シン・ゴジラ見ました。
正直、この予告見たときは全然観るつもりなかったのです。
でも公開されると、フェイスブックで友人らが絶賛しているので。
ぼくは、今年33歳のいわゆるエヴァ世代であり、その辺りの友人らの絶賛だけでなく、行政界隈がやたら絶賛しているので、これは仕事柄ぼくも行った方がいいのかも、と。
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結果として、観に行ってよかったです。
とは言え、逆になぜあれほど政治的な映画がこれほど評価されているのかよくわからなくなりました。 むちゃくちゃ早口で専門用語もバンバン出てくるし・・・
(以下、少しずつネタバレがあります)
たぶん、あの映画で高まってる人たちは、
ぼくの周りでははほとんどが、3割のエヴァクラスタと、3%の行政クラスタが占めています。 主に、その3%の行政クラスタに向けて書きます。
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さて、月並みですが、よかった点とそうでない点
よかった点
ちなみに映画を見ながら、もっともワクワクした点は、最大の武器がひとりの天才や太古の超科学技術などでなく、集合知的なネットワーク(パイプ、人脈、コネなどとも描写)やオープンリソース(知・情報の共有)であったことです。
逆に、「ないわー」ってのが、総理が避難するときに、避難中の対応を「都知事に任せよう」という描写や、中央官庁の個性豊かな若い「キワもの」たちが集められて部署ができること。
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いよいよ本題です。
僕がシン・ゴジラの予告を見たのは、この映画を見たときです。
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" 現実 対 虚構。" が、映画シン・ゴジラのコピーですが、虚構(シン・ゴジラ)と、現実(太陽の蓋)を比較するとこんな感じでしょうか・・・
" あらゆるネットワークを駆使して民間企業の協力を得て大量の「対ゴジラ」薬剤を生産するのが虚構なら、電源車1台確保するのも大変で、その上プラグが合わないのが現実 "
" 国(米国含む)が一番情報を持っているのが虚構なら、出すべき情報すら官邸にないのが現実 "
" 専門家が「上陸しない」と言って上陸するのが虚構なら、「爆発しない」と言って爆発するのが現実 "
" 自衛官や「企業戦士」が命を懸けて凍結できたのが虚構なら、命を懸けようとしても懸けようがなかったのが現実 "
" 個性豊かな若い「キワもの」たちが日本を救うのが虚構なら、運に助けられるのが現実 "
" 総理大臣が死ぬのが虚構なら、下野するのが現実 "
" 東京が被災するのが虚構なら、地方が被災するのが現実 "
" ヒーローやリーダーが生まれるのが虚構なら、そんなのひとりもいないのが現実 "
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いかがでしょう。
「コジラが出てこない、シン・ゴジラ」
と言える作品です。
個人的には(仕事柄)、太陽の蓋はシン・ゴジラを上回っていると思います。
シン・ゴジラで高まった3%の人必見。
これが現実だ。
正直、この予告見たときは全然観るつもりなかったのです。
でも公開されると、フェイスブックで友人らが絶賛しているので。
ぼくは、今年33歳のいわゆるエヴァ世代であり、その辺りの友人らの絶賛だけでなく、行政界隈がやたら絶賛しているので、これは仕事柄ぼくも行った方がいいのかも、と。
■
結果として、観に行ってよかったです。
とは言え、逆になぜあれほど政治的な映画がこれほど評価されているのかよくわからなくなりました。 むちゃくちゃ早口で専門用語もバンバン出てくるし・・・
(以下、少しずつネタバレがあります)
たぶん、あの映画で高まってる人たちは、
- 10年以上の飢餓状態だった、アラフォー以上のゴジラクラスタ ・・・ 6割
- 3年以上の飢餓状態である、アラサーを中心としたエヴァ(庵野監督)クラスタ ・・・ 3割
- 「富士の総合演習の前に見ないと!」というミリタリクラスタ ・・・ 5%
- 議員・中央官庁などの行政クラスタ・・・3%
- その他・・・2%
ぼくの周りでははほとんどが、3割のエヴァクラスタと、3%の行政クラスタが占めています。 主に、その3%の行政クラスタに向けて書きます。
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さて、月並みですが、よかった点とそうでない点
よかった点
- 政治的意思決定の描写に、多くの時間が割かれていること
- 総理大臣があっけなく死んでしまうこと
- そして、「無難な人」が、総理代理に着任すること
- 国連安保理決議による多国籍軍の「原発落とすぞ」
- たくさんの字幕
- ロマンスがないこと
- CGがうそっぽい(川の逆流で破壊される橋の欄干とか)
- アメリカ特使(石原さとみさん)が、若過ぎる(せめて50歳以上の人を)
- マスコミの描写が少ない
- なんだかんだ日本万歳(もっと絶望感を)
ちなみに映画を見ながら、もっともワクワクした点は、最大の武器がひとりの天才や太古の超科学技術などでなく、集合知的なネットワーク(パイプ、人脈、コネなどとも描写)やオープンリソース(知・情報の共有)であったことです。
逆に、「ないわー」ってのが、総理が避難するときに、避難中の対応を「都知事に任せよう」という描写や、中央官庁の個性豊かな若い「キワもの」たちが集められて部署ができること。
■
いよいよ本題です。
僕がシン・ゴジラの予告を見たのは、この映画を見たときです。
東日本大震災~福島原発事故が起きた3月11日からの5日間。原発事故に迫る新聞記者をキーパーソンとし、当時菅直人政権であった官邸内、さらに東京や福島で暮らす市井の人の姿を対比させて描く本作。 菅内閣の政治家は全て実名で登場させ、原発事故の経過や対応を事実に沿って丹念に追う。
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000096|太陽の蓋
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" 現実 対 虚構。" が、映画シン・ゴジラのコピーですが、虚構(シン・ゴジラ)と、現実(太陽の蓋)を比較するとこんな感じでしょうか・・・
" あらゆるネットワークを駆使して民間企業の協力を得て大量の「対ゴジラ」薬剤を生産するのが虚構なら、電源車1台確保するのも大変で、その上プラグが合わないのが現実 "
" 国(米国含む)が一番情報を持っているのが虚構なら、出すべき情報すら官邸にないのが現実 "
" 専門家が「上陸しない」と言って上陸するのが虚構なら、「爆発しない」と言って爆発するのが現実 "
" 自衛官や「企業戦士」が命を懸けて凍結できたのが虚構なら、命を懸けようとしても懸けようがなかったのが現実 "
" 個性豊かな若い「キワもの」たちが日本を救うのが虚構なら、運に助けられるのが現実 "
" 総理大臣が死ぬのが虚構なら、下野するのが現実 "
" 東京が被災するのが虚構なら、地方が被災するのが現実 "
" ヒーローやリーダーが生まれるのが虚構なら、そんなのひとりもいないのが現実 "
■
いかがでしょう。
「コジラが出てこない、シン・ゴジラ」
と言える作品です。
個人的には(仕事柄)、太陽の蓋はシン・ゴジラを上回っていると思います。
シン・ゴジラで高まった3%の人必見。
これが現実だ。