豊橋市議の長坂です。
"みわっち" こと、NHKの佐戸未和記者のご両親が、
厚労省で会見をされました。
■
そんな折り、学生時代のサークルでみわっちを含むメンバーがつくった
映像作品が、再公開されました。
これは、NHKアナウンサーであった堀潤さん(NPO法人8bitnews)と、
2004年当時、編集段階からこの映像作品を見ていましたが、
ぼく自身も当時より社会のことや知識が増えた今、改めて見ると、その凄さに驚きます。
その内容は、10数年経っても色褪せていません。
■
ぼくがみわっちや他メンバーと出会ったのは2002年の秋、
「BSアカデミア」というTBS局内に設けらていた、
学生ラジオ放送に5期生として入ったときです。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00372609.html
当時、みわっちが大学2年、ぼくは大学1年でした。
真ん中はアドバイザーをしてくださっていた下村さんです。
「ラジオ」と言っても、FMやAMでなく、BSデジタル放送を使ったものでした。
(当時はもうすぐ地上波デジタル放送がはじまるという時期)
BSアカデミアの「BS」はそこから来ています。
実は、この団体は立ち上げに、高校の先輩が関わっており、
ぼくはその先輩から教えていただき、存在を知り、入りました。
みわっちが、どういうきっかけで知り、入ったのかは知りません。
今なら「SNSで」というのがありそうですが、当時はまだありませんでした。
(mixiができたのが、ぼくが大学3年の2004年)
BSアカデミアは、ぼくらが入った半年後の2003年3月末で、閉局となりました。
理由が明確に示された記憶がないですが、TBSの判断だったと思われます。
■
大学1、2年で行き場を失ったぼくたちは、話し合いました。
せっかくメディアやジャーナリズム、発信することに興味がある学生が集まっているのに、
このまま解散で終わってしまうのか、どうなのか。
結局、一部のメンバーで「NBアカデミア」という新しい学生メディアをつくりました。
このタイミングで、新たなに加わったメンバーもいます。
これまではTBS内であった「BSアカデミア」とちがって、
「NBアカデミア」は、TBSから離れた任意団体、今で言えば学生団体でした。
下村さんは引き続き、私たちにアドバイスをくださいました。
また、今もあるTBSのニュースチャンネル「ニュースバード」の方も、
新たにアドバイザーとして、個人的にご協力をくださいました。
「NB」は、それをリスペクトして「ニュースバード」から取ったものです。
■
今は、もうNBアカデミアのサイトも閉じてしまったのですが、
閉じるときにデータを保存していたので、ここで改めて雰囲気を紹介します。

WHAT'S NB

そして、こんな作品をつくっていました。
NBチャンネル

ぼくの作品の一部は、YouTubeに移転して、今でも公開していますが、
上から4目の『バンカラ』
テーマは高校のファイヤーストーム。
下から3番目の『弱冠』テーマは手筒花火。
比べてもらえば、みわっちたちの『OKINAWA』が、
いかに優れた珠玉の作品か、わかると思います。
■
BSアカデミアにも、NBアカデミアにも、みわっちのように
メディア(テレビ・新聞・広告など)に進んでいったOBOGが、結構います。
アナウンサーも何名かいます。
多くが今回の公表・過労死に心を傷めているはずです。
冒頭の『OKINAWA』動画を、元NHKの方と元TBSの方が、
連携して再公開くださったのは、とても象徴的ですが、
きっとこれから、諸先輩方や同期が組織の中からも、
メディア人の働き方・勤労管理について、
動き出してくれるのではないかと、信じています。
■
この機会に、BS&NBアカデミアの面々を思い浮かべ、
みわっちの前に、急死した方がいたことを思い出しました。
タイミングが合わず、手を合わせに行けなかったのですが、
改めて、手を合わせに行きたいと思いました。
では。
(追記)
"みわっち" こと、NHKの佐戸未和記者のご両親が、
厚労省で会見をされました。
佐戸さんは当時結婚を控えており、遺体を火葬する前、婚約者がその指に指輪をはめた
- 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASKBF5F9CKBFULFA02J.html
「パパありがとう。悲惨な誕生日だったけど体調は戻った。忙しいしストレスもたまるし、1日1回は仕事を辞めたいと思うけど、踏ん張りどころだね」
最後のメールは自身の誕生日の翌日だった。誕生日には取材相手を訪問する「夜討ち朝駆け」が続き、トイレにも行けずぼうこう炎になっていたという。
- 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/171013/lif1710130023-n1.html
メーカーの営業職で、死去の知らせは海外赴任していたブラジルで聞いた。一緒にいた母親は状況が分からず錯乱状態に。急いで現地をたち、夏場で損傷が激しかった遺体と対面したこちらの写真なんか、
- 産経ニュース(同上)
焼肉好きだったみわっちが思い出されて、辛いものがあります。朝日新聞(asahi shimbun)@asahi
火葬を前に婚約者が指輪 NHK記者、結婚間近に過労死 https://t.co/TVl1fR24CW
2017/10/13 21:24:04
■
そんな折り、学生時代のサークルでみわっちを含むメンバーがつくった
映像作品が、再公開されました。
これは、NHKアナウンサーであった堀潤さん(NPO法人8bitnews)と、
そして当時、サークル活動の恩師である下村健一さん(元TBSキャスター)のお陰です。堀 潤 JUN HORI@8bit_HORIJUN
若くして命を落とした後輩記者の取材を多くの人に見てもらいたい。ぜひ力を貸して下さい。貴重な取材映像です。→過労死した元NHK佐戸未和記者が学生時代に報じた「沖縄米軍ヘリ墜落事故」動画リポートを有志が公開(堀潤) - Y!ニュース https://t.co/X8RP8Px02Y
2017/10/14 02:13:32
2004年当時、編集段階からこの映像作品を見ていましたが、
ぼく自身も当時より社会のことや知識が増えた今、改めて見ると、その凄さに驚きます。
その内容は、10数年経っても色褪せていません。
■
ぼくがみわっちや他メンバーと出会ったのは2002年の秋、
「BSアカデミア」というTBS局内に設けらていた、
学生ラジオ放送に5期生として入ったときです。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00372609.html
当時、みわっちが大学2年、ぼくは大学1年でした。
真ん中はアドバイザーをしてくださっていた下村さんです。
「ラジオ」と言っても、FMやAMでなく、BSデジタル放送を使ったものでした。
(当時はもうすぐ地上波デジタル放送がはじまるという時期)
BSアカデミアの「BS」はそこから来ています。
実は、この団体は立ち上げに、高校の先輩が関わっており、
ぼくはその先輩から教えていただき、存在を知り、入りました。
みわっちが、どういうきっかけで知り、入ったのかは知りません。
今なら「SNSで」というのがありそうですが、当時はまだありませんでした。
(mixiができたのが、ぼくが大学3年の2004年)
BSアカデミアは、ぼくらが入った半年後の2003年3月末で、閉局となりました。
理由が明確に示された記憶がないですが、TBSの判断だったと思われます。
■
大学1、2年で行き場を失ったぼくたちは、話し合いました。
せっかくメディアやジャーナリズム、発信することに興味がある学生が集まっているのに、
このまま解散で終わってしまうのか、どうなのか。
結局、一部のメンバーで「NBアカデミア」という新しい学生メディアをつくりました。
このタイミングで、新たなに加わったメンバーもいます。
これまではTBS内であった「BSアカデミア」とちがって、
「NBアカデミア」は、TBSから離れた任意団体、今で言えば学生団体でした。
下村さんは引き続き、私たちにアドバイスをくださいました。
また、今もあるTBSのニュースチャンネル「ニュースバード」の方も、
新たにアドバイザーとして、個人的にご協力をくださいました。
「NB」は、それをリスペクトして「ニュースバード」から取ったものです。
■
今は、もうNBアカデミアのサイトも閉じてしまったのですが、
閉じるときにデータを保存していたので、ここで改めて雰囲気を紹介します。

WHAT'S NB

当時はこっ恥ずかしかった気もしますが、今見るとそれなりことが書かれています。NBアカデミアとは、ニュースやドキュメンタリーを自主制作する、学生が運営するメディアです。現在、色々な大学から集まった元気いっぱいのメンバーで活動しています。2003年の3月に発足し、映像制作は未経験だった私たちですが、作品を作る楽しさを知りここまでやってきました。
取材途中での新しい発見との出会いや、どう構成したら一番相手に「伝わる」かを悩んだ末に、思いついた時のうれしさは格別です。作品に対しては、アドバイザーとして招いた、マスコミの現場でニュース制作に携わっているプロの方とメンバーで議論をし、より「伝わる」ものに仕上げていきます。
大学生が作った作品を、プロの方が本気で批評してくださる。そんな機会も滅多にないですが、カメラの使い方や、取材の仕方、構成の仕方まで伝授してもらえるのです!
「何か新しい事にチャレンジしてみたい!」「コレが伝えたい!」と思っているあなた!!私たちと一緒に楽しみながら発信者になりませんか?
「ニュース」は身近なところにあるのです。 まずは、このHPで私たちの作品是非ご覧下さい♪
そして、こんな作品をつくっていました。
NBチャンネル

ぼくの作品の一部は、YouTubeに移転して、今でも公開していますが、
上から4目の『バンカラ』
テーマは高校のファイヤーストーム。
下から3番目の『弱冠』テーマは手筒花火。
比べてもらえば、みわっちたちの『OKINAWA』が、
いかに優れた珠玉の作品か、わかると思います。
■
BSアカデミアにも、NBアカデミアにも、みわっちのように
メディア(テレビ・新聞・広告など)に進んでいったOBOGが、結構います。
アナウンサーも何名かいます。
多くが今回の公表・過労死に心を傷めているはずです。
冒頭の『OKINAWA』動画を、元NHKの方と元TBSの方が、
連携して再公開くださったのは、とても象徴的ですが、
きっとこれから、諸先輩方や同期が組織の中からも、
メディア人の働き方・勤労管理について、
動き出してくれるのではないかと、信じています。
■
この機会に、BS&NBアカデミアの面々を思い浮かべ、
みわっちの前に、急死した方がいたことを思い出しました。
タイミングが合わず、手を合わせに行けなかったのですが、
改めて、手を合わせに行きたいと思いました。
では。
(追記)
オトナ音@愛知豊橋@otonaoto
【ブログ更新】&vquot;友人たちより「NHK佐戸未和記者の過労死報道を受けて」&vquot;
2017/10/28 03:18:06
- 愛知豊橋・長坂なおと のblog
https://t.co/VCvWh30LQ7 #NHK #karoshi #過労死 #佐戸未和