豊橋市議の長坂です。
妄想力には自信があります。

さて、今更ながら「君の名は。」を見てきました。

地域の集まりがあって、夜の早い時間にいい感じの仕上がりで、
映画館近くで、身体が空いたので、
今なら泣ける! 
ところが、映画の途中で豊橋の風景(ホリデイタワー)が出てきて、
「おぉ、これで豊橋も聖地に!」
と興奮してしまい、感情移入への集中力が削がれてしまい、泣くに至らず。

しかもうちに帰って調べてみると、
青空の下、右側には巨大な風車、左側には高層タワーが立つ(略)
高層タワーのモデルは昭和電線ケーブルシステムのCVタワー(御津町佐脇浜2)
http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/266|映画「君の名は。」豊川にも“聖地
豊橋(ホリデイタワー)じゃなかった!
返して!、ぼくの集中(妄想)力。

ちなみにホリデイタワーとはこんな感じなのですが、
これなら勘違いしてもしょうがないですよねぇ
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http://etesuke.blog.fc2.com/blog-entry-592.html|君の名は。の聖地巡礼(舞台探訪)に行ってきました!1 


さて、うちに帰って、父に映画(君の名は。)を観て来たことを告げると、父が、
ぼくも観に行こうと思ったけど、「そんなの見に行くの!」って言われてやめた
まあ、確かに、「君の名は。」は、特に10代20代に大HITらしいので、
父ももう60代であり、言った人の気持ちもわからなくないですが・・・


そんな、「君の名は。」が気になるけど、年齢を気にして見に行けない
という方向けに、ストーリーをご紹介します。

タイトルにあるように「ネタバレしかない」ですので、
これから映画を観るのを楽しみにしている方は、これ以上、先に進まないでください。
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http://www.kiminona.com|公式サイト
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リロード(更新)したら、トップ画が変わりました。

予告(そろそろネタバレ開始しますよ?)


予告その2(よいですか?)


主題歌「前前前世」



では、ストーリーです。

主人公は、高校生の男女2人。
立花瀧(たぎばなたき)と宮水三葉(みやみずみつは)。

瀧は、新宿近辺に住み、
三葉は、岐阜県飛騨地方の「糸守町」に住む。
三葉の父は町長で、母の実家は地域の有名神社。

三葉は、瀧の3歳ほど年上で、
高校生の瀧は、3年前高校生の三葉と空間だけでなく、
時間を超えて、夢の中で身体が入れ替わります。

時系列で整理すると、このようになります。

 ・ 三葉 0歳
 ・ 三葉 3歳 瀧0歳
 ・ 三葉 高校3年春、3年後の瀧(高校3年生)と身体が入れ替わる

 ・ 三葉 高校3年夏 Xデーの前日、三葉が東京の瀧に会いに行く。
 しかし、このときの瀧(中学3年)は、三葉と夢で入れ替わっていないため、
 三葉は奇跡的偶然で、瀧を発見するも、瀧に認識されず。

 ・ 三葉 高校3年夏 Xデー、夏祭りの日に糸守町に彗星が墜落。
 壊滅的被害で、三葉を含め、家族・友人ともみな死亡。

~3年後~

 ・ 瀧 高校3年春、3年前の三葉(高校3年生)と身体が入れ替わる。
 ・ 瀧 高校3年夏、Xデー この日から三葉と身体が入れ替わらなくなる

 ・ 瀧 高校3年秋(?)、必死で記憶を思い出し、瀧にとって夢の中の三葉の家や風景から、
 飛騨地方であることを特定し、三葉に会うため、糸森町に辿り着く。
 ※冒頭の「ホリデイタワー」は、東京から飛騨に向かう車窓のシーン

 そこで、三葉が死んだこと、入れ替わってる三葉は、3年前の時間と知る。

 ・ 瀧 高校3年秋(?)、糸森町2日目。
 過去に三葉(の身体の瀧)が奉納した御神酒(口噛み酒)を思い出し、
 それを見つけ、飲み、再び三葉と入れ替わる。
 入れ替わった先は、3年前Xデーの当日。

~3年前のXデー~

 ・ 彗星が墜落する未来を知っている瀧が、三葉の身体で、
 三葉友人と作戦を立て、町民避難を実行する。
 途中で、再び入れ替わり(元に戻り)、
 三葉自身で、避難を完了させる。
 住民の多くが助かり、ここで未来が変わる。
 そして、この日から再び入れ替わらなくなる。

~Xデーから7年後~

 ・ 瀧 大学4年冬、もう三葉の名前はもちろん、記憶も曖昧。
 けど、よくわからない誰かを探しているような気がする日々。
 カフェで、(助かった)三葉の友人2人を見かける。
 が、瀧は多少気になるも思い出せない。

・ 瀧 新社会人になる春、偶然三葉(26歳くらい)を見つける。
 双方、惹かれるものがあり、互いに同時に聞く。
 「君の名前は?」



胸キュンポイント
(※胸キュンには、個人差があります)
  • 一番は、最後に2人が出会えるとこ
  • 三葉から見て瀧くんが頼りなく、年下なのに、頼れるとこ(遠くから必死で会いに来てくれた、時空を超えて助けに来てくれた、ずっと探してくれた)
  • そんな頼りない瀧くんの恋愛サポートを、身体が入れ替わっているときに三葉はしていたのに、算段つけて「いざ、瀧くんが憧れの先輩とデート」となって、三葉はなぜか涙が止まらず、瀧くんを好きになっていた自分に気付くとこ

ちなみに、このような作品を「セカイ系」と言います(らしいです)
セカイ系とは、
主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性(「きみとぼく」)の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」などといった抽象的な大問題に直結する作品群のこと
https://ja.wikipedia.org/wiki/セカイ系 
本作の場合は、ぼく(瀧くん)とヒロイン(三葉)の関係が、彗星墜落という危機の回避に繋がります。

大家の東浩紀さんは、「セカイ系の集大成」と言っています。
東浩紀、新海誠『君の名は。』と村上春樹『ノルウェイの森』とを批評せんとす。 - Togetterまとめ
https://togetter.com/li/1033405


突っ込んじゃいけないところ
  • 名前を思い出そうとしたり、書き留めようとすると、なぜか記憶から名前が消えること
  • 三葉が(入れ替わっているときに)瀧くんのスマホに残した日記のデータが、目の前で消えていくこと
  • 双方、入れ替わってるときに、カレンダーなどで3年前/後であることに、気づかないこと
  • 彗星が墜落したが、大きさの割に被害規模・範囲が小さい(気がする)

ストーリーと関係なく、突っ込みたくなるところ
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聖地として、有名になったこのシーンは劇中にない。

そして、タイトルが「君の名は。」なのに、最後の台詞はまさか
「君の名前は?」

では!