豊橋市議の長坂です。
合否通知が届きません。

テレビでは、選抜された300人への都議選対策講座(第1回)が
話題になっていますが、
裏番組で、粛々と本講座(?)も開講しており、
本日1月29日が、14日(土)に開講された第4回のレポート提出日でした。

第4回の講師は次の方々
  • 山田吉彦さん(東海大学海洋学部教授)
  • 鈴木亘さん(学習院大学経済学部教授)
  • 三浦瑠麗さん(東京大学政策ビジョン研究センター講師)
山田さんは「海洋都市東京」、鈴木さんは「東京都の待機児童対策」、
三浦さんは「グローバリゼーション下での政府、政党」について、お話されました。

ざっくりお話(感想)をまとめると、

山田さんのお話はどこかで聞いたことあると思って調べたら、
著書を読んだことがありました。


鈴木さんは、待機児童問題について東京都の顧問もされているようで、
保育を「費用(行政コスト)」の面からも捉えるのは非常に重要と思いつつ、
だからと言って、短期的な「見合う」「見合わない」だけで考えてはいけないと学びました。

三浦さんは、テレビで見ることはあっても、長くお話を聞くのは初めて。
「今、うちの大学の講師に、こんな話がわかりやすい方がいらっしゃるのか!(現役学生うらやましい!)」
そりゃ、あれだけテレビに出るはずです、納得。

では、提出したレポートです。
インターネットにて聴講いたしました。
豊橋市議の長坂と申します。

山田様、鈴木様、三浦様の3名全員の講義を拝聴しました。

まず、山田様について。
過去に山田様の「日本は世界4位の海洋大国」を読んでおり、
講義中で、特に新しい知見はありませんでした。

今回は「東京の~」ということなので、もう少し東京に特化した、
お話を聞けたらと思っていました。

特に東京は、他の都道府県と比べても、多くの有人離島を抱えており、
都市東京が抱える過疎問題として、また三宅島の火山について、
今後どのように対応していくか、私は非常に興味があります。
実際に、私自身、御蔵島、八丈島、小笠原(父島)に上陸したこともあります。


続いて、鈴木様について。
保育問題(待機児童問題)の不都合な真実、大変興味深かったです。
保育料(保護者負担分)が2万円に対し、児童ひとりあたり15万~20万、
0歳児では40万~50万の費用がかかるということ。
行政のコストについては、あまり知られることがないので、
これは多くの人にも知ってほしい、考えてほしい課題と思いました。

一方だからといって「コストに見合わない」と停まってしまうのも違うかと。

例えば、鳥取県では「在宅育児」をする家庭、
つまり保育園を使わない家庭に月3万円の経済支援するということです。

これと同じように、例えば、保育料を民間保育所(無認可)並の6~7万円に上げ、
全ての子どもにその上昇分に相当する手当を出すということも考えられるでしょう。

それ以上に稼ぐ方は、保育所を利用されるでしょうが、
働くよりも在宅育児をした方が経済的な家庭は、
待機児童の抑制に繋がるのでは、と考えられます。

また、公立保育所と民間保育所が、より公正な競争環境にも
置かれるのではないかと考えます。

最後に、三浦先生について。

テレビでは何度もお見かけしたことがありました、
これだけ長くしっかりとお話を聞くことは初めてで、
非常にわかりやすいお話で、先生の教え子がうらやましく存じました。

未来予測は難しいものですが、トランプ大統領就任を含めた、
最近の世界的な民主主義の新しい流れと、
それを踏まえての「これからの政党」に求められるものは、
国際政治とは距離がありそうな地方自治体に関する私自身にとっても、
かなり首肯する内容でした。

次回も楽しみにしております。

長坂 尚登

鳥取県の取り組みはこちらです。
では!