豊橋市議の長坂です。
無所属地方議員です。

いよいよ選挙期間が始まる公示日を迎えました。
友人のおときた都議がこんなブログを書いていました。
こちらは「もしおときたが立候補したら・・」と構えていたのですが、
結果それはなく・・・・

というわけで、同じく無所属地方議員である僕は、
まずは地元愛知15区で立った3候補の出発式・出陣式を見学してきました。
171010_100209
 - 根本 幸典 候補(自由民主党)@豊橋市西幸町字浜池87の事務所
171010_104102
 - 関 健一郎 候補(希望の党)@豊橋駅ペデストリアンデッキ
171010_111703
 - 野澤 康幸 候補(日本共産党)@豊橋市大橋通3-153の事務所前



各陣営合わせて、新聞・テレビ合わせて20人近い記者・カメラマンなど取材陣がいたと思います。

このブログでも最近度々書いていますが、4年前に亡くなった友人の佐戸未和記者が、
過労死であったことを、最近勤務先のNHKは公表しました。

ぼくは過労死であったことも、この公表で初めて知ったのですが、
驚いたのは、その取材状況です。
佐戸さんは17年4月に入局。22年から首都圏放送センターに所属していた。死亡当時は東京都庁を担当しており、25年6月の都議選や同7月の参院選を取材。参院選の投開票があった3日後の24日に死亡した
25年6月の都議選は、おときたが初挑戦した選挙であり、人並み以上に注目していました。
もちろん国政である参院選も。

しかし、このニュースを見るまで、みわっち(佐戸記者)の死と選挙とは、
僕の頭の一切つながっていなかったし、この記事を読んでも、
そんな直後のできごとだった記憶が曖昧です。



彼女以外に、記者の友人が何人もいますが、国政選挙となると、
文字通り「総出」の取材体制となるようです。

それだけではありません。

奥さんが記者(NHKではない)という友人がいるのですが、
その友人も選挙が近づいて、育児についても家庭内で
「選挙体制」が取られているとSNSに書いていました。



選挙の裏では、調査を掛けての票読み・情勢判断もされています。
「当確」を出す出さないに、首がかかっているという噂も聞きます。

決して選挙報道を軽んじるつもりはありません。

しかし、調査もない、地上波の選挙特番もない地方議員選挙と比較すると、
蓋を開けたらそこで結果はわかるのだから、
そこにそこまでの心血を注ぐ、文字とおり命を懸ける、削る必要は本当にあるのか。

そういうことを一度立ち止まって、考えてみていただきたい。



選挙取材が原因で、若くして命を落とした記者が実際にいます。

そしてそのひとりの友人としてのエゴなのかもしれませんが、
二度と彼女のような記者を出してほしくないし、

こうなった以上、このように公表された以上、
彼女の死が少しでも意義あるものになるためにも、
今一度、取材体制≒記者の勤務環境について、
すべての報道機関が見直してもらいたい。



NHKが選挙直前のこのタイミングで公表をしたのは、
きっとそのため、まずはNHKから選挙取材体制を見直すためだと、
ぼくは思っています。

まちがっても選挙報道で、この公表が雲散霧消にならないよう、
しっかりと警鐘を鳴らし続けていただきたいものです。

では。


(追記)