豊橋市のJK広報室に対して、またも名称変更の要望があったようです。

取り立てるつもりもなかったのですが、まさか別の市議がTwitterで言及しており、驚きました。
中村議員、決算特別委員会の委員長お疲れ様でした。お世話になりました。

JK広報室についての僕の考えは、既に6月の市議会で述べていますので、ご興味ある方はこちらをご覧くだされば、幸いです。
鯖江市JK課への賛歌、豊橋JK広報室質問より - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/160608.html
また過去の経緯については6月のこの記事が三者に丁寧に取材されています。


さて、決算の資料を読み込んでいて、気になる点があったので、少し触れたいと思います。
不妊治療についてです。

豊橋市では、不妊治療についての補助制度があります。

「"一般" 不妊治療」と「"特定" 不妊治療」の2つがあり、行政的な目線では、"一般" は愛知県の事業で、"特定" は国(厚生労働省)の事業です。 豊橋市の負担割合は、ともにどちらも半分です。

中身のちがいは、一般が「人工授精」が対象で、特定が「体外受精・顕微授精」が対象となっています。 詳しくは、下記の豊橋市サイトをご覧ください。
特定不妊治療支援費補助金交付 http://www.city.toyohashi.lg.jp/4959.htm
一般不妊治療費補助金交付 http://www.city.toyohashi.lg.jp/4958.htm
もちろん、両方とも決算や予算の書類に載っています。 全ての決算書や予算書は、款・項・目(かん・こう・もく)という目次のようなもので、分類されています。

例えば、来月にせまった豊橋まつりであれば、

7款 商工費
1項 商工費
7目 観光費
2.まつり・イベント支援事業費
(2)豊橋まつり開催費補助金(52,000,000)

という感じです。
では、不妊治療補助金はどこにあるかと言うと、

4款 衛生費
1項 保健衛生費
3目 疾病対策費
2.母子保健対策事業費
(4)不妊治療補助金
 (ア)特定不妊治治療費補助金(71,425,202)
 (イ)一般不妊治治療費補助金(2,060,865)

疾病対策費???
(不妊治療は、疾病対策なのかな・・・)

ちなみに、この3目疾病対策費の中に、他に何があるかというと、

3目 疾病対策費
 1.成人保健予防事業費(生活習慣病・がん予防など)
 2.母子保健対策費業費
 3.母子医療給付事業費(未熟児、障害児、小児慢性特定疾病など)
 4.精神保健対策事業費
 5.難病ケア推進事業費

もうひとつ上位の1項 保健衛生費のラインナップは、

1項 保健衛生費
 1目 保健衛生総務費
 2目 健康づくり費
 3目 疾病対策費 
 4目 感染症対策費
 5目 地域医療体制費
 6目 生活衛生費
 7目 墓苑費
 8目 動物愛護費
 9目 食品衛生費
 10目 食肉流通費

となっています。



ちなみに、名古屋市と岡崎市について調べてみたところ、平成28年度予算では、

名古屋市
4款 子ども青少年費
1項 子ども青少年費
2目 子ども保健医療費
不妊治療費助成事業

岡崎市
4款 衛生費
1項 保健衛生費
4目 母子保健費
3 母子保健指導事業
・不妊治療補助業務

となっています。 



豊橋市でも、平成27年度から「こども未来部」が新設され、例えば、

3款 民生費
3項 児童福祉費
3目 子育て支援推進費

というものもあります。
この中には、「婚活支援事業」もあって、全てが全て子育て(子どもが生まれて以降)の事業ではありません。

細かいことで、こんなところまで見る人はいないでしょうが、決算書を読んでいて、なんだかなー、と思ってしまったことでした。

では。


>追記

平成28年度予算により、母子保健推進費が新設されており、

4款 衛生費
1項 保健衛生費
5目 母子保健推進費

の中に、移動していました。
すっきり。

では!! 


参考(平成28年度予算書PDF)
・名古屋市|http://www.city.nagoya.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000079/79513/28ippannmeisai.pdf
・岡崎市|http://www.city.okazaki.lg.jp/1300/1301/1338/p019116_d/fil/3.pdf
・豊橋市|http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/10519/28ippan.pdf