豊橋市議の長坂です。
昨年の長坂家は人口増でした。
さて、新春恒例の東三河8市町村町の懇談会が、
昨日1月10日にありました。
そこで配付された資料がこちら。
中を見て、びっくり!
ぼくが今、のどから手が出るほど欲しい情報である、豊橋市の
「平成30年度予算大綱」と書式が瓜二つ。
※過去の予算大綱説明書はこちら。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/8815.htm
中を見る限り、目新しい事業の記載は見受けられなかったので、
平成30年度予算の発表に向けてここから加筆されていくものと思われます。
この資料では、東三河8市町村(豊橋、豊川、蒲郡、新城、田原、設楽、東栄、豊根)の
次年度平成30年度の重点施策が掲載されていました。
そこで、見出しベースで、8市町村の違いを紐解いて行きます。
ポイントは記載の『順番』、特に一番最初に書かれているものです。
以下(※)は、長坂注です。
■
まずは、豊橋市。
産業のうち半分ほどは、食を含む農業に紙幅が割かれています。
■
次に、豊川市。
最後の工場跡地利活用は、文脈的に新しい文化会館、市民病院、そしてイオンのことかと。
産業振興関連の記載がほとんどありませんでした。
■
続いて、蒲郡市。
と、豊橋市よりも更に産業色が強い感じです。
豊川市と対照的に、こちらは育児教育関連の記載はほぼなし。
■
そして、新城市。
さすが、名物市長。
■
後半へ、田原市。
産業⇒定住・移住⇒子育て支援・・・
順番は豊橋市と比較的近い感じです。
見出し以下の記載内容は、とても具体的です。
■
ここから町村。設楽町。
そのあたりも勘案して見る必要があります。
■
そして、東栄町。
蒲郡・豊川の事例と同じように、設楽と東栄もかなり対照的な印象です。
■
さいごに、豊根村。
産業(観光・水産業)⇒インフラ(道路、防災、ヘリポート)・・・
海のない山村にも関わらず、水産業を地方創生として打ち出しているのが特徴的です。
■
自分が住んでいるひとつの自治体だけを見ているとなかなか気づきにくいですが、
順番だけでもこうやって比べてみると、見えてくるものもあるのでは、と思います。
もちろんどれが正解、というのはありません。
それでも現時点・途中経過的なひとつの参考値としてお伝えすると、
人口について、2010年⇒2015年において、
東三河8市町村で唯一増加しているのは豊川市だけです。
今後、2020年に向けてはそれぞれどうなるでしょうか。
では!
(ご参考)
東三河8市町村長が意見交換 豊橋で新春懇談会|東愛知新聞
http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/2259
人口減少時代への対応急ぐ | 東日新聞
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=65342
昨年の長坂家は人口増でした。
さて、新春恒例の東三河8市町村町の懇談会が、
昨日1月10日にありました。
そこで配付された資料がこちら。
中を見て、びっくり!
ぼくが今、のどから手が出るほど欲しい情報である、豊橋市の
「平成30年度予算大綱」と書式が瓜二つ。
※過去の予算大綱説明書はこちら。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/8815.htm
中を見る限り、目新しい事業の記載は見受けられなかったので、
平成30年度予算の発表に向けてここから加筆されていくものと思われます。
この資料では、東三河8市町村(豊橋、豊川、蒲郡、新城、田原、設楽、東栄、豊根)の
次年度平成30年度の重点施策が掲載されていました。
そこで、見出しベースで、8市町村の違いを紐解いて行きます。
ポイントは記載の『順番』、特に一番最初に書かれているものです。
以下(※)は、長坂注です。
■
まずは、豊橋市。
1.未来(あす)をひらく元気づくりというわけで、豊橋市は、産業⇒教育⇒シティプロモーション・・・
◯活力みなぎる産業の創出(※産業)
◯未来に羽ばたく人づくり(※学校教育)
◯選ばれるまち豊橋の実現(※シティプロモーション、スポーツ、道の駅)
2.未来(あす)をささえる安心づくり
◯安心して子育てできる暮らしの実現(※子育て)
◯いきいきとした長寿社会の実現(※高齢者・医療)
◯災害に強い暮らしの実現(※防災)
3.未来(あす)をつなぐまちづくり
◯持続可能なまちづくり(※コンパクトシティ、中心市街地活性)
◯ECOなまちづくりの実践(※ごみ、環境)
◯新たな東三河の地域づくり(※広域連携)
産業のうち半分ほどは、食を含む農業に紙幅が割かれています。
■
次に、豊川市。
1.Smile【笑顔】「子育てするなら豊川市」といわれるまちをつくります(※教育、育児)教育・育児⇒防災・工場跡地利活用・・・という感じ。
2.Safety【安心】安全安心で活気のあるまちをつくります(※防災、工場跡地利活用)
3.Soft【やさしさ】人にやさしく健康で自然と共生したまちをつくります(※高齢者、障害者)
4.Smple【わかりやすさ】わかりやすく、無駄のない行政をすすめます(※公共施設統廃合、行財政改革)
5.国県への強い要望(※ダム、道路)
最後の工場跡地利活用は、文脈的に新しい文化会館、市民病院、そしてイオンのことかと。
産業振興関連の記載がほとんどありませんでした。
■
続いて、蒲郡市。
1.企業誘致の推進産業⇒インフラ⇒健康・・・
2.産業の活性化(※観光含む)
3.地方創生事業への取組み(※農業、商工業、観光)
4.都市基盤整備の促進(※道路、港)
5.健康づくりの推進(※健康)
と、豊橋市よりも更に産業色が強い感じです。
豊川市と対照的に、こちらは育児教育関連の記載はほぼなし。
■
そして、新城市。
1.「新城版・賢人会議」・「福祉円卓会議」創設(※高齢者)順番よりも、見出しが事業名レベルで具体的です。
2.「新城エネルギー公社」創設(※電力)
3.「新城公共商社」創設(※産業)
4.世界ニューキャッスルアライアンス会議を成功させ、「世界の新城」を発信(※国際交流、若者)
5.第2次総合計画策定
さすが、名物市長。
■
後半へ、田原市。
1.将来に向けた人口増施策
◯産業振興・雇用促進
◯定住・移住促進
◯出産・子育て支援
2.住み続けたいまちづくり
◯市街地活性化
◯地域医療体制の充実
◯交流人口増加
◯教育環境の充実
◯安心・安全の推進
3.持続可能な地域づくりと行政基盤づくり
◯広域連携
◯行政基盤の強化
産業⇒定住・移住⇒子育て支援・・・
順番は豊橋市と比較的近い感じです。
見出し以下の記載内容は、とても具体的です。
■
ここから町村。設楽町。
1.みんなが主役の全員協働のまちづくり設楽町は、設楽ダム計画というかなり個別具体な事情があるので、
2.森と水が活きる環境共生のまちづくり
3.地域産業の魅力と活力にあふれるにぎわいのまちづくり(※観光含む産業)
4.安全で快適な暮らしやすいまちづくり(※道路、下水道等インフラ)
5.支えあいと助けあいによる安心福祉のまちづくり(※高齢者含む福祉、医療)
6.人とまちの未来を育む教育文化のまちづくり(※教育)
そのあたりも勘案して見る必要があります。
■
そして、東栄町。
1.町民の暮らしを支えるプロジェクト福祉⇒子育て⇒(ひとつ飛ばして)⇒観光・・・と、
◯地域包括ケアシステムの構築
◯子育て支援
◯多機能拠点施設の検討・整備
2.交流・移住・定住プロジェクト
◯観光まちづくりの推進
◯定住促進事業の推進・集落支援
◯東栄町まちづくり基本条例の推進
蒲郡・豊川の事例と同じように、設楽と東栄もかなり対照的な印象です。
■
さいごに、豊根村。
1.第6次総合計画に基づく事業の推進1番めの総括的内容な総合計画を除くと、
2.観光交流アクションプランの推進
3.地方創生総合戦略の推進(※チョウザメ・アユ等の水産業)
4.遅れているインフラの更なる推進(※道路、防災)
5.生活基盤の整備促進(※ヘリポート)
6.定住促進対策
7.福祉医療対策
8.産業の振興
9.教育の振興
産業(観光・水産業)⇒インフラ(道路、防災、ヘリポート)・・・
海のない山村にも関わらず、水産業を地方創生として打ち出しているのが特徴的です。
■
自分が住んでいるひとつの自治体だけを見ているとなかなか気づきにくいですが、
順番だけでもこうやって比べてみると、見えてくるものもあるのでは、と思います。
もちろんどれが正解、というのはありません。
それでも現時点・途中経過的なひとつの参考値としてお伝えすると、
人口について、2010年⇒2015年において、
東三河8市町村で唯一増加しているのは豊川市だけです。
今後、2020年に向けてはそれぞれどうなるでしょうか。
では!
(ご参考)
東三河8市町村長が意見交換 豊橋で新春懇談会|東愛知新聞
http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/2259
人口減少時代への対応急ぐ | 東日新聞
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=65342