編集長からご依頼いただき、「言論プラットフォーム - アゴラ」に寄稿をしました。 
正直、この案件について書くことは諸刃の剣であるため、書くか書かないか、どう書くかかなり悩み、考えました。 その結果としての、文章です。 是非、御覧ください。
案の定、早くもSNSではウオッチャーの方々から手厳しい意見を頂戴しています。 少しの汚い言葉もいただいています。 僕も人だから、悲しい気持ちになるんだよなぁ。



住民投票から3週間経っており、その前からおよそ論点は出ていたので、どう新しい切り口を示すかということに苦心しました。
本件で僕が最も気になったのは、「なぜ住民投票をするまで、住民の関心が高まったか」

ちなみに今、豊橋のまちなか図書館を対象に、同様の案件で住民投票が起きても投票率50%はいかないでしょう。 せいぜい30%、体感値としては、20%を切るかもしれない。 残念ながら、豊橋の場合、まだまだそのくらい関心は低い。 参考値として、今年2月の愛知県知事選挙の投票率が約30%、現職大村知事と新人(共産党推薦)の一騎打ちでした。



さて、住民投票のための署名活動と、その後の住民投票に時期を分けて考えてみる。
今回の住民投票の直前に、CCCが関わる2つの図書館で、選書について問題視がされ始めた。
しかし、これが署名活動に与えた影響は、ほぼゼロと言ってよい。

なぜなら、署名簿が小牧市役所に提出されたのは、8月6日。

一方、選書について、大きな影響を持つ出版・新聞・テレビといった非ネットメディアが取り上げたのは、9月3日の週刊朝日が初出(推定)
その前から、ネット上では話題になっていたけれど、それでも8月上旬であり、署名活動期間とはほとんどかぶらない。
にも関わらず、人口15万人の小牧市で、6,003人もの署名(うち有効5,713人)を得るまで、関心を高められた、高まったのはどうしてなのか…  代表的に活動をされていた「小牧の図書館を考える会」のサイトも、ずっと遡ってみました。

すると中に、こんなビラが。
20150809163444
 - http://aoiumitosora7.hatenablog.com/

日本共産党小牧市委員会?

掲載されている他のチラシは、ほぼすべてが「小牧の図書館を考える会」のものでしたが、なぜかこれだけ。

直接請求をされた代表者が、どんな方か気になって検索してみたのだけど、プロフィールなど、これと言った情報は見つからず。 しかし、会のサイトを最後まで遡ると、一年前の発足時の代表者は違う方とわかりました。 お名前で検索してみると、現職の小牧市議会議員(共産党)に、同姓同名の方が。 お、おおぅ。

試しに、住民投票と同時に開催された市議会議員選挙で、共産党候補者の票数を足し上げると…7,000票近く、なって、、しまった。。。



うーん、このブログを書き始めたときは、タイトルも違うものだったのだけど、ひとつの疑問について、答えらしきものが出てしまったので、これはこれで一区切りつけて、別でやります。
少数会派でも、こういう戦い方があるということ、教えていただきました。

豊橋市でも、共産党議員の得票数だけで、直接請求ができる有権者の50分の1は超えるので、どのくらいが組織力なのか知らないけど、やろうと思えば、直接請求できるくらいの基礎力をお持ちなのだなぁ。 

では。 

追記: 続き書きました。
 - 選挙はどこまで、住民の意見を反映できるか。 - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
 http://nagasakanaoto.blog.jp/151028.html