豊橋市議の長坂です。
マイナンバーカードをもっていません。

さて、ぼくがメインで使っているクレジットカードの会社から、
本日お電話をいただきました。
(会話は思い出しなので概要です)

-はい、
「こちら、◯◯カードですが、長坂様の携帯でよろしいですか?」

-はい。
「この度、当社のセキュリティが不正利用の可能性の検知しました。
 8日にローソンHMVにカード登録をされましたか?」

-いいえ。
「ありがとうございます。
 9日にYahoo!にカード登録をされましたか?」

-いいえ。
「ありがとうございます。
 これらのカード登録が連続してあり、当社のセキュリティが検知しました。
 金銭的な被害は発生していませんが、カード番号の変更をお願いできますでしょうか?」



聞くと、カード番号の変更≒カードの再発行であり、
事前にお聞きしたいことを、もろもろ確認の上、
電話終了してすぐに、今持っているカードは使用停止になりました。

1週間~10日ほどで、新しい番号の新しいカードが送られくるようです。
それまではカードが使えなくなりました(一応、他のカードもありますが)。

新しいカードが届いても、番号が変更になっているので、
これまで登録していたものを携帯を始め、全部変更しないといけないので、
それはそれで難儀な話です。



さて、この度のぼくの個人情報の流出、実は心当たりがあります。
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チケット販売サイトを運営する「ぴあ」は2017年4月25日、運営を受託するプロバスケットボール「Bリーグ」ファンクラブ受付サイトと同チケットサイト上で不正アクセスが確認され、クレジットカード情報約3万2000件を含む個人情報約15万5000件が第三者に流出した可能性があると発表した。流出したクレジットカード情報により、すでに197件、合計約630万円分が不正使用されたことも判明している(略)

クレジットカード再発行を希望する場合の手数料や、流出したカード情報で不正使用された金額は、ぴあ社が補償するとしている。
Bリーグ公式サイトでは、非常に丁寧に説明が尽くされています。
過去に何度か個人情報の流出を経験していますが、
(可能性含む。名前やメールアドレスなど。カード情報は知る限り今回がはじめて)
実際に、不正使用が発覚したのははじめてです。

知らないところから携帯に営業電話がかかってくることはしょっちゅうなので、
大学などの同窓会名簿は、そこらに出回っているようですが。

もっとも、カード会社からの電話の際に、
今回のぴあ社の流出該当者であることを情報提供しておきましたが、
「その可能性はあるかもしれないが、流出元は特定できてない」
と、仰られたことは付記しておきます。

流出元はわかりませんが、ぴあ社から同様のお手紙をもらった方は、
少し注意をされ、カードの再発行など、
早め早めの対策をされるのが、よいかもしれません。



ぼくは「◯◯神話」のように、「絶対漏洩しない」個人情報はありえないと思っており、
個人情報を取り扱う以上、必ず流出リスクはどんなに少なくてもゼロにはできず、
それは、クレジットカード利用者など、その便利さを享受するために、
個人情報を提供する側も、共有しているリスクだと思っています。

そのため、今回ぴあ社は、
クレジットカード再発行を希望する場合の手数料や、流出したカード情報で不正使用された金額は、ぴあ社が補償する
と言っているため、それほど目くじらを立てたりしているわけではありません。



しかし、春にこの流出がニュースになった後、次のニュースが出たときには驚きました。
総務省とぴあは7月12日、マイナンバーカードを使ってチケットの高額転売を防ぐシステムの導入を検討していると明かした。ユーザー固有のマイナンバーカードで本人確認することで、1人が複数のチケットを不正購入、高額転売するのを防ぐ狙い。

総務省とぴあは2017年3月、プロバスケットボール「B.LEAGUE」観覧者の一部を対象に、マイナンバーカードを使った認証機能の実証実験をした。ユーザーは専用Webサイトでマイナンバーカードの公的個人認証サービスを利用してチケットを予約し、コンビニ店頭の実験用端末にマイナンバーカードをかざして決済、会場入り口で再度かざして本人確認をする――という仕組みだった。

【おわびと訂正】
初出時、「ユーザーがぴあのWebサイトでマイナンバーを入力してチケットを購入」と記載していましたが、正しくはマイナンバー(個人番号)ではなく、公的個人認証サービスを利用したものでした。事実確認が不十分なまま掲載しましたことをおわびして訂正いたします。[15日午後5時改訂]
また、タイトルと本文内の「マイナンバー」を「マイナンバーカード」に改めました。[12日午後4時30分]
タイミングわるすぎる・・・

総務省が、今年3月時点で普及率10%に満たないという、
マイナンバーカードを普及させたいのはわかりますが、
さすがにこれは無理筋かと。

リスクとデメリットに比べ、得られるメリットが小さ過ぎます。



マイナンバーカードをなくすリスクを、
ゼロにする方法があります。

はじめから持たないことです。

では!