豊橋市議の長坂です。
怖い話は苦手です。

さて、豊橋市議会には、年5回発行される
「市議会だより」があります。

1回に10万部以上が発行され、
広報とよはしといっしょに世帯配布されます。
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「一般質問」というのを議会ですると、ひと枠掲載され、
どの質問を載せるかは、いつも大変悩みます。

そんな悩みの中、12月定例会号で僕が選んだ質問はこれ
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答え(市役所)
現在保有する全ての施設を維持、更新するには現在と比べて2倍にも及ぶ財政負担が必要になってきます(略)

現在保有する全ての施設を維持することは、極めて難しい状況であり、将来的に施設の総量削減は、避けて通れないものと認識しています。 
これは相当に、踏み込んだ発言が市役所からありました。
10万部の市議会だよりが、市民に届いた今・・・無風。。。



そんな公共施設の今後の方針が示された、
「公共施設等総合管理方針」が、2月1日に示されました。
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まず、最も重要な数字がこちら。
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過去5年、公共施設(道路など含む)にかかったお金は平均で年間85億円でした。

しかし今後50年の平均は、年間181億円かかる試算になりました。
長寿命化」という工事で、施設を長持ちさせても、年間158億円かかります。

そして、
これらの費用を単純に比較すると約46%の施設が維持できなくなると計算されます。
・・・つまり、約半分の施設が維持できなくなる、と?

これが、市議会だよりに掲載した、
『現在と比べて2倍にも及ぶ財政負担』の詳細です。



では、「長寿命化」をするとどうなるか。

長寿命化しない場合がピンク、
長寿命化する場合がブルーです。
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先ほどの横棒グラフのように、総額は181億円から158億円と減少します。

しかし、耐用年数を47年間から80年間に延ばすため、
費用負担がより後世にしわ寄せされることになります。
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平成47年度までの平均が年間130億円に対し、
平成48年度以降では、188億円と増大します。

そうなのに、この「公共施設等総合管理方針」では、
平成48年度以降の188億円をひとまず置いて、
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平成47年度までの差額である、約45億円を、
毎年どうやって捻出していくかが目標となっています。

そうは言っても、これまでの85億円の1.5倍なんですが・・・

その捻出方法については、
約45億円の財源確保または経費の抑制
としており、この「経費の抑制」には、
施設の削減・統廃合も含まれています。

というか、減らさないと平成48年度以降の
負担のしわ寄せが、残ったままになりますので。



ちなみに、冒頭の市議会だよりにて、
豊橋市と同規模である倉敷市では『公共施設等総合管理計画』に「約42%の公共施設が維持できなくなる」と記している。
とあるように、これは豊橋だけの話でなく、
全国各地で共通する話かと思います。

(つづく)

では!