂個人の取り組みとして、この春「豊橋ふるさと "脳” 税」をスタート。
これまで30名を超える方々に、ご登録いただいています。
ひとつ上のツイート「PR TIMES」の山口社長(実は豊橋出身)も脳税者ご登録くださいました。

ご登録もあってか、今週末の「豊橋イノベーションガーデン1周年イベント」では、山口さんがご講演。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/item/60927.htm

他方、もっと脳税者ご登録を増やしたり、「地域リーダーの育成塾」と同様もっと公的な位置付けにし、今回の講演のようにご脳税いただく場を増やす必要もあると感じているため「◯」



市議になって、市議だからと言って、自分のよいと思ったことや提案が、すんなり通る訳ではないことを痛感する日々です。でも、これからも手を変え品を変え、様々な方法で「提案」の実現・深化を進めて行きます。

では!