2月8日、豊橋市議会(建設消防委員会)で、「まちなか図書館(仮称)実施計画(素案)」が取り上げられました。
議員には、こんな感じで1週間前を目安に事前に資料が渡されます。

僕は、 建設消防委員会の委員であるため、渡された資料を元に、1週間で資料を読み込み、気になる点を洗い出し、担当課と打ち合わせて、委員会での質疑を組み立てて行きます。
その中で、担当課であるまちなか図書館整備推進室の職員からこんな言葉がありました。
そして、なんと言っても、文量もページ数も多く、また決してわかりやすいとは言えない資料であるため、一部を抜粋することはあっても、全部を載せたことはありません。 多くの人は載せても最後まで見ない。 見たい人は僕が載せなくても、自ら市役所のサイトに行く。
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しかし、職員のその言葉を応援したいという気持ちもあり、また、今週末から計画(素案)の説明会が始まることもあり、2月8日付で公開情報になったので、ポイントを書き出しながら、全26ページの全てを公開することにします。
※まだ素案のため、正案になる過程で変更になる箇所もきっとあります。


1.まちなか図書館(仮称)とは
1-1.基本理念、基本方針
豊橋のまちなか図書館の基本理念は、

1-2.導入位置
民間主導の再開発ビルの2階の一部と、3階に入ります。 地元の人向けにお伝えすると、現在、名豊ビルや狭間児童広場などがある場所です。

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2.図書館の全体構成及び各ゾーンの内容
2-1.施設コンセプト

2-2.空間レイアウト
2階の一部(およそ南半分)と、3階の全面が図書館になるということは、ほぼ確定的ということです(委員会での市役所の回答より)
そして、その中で5つの「ゾーン」を設けるということです。


2-3.各ゾーンの空間イメージ及び特徴的サービスイメージ
(1) ウェルカムゾーン


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(2) アクティブゾーン


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(3) グローアップゾーン


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(4) リラクゼーションゾーン


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(5) ラーニング・クリエイティブゾーン


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3-4.各ゾーンの基本仕上げイメージ

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3-5.施設面積

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3.蔵書及びICTを活用した利用者サービスの考え方
3-1.蔵書


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4.管理運営の考え方
4-1.組織構成

4-2. 職員の役割など
(1) 館長

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4-3.管理運営形態

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4-4. 開館時間、休館日

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5.概算事業費

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6.整備スケジュール


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以上です。
いかがでしたでしょうか?
より考察や僕の意見は、次の記事に譲ります。

たくさんの方がいらっしゃるのは、まちなか図書館にとってもよいことだと考えますので、是非足を運んでみてください。
では!
議員には、こんな感じで1週間前を目安に事前に資料が渡されます。

僕は、 建設消防委員会の委員であるため、渡された資料を元に、1週間で資料を読み込み、気になる点を洗い出し、担当課と打ち合わせて、委員会での質疑を組み立てて行きます。
その中で、担当課であるまちなか図書館整備推進室の職員からこんな言葉がありました。
この計画は、本当に多くの人、特にこれまで図書館に興味のなかった人に見てほしい。 そう思って作った。僕はこれまでも様々な計画の資料を受け取ってきました。 そのほとんどは後々、市役所のサイトで公開され、見たい人は、だれでもいつでも見ることができるようになります。
そして、なんと言っても、文量もページ数も多く、また決してわかりやすいとは言えない資料であるため、一部を抜粋することはあっても、全部を載せたことはありません。 多くの人は載せても最後まで見ない。 見たい人は僕が載せなくても、自ら市役所のサイトに行く。
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しかし、職員のその言葉を応援したいという気持ちもあり、また、今週末から計画(素案)の説明会が始まることもあり、2月8日付で公開情報になったので、ポイントを書き出しながら、全26ページの全てを公開することにします。
※まだ素案のため、正案になる過程で変更になる箇所もきっとあります。


1.まちなか図書館(仮称)とは
1-1.基本理念、基本方針
豊橋のまちなか図書館の基本理念は、
世界を広げ、まちづくりに繋げる "知と交流の創造拠点"です。 これは、昨年度策定された基本計画(今回は実施計画)で決定したものなので、ここは変わりません。

1-2.導入位置
民間主導の再開発ビルの2階の一部と、3階に入ります。 地元の人向けにお伝えすると、現在、名豊ビルや狭間児童広場などがある場所です。

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2.図書館の全体構成及び各ゾーンの内容
2-1.施設コンセプト
Library to the City 街に広がる図書館施設コンセプトについては、委員会でも質疑をしたので、改めて取り上げます。

2-2.空間レイアウト
2階の一部(およそ南半分)と、3階の全面が図書館になるということは、ほぼ確定的ということです(委員会での市役所の回答より)
そして、その中で5つの「ゾーン」を設けるということです。


2-3.各ゾーンの空間イメージ及び特徴的サービスイメージ
(1) ウェルカムゾーン
図書館んを訪れた人が気軽に手に取れるような雑誌や人気のある本、新着本、お勧め本等を中心に配架し、可動式書架の配置を柔軟に変え、本の表紙を見せる等ディスプレイにも工夫をすることで、立ち寄りやすくワクワクする空間とします。


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(2) アクティブゾーン
日常生活を豊かにする本(食、健康、音楽、映像等)を中心に配架し、イベント開催時には、その内容に合った本を並べます。 また、可動式書架の配置替え等により、参加者だけでなく立ち寄った人にも興味が深まるような空間とします。


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(3) グローアップゾーン
若者が集まる場として、学習、資格取得等の学生生活に役立つ本やティーン向けの雑誌、音楽、ファッションなど若者の興味を引く本を中心に配架します。 また、ひと目に留まる場所に将来への夢が広がる本や社会情勢に関する本などを配架し、読書が若者の成長に繋げられる空間とします。


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(4) リラクゼーションゾーン
座席、静かさ、広さなど自分のスタイルに合わせて選択できる多様な閲覧スペースを設置し、まちなか広場(みどりの空間)など自然に感じられる眺望の中で、好きな本を読みながら、ゆっくりくつろいで時間を過ごせる空間とします。


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(5) ラーニング・クリエイティブゾーン
ビジネス・経済関連の本や科学・技術・デジタルに関する専門書などの配架と最新の情報機器の活用により、ビジネスパーソン等がスキルアップを図れ、創造活動や起業に繋がる空間とします。
また、日頃感じる疑問や将来の不安の解消など、暮らしに役立つテーマ(財産、法律、健康等)の本を配架します。


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3-4.各ゾーンの基本仕上げイメージ

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3-5.施設面積

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3.蔵書及びICTを活用した利用者サービスの考え方
3-1.蔵書
まちなか図書館の図書資料は開架を基本とし、(略)
さらに、新たな利用者の掘り起こしを重視した図書館であることから、学生、ビジネスパーソンなどこれまでの非来館者層に誘引性のある資料群を収集する(略)
図書資料等収集の基本的な考え方
郷土資料等、広範な資料の収集を行い中央図書館と役割を分担し、まちなか図書館の機能に関連した特色を持つ資料や情報の収集を図ります。(略)
【蔵書数】10万冊程度 (基本計画 第4章より)


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4.管理運営の考え方
4-1.組織構成
組織構成については、まちづくりに繋げる図書館とすることから、図書資料部門、施設管理部門に加え、まちづくりを担当する部門が必要です。「ソムリエマネージャー」「ソムリエ」については、質疑をしたので、改めて取り上げます。

4-2. 職員の役割など
(1) 館長
館長は、まちなか図書館のミッション(使命)を継続的に遂行して行く上で重要な役割を担います。(2) スタッフ
地域の象徴となる図書館として管理運営を行うには、豊橋を魅力あるまちにするという意識を高く持ち、まちづくりに深く関わるという姿勢が求められます。(略)
選定方法については、公募、指名、内部登用等がありますが、それぞれの特徴を整理し、最も適した方法を検討していきます。(略)
これまで、図書館の主な利用目的は個人で知識を吸収し教養を高めることでしたが、まちなか図書館では、「情報」、「人」を介して、個人や団体の能動的な行動や活動を支援し、より豊かな市民生活と地域のまちづくり活動の活発化に繋げようと考えています。
そのため、スタッフは単に「情報」に精通した人でなく、情報を扱う「人」にも精通し、情報と人、人と人を繋ぐ役割が求められます。
さらに、(略)これまで以上に積極的な広報活動、地域を支援する図書館事業の展開が必要となります。
これらのことから、スタッフには社会の動向やまちに関する高い関心と理解、高いコミュニケーション能力及び新たな取組に対する積極性と創造性が求められます。

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4-3.管理運営形態
「知と交流の創造拠点」を基本理念とするまちなか図書館は、まちづくりに繋がるという観点から新しいスタイルの図書館を目指しており、従来の図書館業務に加え、まちづくりのビジョンを共有し、実践していく役割を担います。
地域活性化やまちづくりに必要な人材育成を行うというミッションについては、市の関連部局や地域の人々と連携し、継続的に取り組む必要があります。
また、図書資料に関する業務においては、特に選書基準や除籍の判断等、市の意思を直接反映させる必要性が高いものがあります。
上記のことを踏まえ、 中枢となる部分については直営を基本に検討を進める(略)

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4-4. 開館時間、休館日
開館時間 平日、休日ろもに9時~22時4-5. 駐車場、駐輪場
休館日 月1回程度
まちなか図書館への来館の手段については、(略)公共交通機関に利用を促します。
【駐車場及び駐輪場の必要収容台数(試算)】
- 駐車場 約100台 周辺の駐車場を活用
- 駐輪場 約200台 再開発エリア内に整備を検討

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5.概算事業費
約30億円と試算

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6.整備スケジュール
平成31年度中の開館を目指しています。
今後の進め方として市民に事業の周知を図るだけでなく、プレ事業としてまちなか図書館で展開していく活動イメージの一端を示しながら、開館までの機運を高めていきます。
さらに、こうしたイベントの企画立案や運営を市民とともに行うことにより、人材の掘り起こしやネットワークの構築等に繋げ、市民が主体となって活動する図書館の土台づくりを手掛けていきます。


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以上です。
いかがでしたでしょうか?
より考察や僕の意見は、次の記事に譲ります。
- まちなか図書館(素案)に対する5つの質問、その答え市役所からの詳しい説明が聞きたい、質問がしたいということであれば、今週末の2月13日(土)から説明会が4回開催されます。
http://nagasakanaoto.blog.jp/160209

たくさんの方がいらっしゃるのは、まちなか図書館にとってもよいことだと考えますので、是非足を運んでみてください。
では!