先日、こんな記事を書きました。
はい、確かに一部の政治家への寄付は控除があります。 正確には、政党や後援会など政治団体への寄付です。
では、一部の政治家(政治団体)が、何かと申しますと、
近隣で整理するとこんな感じです。
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ちなみに控除額は、だいたい30%弱みたいです。 認定NPOより少ないです。
フローレンスさんの図がわかりやすかったので、認定NPO法人との比較も兼ねて、活用させてもらいました。 赤字・赤線部分は、長坂による追筆部分です。
1万円の寄付で2,400円、5万円の寄付で14,400円です。
認定NPO法人と比べると、所得税は40%から30%へ。 地方税(住民税)分はなし、という感じのようです。
地方税分については、各自治体の条例によりけりなのですが、少なくとも豊橋市では、対象外でした。
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その他に、もしあなたが政治家(の後援会)に寄付したいとするとき、気をつけてほしいこと
最後に、今年、政治家への寄付に関してもっとも印象深かったニュースを紹介します。
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※1.もし、控除の計算方法など情報が間違っていたら教えてください
※2.個別の後援会への寄付や控除は、それぞれの後援会に確認ください
※3.確定申告については、お近くの税務署や税理士にご相談ください
繰り返しますが、私、長坂尚登(豊橋市議)への個人献金は、控除の対象外です。
では!
- 年末だ!クリスマスだ!確定申告だ!よし、寄付しよう。 - 愛知豊橋・長坂なおと のblogすると、こんな質問をいただきました。
http://nagasakanaoto.blog.jp/151224.html
す、するどい。政治家への個人献金も同様に約半額なんですかね~?!
先日に個人献金したのですが、控除申請すると住所など個人情報が開示されてしまうのが嫌なので、控除申請はしませんでした!
はい、確かに一部の政治家への寄付は控除があります。 正確には、政党や後援会など政治団体への寄付です。
では、一部の政治家(政治団体)が、何かと申しますと、
はいっ!わかりにくい! ざっくり解釈しますと、特定の団体というのは次の五つの団体です。
(1) 政治資金規正法第3条第2項の政党(2) 政治資金規正法第5条第1項第2号の政治資金団体(3) 政治資金規正法第3条第1項第1号の団体のうち、国会議員が主宰するもの又は主要な構成員が国会議員であるもの(4) 政治資金規正法第3条第1項第2号の団体のうち、公職に既についている人の後援会(5) 政治資金規正法第3条第1項第2号の団体のうち、これから公職に就こうとする候補者の後援会
- No.1154 政治献金と寄附金|国税庁
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1154.htm
そして、重要なのはこちら(1) ⇒ 国政政党(自民党、民主党、公明党、共産党など)(2) ⇒ 国政政党が指定する政治資金団体(自民党の国民政治協会、民主党の国民改革協議会など)
(3) ⇒ 国会議員が主宰・構成する政治団体(派閥など)
(4) ⇒ 公職※についている人の後援会
(5) ⇒ これから公職※に就こうとする候補者の後援会
というわけで、政令指定都市ではない市町村の議員と首長(市長、町長、村長)への寄付(個人献金)は、控除の対象外です!もちろん、豊橋市議も!ざんねんっ!公職※: 国会議員、 都道府県の議員と知事、 政令指定都市の議員と市長
近隣で整理するとこんな感じです。
- 愛知県(議員、知事)⇒OK
- 名古屋市(議員、市長)⇒OK ←政令指定都市
- 浜松市(議員、市長)⇒OK ←政令指定都市
- 豊橋市(議員、市長)⇒NG ←中核市、は関係ない
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ちなみに控除額は、だいたい30%弱みたいです。 認定NPOより少ないです。
フローレンスさんの図がわかりやすかったので、認定NPO法人との比較も兼ねて、活用させてもらいました。 赤字・赤線部分は、長坂による追筆部分です。
1万円の寄付で2,400円、5万円の寄付で14,400円です。
- 寄付金控除について | 病児保育・病後児保育の認定NPO法人フローレンス
認定NPO法人と比べると、所得税は40%から30%へ。 地方税(住民税)分はなし、という感じのようです。
地方税分については、各自治体の条例によりけりなのですが、少なくとも豊橋市では、対象外でした。
- 愛知県および豊橋市が条例で指定している個人住民税の寄附金控除の対象となっている寄附金は、どれですか?|豊橋市もっとも認定NPOについても、各自治体の条例で指定されているのは、およそその地域のNPOなので、豊橋市民の僕がフローレンスなど東京の認定NPOに寄付をしても、10%の地方税分は対象外のようです。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/10622.htm
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その他に、もしあなたが政治家(の後援会)に寄付したいとするとき、気をつけてほしいこと
- 会社や団体など法人名義での寄付はできません(寄付できるのは個人)
- 年間50,001円以上の寄付の場合、後援会の収支報告書に氏名・住所などが掲載されます
- 年間50,000円以内の寄付でも、確定申告の申請をすると、後援会の収支報告書に氏名・住所などが掲載されます
- 収支報告書は、開示対象の文書です
- もしあなたが外国人の場合、寄付できません
最後に、今年、政治家への寄付に関してもっとも印象深かったニュースを紹介します。
- ドワンゴの川上量生氏 小沢一郎氏に献金していた過去明かすこういうお金の使い方もあるのだなぁ、と。
http://news.livedoor.com/article/detail/10709202/
ラジオ番組「ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB」(文化放送)で、株式会社KADOKAWA・DWANGO代表取締役社長の川上量生氏が、政治家の小沢一郎氏に献金していた過去を明かした。(略)
川上氏によると、DWANGOが一部上場した際に“燃えつき症候群”のような状態になり、ある程度お金も入ってきたため「どこかに寄付しよう」と考えたそうだ。そのとき、たまたま小沢氏に関する書籍を読み、「立派な人だ」と献金を始めたという。
淳が「なるほど。『彼はずっと献金してくれる人だから、そのメディアに出るのはいいよ』って」と納得すると、川上氏は「小沢一郎さん自身は何もわからずに出演されたと思うんですけど」「たぶん事務所の人ですね」「昔から献金してたからって」と答えた。
川上氏の話を聞いた淳は、「そこから党首討論をニコ生(ニコニコ生放送)でやるくらいに大きくなっていった」と感心したようにコメントしていた。
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※1.もし、控除の計算方法など情報が間違っていたら教えてください
※2.個別の後援会への寄付や控除は、それぞれの後援会に確認ください
※3.確定申告については、お近くの税務署や税理士にご相談ください
繰り返しますが、私、長坂尚登(豊橋市議)への個人献金は、控除の対象外です。
では!