8月1日付で、「とよはし市議会だより」が出ました。
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偶然ですが、300号という記念号のようで、縁起がいいなぁ。

メインコンテンツは、6月議会(定例会)について。
「一般質問」というものをした議員全員の質問と市役所からの答え(答弁)の要約が載っています。

もちろん、僕も。
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ちなみに、この要約は、各議員がそれぞれ議事録から、文字数以内で、掲載箇所を抜粋するという形で決まっています(その後、事務局や編集委員が確認)。 ですから、それぞれの議員が最も伝えたい部分が掲載されています。

僕は以前にもブログなどで書いている、公募案件における審査員について、まちなか図書館の件を具体例に質問しました。

こちらは過去のブログより
これは図書館の話だけでなく、常々思っているのだけど、いわゆる公募的なものは、むしろ、審査員で人が呼べる、提案が集まるようなネームバリューがある方(見る目はもちろん)を審査員に招いてほしいものです。 「この人だったら見る目があるから応募しよう」「この人だったら真っ当な判断をしてくれるはず」と、応募者が思うような人を。 ビジネス的なものでなければ「この人に作品を見てもらえるなら、落ちてもいいから出したい」という場合もあるかと。

何にしても審査員のレベルが高ければ、そのレベルに照準を向けた提案が、そうでなければ、それに合わせた阿るような提案が出るんじゃないかと。

 - 審査員について - まちなか図書館(仮称)基本計画策定業務の事業者が発表。 - 愛知豊橋・長坂なおと のblog
 http://nagasakanaoto.blog.jp/140828.html
で、今回、市役所からの回答の中で、特にありがたい、と思った箇所がこちら。
著名な方、あるいは実績のある方が持つ専門性・経験などの活用や、事前公表することによるネームバリュー効果で全国から多くの業者の参加が期待できることも考えられます
審査員(評価委員)の人選と、その事前公表についての意義にについて、認識を共有できました。



さて、この質問を受けて、こんな意見をいただきました。
長坂くんは、有名な事業者が事業すれば、いいものができるって考えてるんでしょ
おおおおお・・・(そんな誤解をされてるのか)

むしろ全く逆で、無名でも能力・実力がある提案がきちんと評価されるように、審査員にはきちんとその分野において見る目がある人を選んでほしい、というのが僕の考えです。 事業者が有名か無名かは重要ではない。

学生のとき、広告論の授業で、先生からこんなことを言われました。
君たちくらいだったら、たぶん誰でもいいコピーを書くことができる。 でもそうじゃない。 そのたくさんのコピーの中から、本当にいいものを選ぶことができること、それがコピーライターに必要な能力だ(要旨)
10年くらい前の話ですが、今でも覚えているくらい目から鱗でした。

ちなみにその先生は、澤本嘉光さんという方です。 僕は世間知らずな学生だったので(今でもそうですが)、よく知らなかったのですが、社会人になって同業になった友人などに聞いてみると、めちゃめちゃすごい人みたいです。 当時(今でも?)ソフトバンクの犬のお父さんのCMなどを手掛けていました。
 - https://ja.wikipedia.org/wiki/澤本嘉光



そんなわけで、僕は審査員の類をめちゃめちゃ大切だと思っています。 豊橋市全体からしたら、小さなことかもしれませんが、一歩ずつ一歩ずつ、進めていきます。

では!


<補足>
市議会だよりは、こちらの市役所サイトで、全文PDF公開されています。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/8131.htm