豊橋市議の長坂です。
ゼビオは結構お世話になりました。
さて、豊橋公園での建設を前提とした、
「新アリーナ」の建設・運営に関する民間提案募集の協議対象者、が決まりました。
報道発表資料はこちらです。
先行事例とされる「ゼビオアリーナ仙台」の運営もされており、青森県八戸市とも新アリーナ建設に向けた協議を進めているようです。
民間事業者から豊橋市へ提案 ⇒ 市が(突然)民間提案の公募開始 ⇒ 1社のみが提案
という流れとなりました。
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最も気になるお金の話は次のよう。
最初は「協議対象者が全額負担」ばかりで、「え!うそっ!?太っ腹…」と思っていましたが、よくよく考えたら、費用が30年間全部で140億円=50億円(初期投資)+30億円(演出機器)+60億円(運用費)で、1年の約半分(185日間)を利用する豊橋市の負担が60億円と言うのは、めちゃめちゃお得とか、そういう話でなく、「まぁ、そんなものだよな」という感じです。
あとはこの60億円(年2億円)が、豊橋市民にとって、よい出費なのかどうか。
これからはそれを考えて行くことになります。
185日間、といってもフェニックスの50日間は週末が中心でしょうし、XSM社分をどのように想定されているのかはわかりませんが、フェニックス分を勘案するだけでも、豊橋市分は平日偏重になるでしょうから、その分利用料が低く(?)なっているも妥当かと思われます。
豊橋市分が185日間と、1年の半数を少し上回るように設定されているのは、候補地である豊橋公園が国有地であることから(※市有地でなく国有地です)、「公共施設」でないと建設が困難なため、「公共施設」と言い切るための過半日数でないかと目されます。
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それ以外に特徴的であったのは1枚めの、
ゼビオは結構お世話になりました。
さて、豊橋公園での建設を前提とした、
「新アリーナ」の建設・運営に関する民間提案募集の協議対象者、が決まりました。
長坂なおと(豊橋市議 35才)@naotoyo84翌朝の新聞より早くブログ更新しようと思ったら、まさかNHK(東海のニュース)でも。まるで「アリーナ建設」が決定しているかのような報道。
2018/09/21 22:48:46
豊橋市がアリーナ建設で会社選定|NHK 東海のニュース
https://t.co/pVy7L78Iu4
報道発表資料はこちらです。
以前より耳にすることのあった「ゼビオ」のグループ会社。■決定協議対象者・事業者名:クロススポーツマーケティング株式会社・代表者:代表取締役社長 中村 考昭・所在地:東京都千代田区神田錦町3-20・資本金:30,000,000 円※協議対象者の協力企業として(株)山下 PMC、(株)フェニックスの2社が参画
先行事例とされる「ゼビオアリーナ仙台」の運営もされており、青森県八戸市とも新アリーナ建設に向けた協議を進めているようです。
- クロススポーツマーケティング株式会社 https://www.xsmktg.com/about/
- (株)山下 PMC https://www.ypmc.co.jp/company/outline/
- (株)フェニックス https://www.neophoenix.jp/about/profile/
民間事業者から豊橋市へ提案 ⇒ 市が(突然)民間提案の公募開始 ⇒ 1社のみが提案
という流れとなりました。
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最も気になるお金の話は次のよう。
「協議対象者」とは、XSM社のことです。(3)事業スキーム(ア)豊橋市の負担を軽減するために、協議対象者が初期投資を全額負担(約 50 億円)(イ)最新のエンターテインメント性を確保するため、演出機器の所有、保守、更新は協議対象者が全額負担(約 30 億円)し行う。(ウ)アリーナの運用費については、協議対象者が全額負担(30 年間の総額 約 60 億円)する。(エ)市(185 日間程度)、三遠ネオフェニックス(50 日間程度)、協議対象者(130 日間程度)で年間利用日数を割り振り、年間を通じた運用を行う。(オ)豊橋市はアリーナの利用枠分の年間利用料を支払う(30 年間の総額 約 60 億円)※上記金額は全て提案時の想定概算金額であり、実際の金額は今後の協議にて決定します。
最初は「協議対象者が全額負担」ばかりで、「え!うそっ!?太っ腹…」と思っていましたが、よくよく考えたら、費用が30年間全部で140億円=50億円(初期投資)+30億円(演出機器)+60億円(運用費)で、1年の約半分(185日間)を利用する豊橋市の負担が60億円と言うのは、めちゃめちゃお得とか、そういう話でなく、「まぁ、そんなものだよな」という感じです。
あとはこの60億円(年2億円)が、豊橋市民にとって、よい出費なのかどうか。
これからはそれを考えて行くことになります。
185日間、といってもフェニックスの50日間は週末が中心でしょうし、XSM社分をどのように想定されているのかはわかりませんが、フェニックス分を勘案するだけでも、豊橋市分は平日偏重になるでしょうから、その分利用料が低く(?)なっているも妥当かと思われます。
豊橋市分が185日間と、1年の半数を少し上回るように設定されているのは、候補地である豊橋公園が国有地であることから(※市有地でなく国有地です)、「公共施設」でないと建設が困難なため、「公共施設」と言い切るための過半日数でないかと目されます。
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それ以外に特徴的であったのは1枚めの、
3.提案内容の概要(1)新アリーナのコンセプトを踏まえた設計・建設の基本的な考え方「感動を呼び起こす先進的な多目的アリーナを実現」◯多目的な施設利用を高稼働できるアリーナ◯高揚感を得られるプレー環境と臨場感を体験できる観覧環境◯管理・運営のしやすい施設環境1.年間を通してアイスリンクの利用が可能で、且つフロアをスポーツ観戦、コンサート、展示会などの様々な用途に短時間で変換することができる高稼働なアリーナを実現。
「年間を通してアイスリンク」というのは、おそらくそれが興行以外の一般利用で高い利用料収入を設定しやすく、収益が見込みやすい、ということでしょう。
豊橋市には既に別のアイスリンク(アクアリーナ)があるので、それとの兼ね合いをどうするか、というのも大きな検討事項になりそうです(審査講評でも指摘されていますが)。
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それ以外の検討(気になる)事項としては、
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近いうちに、本件について議会での協議の場(おそらく委員会)が開かれると思いますので、その際に出てくる新しい情報とともに、しっかりと考えていきます。
今回の引用した資料はこちらで公開されています。
豊橋市には既に別のアイスリンク(アクアリーナ)があるので、それとの兼ね合いをどうするか、というのも大きな検討事項になりそうです(審査講評でも指摘されていますが)。
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それ以外の検討(気になる)事項としては、
- 30年後以降の運営・所有などの扱いをどうするか、解体費用など。
- サブアリーナの建設と費用負担
- 他のスポーツ施設(総合体育館やアクアリーナ)とホールとの兼ね合いの整理
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近いうちに、本件について議会での協議の場(おそらく委員会)が開かれると思いますので、その際に出てくる新しい情報とともに、しっかりと考えていきます。
今回の引用した資料はこちらで公開されています。
では!豊橋市「新アリーナ」の建設・運営に関する民間提案募集の協議対象者の決定について|豊橋市
http://www.city.toyohashi.lg.jp/item/61558.htm