2016年4月14日(木)21時26分ころ、熊本県で震度7の地震がありました。

震度7を記録した地震は、1949(昭和24)年に制定されてから、4例しかありません。

兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)、新潟県中越地震、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)、そして今回の熊本の地震です。

気象庁は先ほど「平成28年熊本地震」という名称を発表しました。


この仕事(市議)についてから、最も関心が高まった分野のひとつが、防災です。

行政の仕事の最たるものの一つが、住民の生命と財産を守ることであり、防災はその要です。 しかし、この防災、特に地震については、「たまに」しか起きないため、関心がとても低い分野でもあります。

東海大地震は、ぼくが小学生のころから「いつか来る」と言われています。 その「いつか」のために、何十年も関心を持ち続けるのはなかなか難しい、普段の生活もありますし。

しかし、地震が起こったときに、まずは、自分で自分の身を守らないと行けません。 自分の避難所(自宅と職場とそれぞれ)が、どこか把握していますか?

こんなときだからこそ、調べてみてください。



地元・豊橋市では、このようになっています。
地震… 一時的な緊急避難場所として、津波浸水想定域外の学校のグラウンド、公園を指定します。 施設の安全性を確認した後、指定避難所に避難してください。

 - 指定緊急避難場所一覧|豊橋市
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/18776.htm 
少しわかりにくいので、こう覚えてください
まずは近くの小中学校のグラウンドや公園へ。 その後、市民館へ。
但し、海の近い学校(津田、前芝、牟呂、吉田方)のグラウンドは、津波の心配があるので、地震の避難所として指定されていません。

もし第一指定避難所である市民館がいっぱいになったら、小学校などが第二指定避難所になっているので、そこが開設されます。 豊橋ではほとんどの市民館が学校に併設されているので、「まずは市民館へ」と、認識くださればよいでしょう。

また、津波に関しては、「指定避難ビル」があります。

小中学校の他に、マンションなどの民間施設の協力も得られていますので、次の小学校区に関係のある方は、いちどご確認ください。
所在校区|芦原磯辺牛川大村汐田下地津田羽根井前芝松葉牟呂吉田方

 - 避難施設一覧(津波避難ビル・津波避難場所)|豊橋市  
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/7001.htm
また、豊橋市が昨年「防災ガイドブック」を作成し、各家庭にお渡ししています。
小学校区を基本として全市域を32分割し、避難所や避難場所の他、津波浸水が想定される地域では想定浸水深を着色した防災マップを掲載するとともに、地震災害、風水害、土砂災害など想定される様々な災害ごとに役立つ情報を掲載しています。
160415_hyoushi01
  • A4縦長 100頁 オールカラー 
  • 地震被害予測調査結果 P5~12 (地震動、液状化危険度、津波浸水想定域、小学校区別被害量)
  • 各種災害情報(地震、風水害、土砂災害、竜巻・雷、火災)P1~32 
  • 非常持ち出し品のチェックリスト P24 
 - 豊橋市防災ガイドブック|豊橋市
 http://www.city.toyohashi.lg.jp/6926.htm
上記の豊橋市サイトから、PDFも全文公開していますし、「冊子が見当たらない!」という方は、下記の場所でも受け取ることができます。
  • 市役所じょうほうひろば(東館1階)、危機管理課(西館4階)
  • 各窓口センター
  • 各地区市民館、
  • 中央図書館
  • 向山図書館(豊橋市民文化会館内)
  • アイプラザ豊橋、
  • 大清水図書館(ミナクル)
  • こども未来館ここにこ
  • 保健所・保健センター(ほいっぷ)
  • 穂の国とよはし芸術劇場「プラット」
是非この機会に、一度、表紙を開いてみてください。



さいごに、こんなときだからこそ大量RTされている、いざというときに役に立ちそうなツイートを残しておきます。

あと、この記事も好きです。
まもなく東日本大震災から5年を迎える。 あのとき、ボランティアに行った、行こうと思った人は少なくないはず。ボランティアの数は減っているが、ニーズはまだまだ残っている。どんな支援がよくて、どんな支援がダメなのか。 大災害とボランティア活動の教訓をまとめた『災害支援手帖』(木楽舎)を出版した評論家の荻上チキさんに聞いた(略)

この本は、次の大災害が起こった時点で、ウェブ上に全文公開することが決まっている。

「とかく現場の声として語られがちなのは、専門家も驚く『すごい支援』。 でも、それは誰もができることではない。 この本に集められているのは、みんなができる『普通の支援』です。 変わったことは書いていません」

「だからこそ、まだまだニーズが残っている東日本大震災の被災地でも実践できるし、確実にいつかは起こる次の大災害でもヒントになる。 小さな実践の『まとめ』が、どこかで必ず役に立つと思います」
では。