豊橋市議の長坂です。
本離れが深刻です。
さて、大学のかわいい後輩である安部敏樹(天才)から、2冊めの献本をいただきました。
あ、間違えた。
かわいい後輩の本なので、急いで読みました(僕なりに)
早速ネタバレをしますが、タイトルである「日本につけるクスリ」を、あとがきで安部敏樹はこのように述べています。
大正義過ぎてぐうの音もでません。
じゃあ、「社会全体に対して当事者意識を持ち、痛みも含めてみなと共有し、ともに未来を創り出していける市民や国民をできるだけ多く生み出していく」ためにはどうしたらよいのか。
それについては、ほとんど触れられていない。
「メディア」と「教育」の項に、少しばかりそのヒントが書かれています。
そして、この話は著書の後半でこのように発展します。
著書からの引用はここまでに。
安部敏樹はぼくより全然優秀だし、かつ実績も出している。
だから、「えらそうなこと」を言うことになってしまうけれど、「えらそうなこと」言います。
この本はとてもいい本なのだけど、well-informed public のためには、本という手段は非力過ぎる。
良くて数万部、日本人口の0.0数%にしか届かない。
テレビだ、テレビに出ろ安部敏樹。
もしそれが憚られるなら、宗教起こせ、教祖になれ。
世界で最も読まれているのは、聖書だ。
コーランもよく読まれている。
それもいやなら漫画家だ。
諦めたらそこで試合終了だ。
■
ところでみなさん、「バカにつけるクスリはない」 ということわざをご存知でしょうか?
日本=バカ
「日本につけるクスリ」=ない ⇒ 日本はいつまで経ってもバカのまま
という意味がこのタイトルには込められています(と読み取れます)
「センセー、また竹中くんと安部くんが人のことをバカって言ってますー」
バカにされたみなさん、"天才" 安部敏樹にもっと怒ったいいですよ
本は読みたいけど、安部敏樹の顔を見たくないという方向けに、チラシブックカバーの作り方はこちら。
では!
本離れが深刻です。
さて、大学のかわいい後輩である安部敏樹(天才)から、2冊めの献本をいただきました。
あ、間違えた。
かわいい後輩の本なので、急いで読みました(僕なりに)
早速ネタバレをしますが、タイトルである「日本につけるクスリ」を、あとがきで安部敏樹はこのように述べています。
今回のテーマは「日本につけるクスリ」だそうだ。 僕の中ではこの答えはわりと明確に出ている。その通り!
「社会全体に対して当事者意識を持ち、痛みも含めてみなと共有し、ともに未来を創り出していける市民や国民をできるだけ多く生み出していくこと」が、いちばんのクスリだと信じてやまない。
他人任せにするのではなく、誰しもが当事者意識を持って自分の生きる社会や国と地域と、その未来を考える。「いまはまだ大丈夫」「自分にはそんな問題関係ないから」という社会に対する無関心を乗り越えてこそ、クスリの効果は見えてくるのだろう。
大正義過ぎてぐうの音もでません。
じゃあ、「社会全体に対して当事者意識を持ち、痛みも含めてみなと共有し、ともに未来を創り出していける市民や国民をできるだけ多く生み出していく」ためにはどうしたらよいのか。
それについては、ほとんど触れられていない。
「メディア」と「教育」の項に、少しばかりそのヒントが書かれています。
安部-日本のメディアは今日明日の視聴率に振り回されてしまうビジネスモデルの構造上、中長期の話を報道する能力が低いんです。
竹中-社会においてwell-informed public の役割を誰が果たすのかというと、やはりメディアです。
安部-本質的には「かしこい世論をつくる」のがメディアの機能ですからね。
竹中-いまの日本のメディアは「反権力という権力」です。 結局、 権力と一体化している。(略)お約束の関係なんです。 一方で、「反対するべき権力」がないとき、日本のメディアはひたすら「中立」を取ろうとするでしょう。 あれも間違った姿勢です。 メディアは中立である必要はありません。 それぞれのオピニオンを持っていていいんですよ。 メディアに必要なのは中立ではなく、特定の利害から「独立」すること。 それは、反権力とはまったく違うスタンスです。
安部-メディアの質の低下はモラルや志ではなくビジネスモデルの問題だということ。 ジャーナリズムはそもそも受け手が「知りたい情報」ではなく、「知るべき情報」を伝えるのがその役目です。 でもいまは「知るべき情報」を伝えることと、事業者としてのビジネスモデルが一致していないから、受け手が「知りたい情報」だけを伝えてしまっている。(略)
受け手のせいにする暇があるなら、質の高い読者や視聴者を育て、持続可能なビジネスモデルをつくることが、本当の意味での彼らの「仕事」ですから。
竹中-私は、より手っ取り早くメディア、とくにテレビが「いい番組」をつくるようになるためには、情報(コンテンツ)と媒体(配信)を上下分離することが重要だと思います。そして、「教育」。
竹中-政治や社会の問題には、絶対的な正解がありません。 消費税を上げるのがいいのか、郵政民営化することがいいのか、教科書にはどこにものっていないわけです。 でも、これまでの日本の教育では絶対的な正解があることしか教えてきませんでした。
安部-基本的には暗記がすべてですからね。
竹中-絶対的な正解がないことは、人の「思想」の問題に関わること。 「中立性を欠く」として、教えてはいけないものとされていたんですね。 それに対する挑戦が、いま話題の「アクティブラーニング」です。
安部-アクティブラーニングを普及されるには、受験システムに組み込むのがいちばんです。 それが教える側にも、習う側にもインセンティブになりますから。(略)■
竹中-おっしゃるとおりです。 でも、実際問題それは難しいんですよ。(略)
単純に学校にその能力がないからです。 とくに、いままで大学が課していた「正解がある問いを投げかける」入試は、誰でも問題がつくれ、誰でも採点でき、非常に安上がりでした。 マークシートなんて機械で一斉に採点できますしね。 それで受験料を3万5000円取れば、1日の売上が数億円になる。
安部-うわあ、ボロい商売。 (略)
竹中-日本は、アメリカのように個人が高い授業料を払うわけでもなく、ヨーロッパのように国が多くの税金を投入するわけでもなかったから、自分の頭で考えたり議論する人材が育たなかった。 みんなが「人を育てることはお金がかかる」という認識を持つことが、アクティブラーニングを進める以前にもっとも必要なことかもしれません。
そして、この話は著書の後半でこのように発展します。
well-informed public(かしこい世論)■
--あらゆる問題解決につながる「最強最大のドミノ」--
安部-いくつかのアイデアが出てきましたが、僕は、それでもやっぱりwell-infomed public をつくることが、長い目で見たらもっともインパクトが強くて全体最適を目指せる「ドミノの1枚目」だと思うんです。
竹中-メディアがきちんと情報を伝えて、国民がそれを受け取るリテラシーを身につければ、すべて解決するということですか?
安部-(略)優れたwell-informed public を担う市民を育てることが、世の中をジワジワと、そして最終的にはガラリと変える「最強のドミノ」になると思います。 きちんとした情報公開が行われ、国民が問題を認識し解決したいと考えれば、選挙を通じて政治にはたらきかけるでしょう。 結局、政治家は有権者の意向に合わせるように動くので、well-informed public をつくることがあらゆる問題を解決し全体最適に向かうためのいちばん重要の要素だと思います。
竹中-その議論は、じつに正しい。 けれど、まったく現実的じゃない。(略)
安部-もちろん、難しいのはわかったうえで言ってます。 だからもう議論の余地はないし、結果で示すしかない。 僕が10年後、リディラバを通じてwell-informed public を実現して、「ほら、竹中さん、できたでしょ?」って言えばいいだけの話です。
竹中-そうですね。 せっかくなので、ビールでも賭けましょうか?
安部-いや、僕は本気なので全財産賭けてもいいですよ。
著書からの引用はここまでに。
安部敏樹はぼくより全然優秀だし、かつ実績も出している。
だから、「えらそうなこと」を言うことになってしまうけれど、「えらそうなこと」言います。
この本はとてもいい本なのだけど、well-informed public のためには、本という手段は非力過ぎる。
良くて数万部、日本人口の0.0数%にしか届かない。
テレビだ、テレビに出ろ安部敏樹。
池上彰さん、林修先生に続くのだ、安部敏樹。どれだけブログを書いても、報道番組やワイドショーでコメントをしても、政治に無関心な層に情報は届きません。「テレビと言えば、バラエティしか見ない」という人たちも確実に存在します。そんな人たちにもしかしたら、政治や都政に触れる一石を投じられたとすれば、これほど本意なことはありません。「政治を、政治家を身近にする」「政治をもっと、面白く伝えたい」政治家になってから、私が首尾一貫して大事にしている信念です。どんなきっかけでも、政治に関心を持つ層が増えるのであれば、政治家がお茶の間に露出するのは決して悪いことばかりではないのではないでしょうか。
- 「政治家がバラエティに出るのってどうなの?」とご批判・厳しいご意見もいただきますが…
http://otokitashun.com/blog/daily/13156/
もしそれが憚られるなら、宗教起こせ、教祖になれ。
世界で最も読まれているのは、聖書だ。
コーランもよく読まれている。
それもいやなら漫画家だ。
諦めたらそこで試合終了だ。
■
ところでみなさん、「バカにつけるクスリはない」 ということわざをご存知でしょうか?
考えが足りなく、愚かな人は、どうやっても、救いようがない、ということ。明らかに本書のタイトルは、このことわざを意識して作られており、転じて、
http://kotowaza.avaloky.com/pv_oth11_01.html
日本=バカ
「日本につけるクスリ」=ない ⇒ 日本はいつまで経ってもバカのまま
という意味がこのタイトルには込められています(と読み取れます)
「センセー、また竹中くんと安部くんが人のことをバカって言ってますー」
バカにされたみなさん、"天才" 安部敏樹にもっと怒ったいいですよ
本は読みたいけど、安部敏樹の顔を見たくないという方向けに、チラシブックカバーの作り方はこちら。
それにしても、今年の日本は「死ね」と言われたり、「バカ」と言われたり散々ですね。
誰でも3分でできるオシャレなブックカバーのつくりかた - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/140310.html
では!