豊橋市議の長坂です。
日本語では「意見公募手続」と言うようです。

さて、先週には公開されていなかった
受動喫煙防止条例(仮称)制定に向けた意見募集(パブリックコメント)の結果が公表されていました。
180525_pabukome kekka
http://www.city.toyohashi.lg.jp/33627.htm



各項目で「適切」とそれ以外が明確に偏る結果となりました。

8割以上が「適切」と回答しているのは「1.目的」と「5.保護者の方の取組み」の2項目のみ。
それぞれ次の内容です。
1.目的受動喫煙による健康影響を未然に防止し、市民の健康の確保を目的として考えています。目的の考え方は適切だと思いますか。
5.保護者の方の取組みとして以下の内容は適切だと思いますか。
  • 未成年者に受動喫煙による健康影響が及ぶことを未然に防止するよう努めます。
逆にそれ以外の項目では「適切」が1割を下回る結果。
「4.市民の方の取組み」以外では「不適切」が8割を超えています。

「不適切」については、取り組み等が「行き過ぎている」場合も「至らない」場合も両方が含まれることを事前に確認している※ため、この結果だけを見て一概に判断できないところがもどかしいです。
※受動喫煙や禁煙にもの申したい方々、2月25日(日)まで市役所サイトで聞いています! - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/180206.html


そしてこの適切/不適切以上に気になったのがこちら。
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市外の方、多っ!

全体が1773人に対し、市外の方が1289人。7割超。
また、必須項目でないとは言え「性別」と「喫煙有無」での無回答の数もとても目立ちます。

市の条例について、ここまで市外・県外からのご意見が多いことには驚きで、社会的な関心の高さが伺えます。



もう1点気になるのは、一番下にある「4.市の考え方」。
いただいたご意見を、今後の受動喫煙対策の参考にさせていただきます。
「受動喫煙防止条例(仮称)制定の参考」ではないことに、トーンダウンを感じます。

ホストタウンとして迎える東京五輪を前に、佐原市長の「レガシー」を引き続き期待するところです。

ご参考に3月に豊橋市内在住者を対象に私が実施した世論調査結果です。
喫煙者も「原則屋内禁煙」に7割賛成?豊橋世論調査(詳細版) - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/180325.html
では!