豊橋市議の長坂です。
たまには怒ることがあります。

先日2月9日、豊橋市に新しくつくる予定の「道の駅」に関する
議会(委員会)がありました。

僕自身は、この担当の委員ではありませんが、
どうしても聞きたいことがあり、
「委員外議員」の質疑という制度を使って、
質問をさせてもらいました。

こちらがその該当箇所です。
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5.地域振興施設の管理運営
(略)道の駅は公の施設でありながら、商業施設も含むため、民間事業者の能力を活かせる、指定管理者制度の導入を想定しています。その担い手として新たな第3セクターの設立を検討しています。
指定管理者制度は「原則公募」を、豊橋市自体の方針で定めているにも関わらず、
明らかにそれに沿わないような記載であるので、この件について聞きました。

もちろん、事前に担当部署と打合せもしました。
これは一般的に「調整」と呼ばれており、議会で意義あるやり取りをするためにも、
非常に重要なものだと考えています

1回目の質疑で「公募か非公募か」と聞き、それについては、
明確な答えがいただけることになっていました。

しかし、当日その場になって、

長坂質疑
「その担い手として新たな第3セクターの設立を検討しています」ということは、原則公募である指定管理事業者を、既に非公募で決めようとお考えであるという理解でよろしいでしょうか?

答弁(要旨)
今後、審議会を通して検討していきます。

ぼく(えっ・・・絶句)

もちろん、1回目の答えを前提に2回め以降の質疑答弁をお互いに組み立てていたので、
その後のやり取りは全く噛み合わず・・・



一般的に、議会での質問は、質問する議員側は一方的に攻めで、
答えるだけの行政(市役所)側は、守る一方のため、
調整なくぶっつけ本番でやったら、大変なのは市役所側です。

それだけでなく、ぼく自身は、調整をしないと「意義ある」答弁をいただくのが
難しいと考えているので、できるだけちゃんと調整をしたいと思っています。
市職員の方に読んでほしい、議会について僕の考え方 - 愛知豊橋・長坂なおと のblog 
http://nagasakanaoto.blog.jp/151210.html
もっとも、調整が成立するのは、お互いの信頼があってこそです。

事前の話し合い通りの答弁がいただけるという信頼があるからこそ、
こちらも事前に質問原稿をお渡しするのであって、
それは先方も同じことだと思います。

少なくともぼくはこれまでそのようにやってきました。

それを事前に何もなく、一方的に反故にすることは、
その担当部署だけでなく、今後、常に疑念を抱かざるを得なくなってしまいます。



議会(委員会)終了後、担当部署に対して、

「今ぼくは怒っています。理由はわかりますよね」

とお話させていただき、先方も重々に承知な様子で、
深々と頭を下げられました。

しかし、頭を下げることより、原則通り、
公平公正に「公募」で事業者を募ることを
強く伝えました。

では。