豊橋でも地方創生です。
豊橋市議会でも、『地方創生等計画策定調査特別委員会』があり、行って参りました。
「会議開催までは部外秘扱いとなりますので、ご留意」ということでしたが、無事委員会も開催されましたので、一部ご紹介します。
豊橋市の人口推計
現状のままだと、2060年に豊橋市の人口は、287,000人となります。
ピーク時から約10万人の減少です。
グラフが非常にわかりにくくて恐縮ですが、一番下の「低位」推計が、現状です。
低い推計=低位、ではなく、現状=低位です。
本当におそろしい日本語です。
「中位」と「高位」については、
中位推計=めっちゃがんばった推計⇒2060年に30万人
高位推計=夢見がちくらいにがんばった推計⇒2060年に33万人
と、考えてもらって間違いないと思います。
取組みの相乗効果も見込んで33万人を目指す(キリッ
豊橋市の総合戦略には、そのように力強く書かれていますが、これがどれほど大変なことか。
■
豊橋市の「高位」の前提となっている、合計特殊出生率が、2030年に1.80、2040年に2.07。
こちらは、国が提唱している、2060年に人口1億人維持が前提としている数字に倣ったもの。
- http://www.kantei.go.jp/jp/topics/2015/panf20150213.pdf
ちなみに、これがどのくらいアグレッシブな目標かと申しますと、先進国で出生率回復の超優等生であるフランスでも、1.65から2.00まで、0.35上昇させるのに、20年以上かかっています。
- http://research.nttcoms.com/database/data/000811/
2014年の日本の出生率は、1.42。 そこから2.08まで、0.66もあと25年で上げるのがどれだけ至難の業か。
そして、こちらも有名なグラフ。
- https://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2012/ko120530a.htm/
出生率について、これまでいかに楽観的・希望観測的な推計をしてきたかという証左。
ちなみに、グラフを見ての通り、日本の出生率は1970年代から減少を始め、2を下回り始めました。
僕は、1980年代生まれなので、まさに僕らの親世代から出生率は減少しています。
にも関わらず、菅官房長官に限らず、「豊橋市も33万人でも少ない」と仰る方もおり、口があんぐりしてしまいます。 そういう方は、だいたいもう出産適齢期を過ぎた方々です。
■
人口減少対策は、まず見たくない現実に目を向けることが、その第一歩です。
地方創生の委員会でも、同じことを言いました。
まず、みなさんに知ってもらいたいのは、大前提として、豊橋市は2060年に28.7万人になる、という現実。
これは「今のままなら」ということなので、例えばより景気の悪化とか、もっとわるい要素が加われば当然これより下回ります。
これは「低位」推計ではないよ。
では!
豊橋市議会でも、『地方創生等計画策定調査特別委員会』があり、行って参りました。
「会議開催までは部外秘扱いとなりますので、ご留意」ということでしたが、無事委員会も開催されましたので、一部ご紹介します。
豊橋市の人口推計
現状のままだと、2060年に豊橋市の人口は、287,000人となります。
ピーク時から約10万人の減少です。
グラフが非常にわかりにくくて恐縮ですが、一番下の「低位」推計が、現状です。
低い推計=低位、ではなく、現状=低位です。
本当におそろしい日本語です。
「中位」と「高位」については、
中位推計=めっちゃがんばった推計⇒2060年に30万人
高位推計=夢見がちくらいにがんばった推計⇒2060年に33万人
と、考えてもらって間違いないと思います。
取組みの相乗効果も見込んで33万人を目指す(キリッ
豊橋市の総合戦略には、そのように力強く書かれていますが、これがどれほど大変なことか。
■
豊橋市の「高位」の前提となっている、合計特殊出生率が、2030年に1.80、2040年に2.07。
こちらは、国が提唱している、2060年に人口1億人維持が前提としている数字に倣ったもの。
- http://www.kantei.go.jp/jp/topics/2015/panf20150213.pdf
ちなみに、これがどのくらいアグレッシブな目標かと申しますと、先進国で出生率回復の超優等生であるフランスでも、1.65から2.00まで、0.35上昇させるのに、20年以上かかっています。
- http://research.nttcoms.com/database/data/000811/
2014年の日本の出生率は、1.42。 そこから2.08まで、0.66もあと25年で上げるのがどれだけ至難の業か。
そして、こちらも有名なグラフ。
- https://www.boj.or.jp/announcements/press/koen_2012/ko120530a.htm/
出生率について、これまでいかに楽観的・希望観測的な推計をしてきたかという証左。
ちなみに、グラフを見ての通り、日本の出生率は1970年代から減少を始め、2を下回り始めました。
僕は、1980年代生まれなので、まさに僕らの親世代から出生率は減少しています。
だいたい、いま出生率が急に低いわけでなく1970年代には2.0を切ってるから、団塊の世代以降自由に生きて人口増加に貢献せず、いや減らし続けてきて、いまの若年には「どんどん産んで国に貢献せよ」とは、当事者の1人しては無茶苦茶だよなーと思うのです。この件に関しては、岐阜の秋元師匠と全く同意見であります。
- 菅官房長官「子供を産んで国家に貢献」、んー人口って減っちゃダメですか? - 秋元祥治(岐阜・G-net・OKa-Biz)の活動日記
http://akimotoshoji.blog.jp/archives/51481805.html
にも関わらず、菅官房長官に限らず、「豊橋市も33万人でも少ない」と仰る方もおり、口があんぐりしてしまいます。 そういう方は、だいたいもう出産適齢期を過ぎた方々です。
■
人口減少対策は、まず見たくない現実に目を向けることが、その第一歩です。
地方創生の委員会でも、同じことを言いました。
まず、みなさんに知ってもらいたいのは、大前提として、豊橋市は2060年に28.7万人になる、という現実。
これは「今のままなら」ということなので、例えばより景気の悪化とか、もっとわるい要素が加われば当然これより下回ります。
これは「低位」推計ではないよ。
では!