ロジカルシンキングをできない人が、ロジカルシンキングできない人々を嘲笑するような文章をブログサイトに掲載し、若干の炎上模様を見せています。 その前に、ロジカルシンキングって?
ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ロジカルシンキング
つっこまれまくっているのは、下記の部分。
■確率論で考える「事件現場」と「宝くじ売場」の共通点
 少し話を和らげるためにも、別の例で考えてみよう。

 例えば、「宝くじ」というものでも、1等当選が出た宝くじ売場には、毎度、長蛇の列ができる。その理由はおそらく「1等当選が出た所だからまた当たるかもしれない」ということなのだろうが、よくよく考えてみると、これほど可笑しな話もない。確率的に考えれば、同じ宝くじ売場で1等当選が出る確率は最も低くなるはずだからだ。

 - ロジカルシンキングができない人々【論理よりも感情が優先される国】 #BLOGOS http://blogos.com/outline/105280/
正しくは、確率的に考えれば、同じ宝くじ売場で1等当選が出る確率は変わらない。

これは宝くじ一枚当たりの話で、細かいことを言えば、長蛇の列ができるような売場では、たくさんの宝くじが売れているので、その分、1等当選が出る確率は高くなる。 宝くじが10枚売れた売場と、1000枚売れた売場を比べれば、1000枚売れた売場の方が、1等当選の確率は100倍高くなる。



僕はときに「サイボーグみたいな人かと思った」と言われるほどですが、そんな僕から言わせれば、ロジカルシンキングよりも、人の気持ちがわかる方が、よっぽど重要で役に立つ。

下記は、2011年の震災直後のつぶやきですが、未だにちょくちょくリツイートされます。
 - 【まとめ】文系男子がもてるのは簡単に「絶対」と言えるからとわかった。 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/118095



商店街の人とかに何かお願いするときだって、「こうこうこうで、こうこうこうだから、これをやった方が商店街のためになります。」というのもいいけど、「僕はどうしてもこれやりたいんです。だから力を貸してください。お願いします!」って話した方が、協力を得られやすい。

そんなことがわかるのに、僕は人よりも長い年月がかかりましたよ、ええ。 最近お会いした方は意外に思われるかもしれませんが、これでも中高の友人なんかと再会すると、「丸くなったね」とか言われるのです、これでも。 もちろん、ロジカルシンキングも大切だけど、人の気持ちを考える訓練はそれ以上に必要なんじゃないかと、人間サイボーグは思います。 MBAってそういうプログラムとかもあるの?



だいたい、ロジカルシンキングとかしてたら、大手銀行辞めて「ミドリムシで世界を救う!」とかいう人は出てこないっつーの。 そう考えると、僕の周りには、ロジカルシンキングができるのに、それを無視、というか飛び越えてる人が多い気がする・・・

では!