1ヶ月ほど前にご依頼いただいた原稿を、締切日である本日、無事お送りしまして。 年末までのやろうと思っていたのに、やはりいつもながらのギリギリにならない性格でした。 せっかくなので、僕の原稿の書き方を公開します。

ちなみに、僕は筆が遅いので、あまり参考にしない方がいいと思いますが、こうやって書けば、他の人も公開するかもしれないし(人の原稿の書き方はとても興味ある)、もしかしたら、誰かに何かの気づきを提供できるかもしれないと思い。



その1 筋を考える。
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僕が普段言いたい(書きたい)ことは、だいたいブログにアップしているので、その中からどれを使って、どういう順に並べて行くかを考える作業です。 これは手書き。 字が汚いですが、直筆です。 これは、プレゼン考えるときも同じです。


その2.バーっと書く。
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メモ帳です。 ワードでやると、なんかいろんな細かい設定や、勝手に出てくる校生でイライラするのと、途中で、字数カウントをしたくなるので、メモ帳を使います。 「書式」>「右端を折り返す」の上で、上書き保存すると、折り返しごと保存されてしまうのに、イライラしながら。


その3.削る。
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ワードで文字カウント見ながら削ります。 ご依頼は2,800字。 今回、メモ帳からワードに移したときは、約3,600字。そこから、なるべく意味内容を損ねないように、文字だけ削って行きました。 5回くらい上から下まで読みながら削って、ようやく2,900字ほどにできたので、これで送りました。



いかがですか?

実は、この前に「何を書くか」を決める段階があって、これはそちらが固まったあとの、本当に「作業」でした。 依頼者からは、「なに書いてもいいよ」と言われており、だからこそ、自分で決めないと行けないという。 今回は、媒体が、地域活性とか自治体系。 図書館の話を書こうと思いつつも、それだけだと矮小化してしまうので、それを、「これは地方創生の話ですよ」「おたくの自治体でも同じような課題を抱えてますよね?」という世間の文脈に乗せる、と決めるまでで、感覚的には原稿作成の半分以上は終わった、という感じです。(まだ1文字も書いてないのに!)

あとは、書き始めの導入と、書き終わりのまとめをどうするか決めて、ここで7割終わった感じ。 だから、その1~その3、は感覚的に作業の3割くらいのイメージです。 



その後、編集の方からメール。 件名が、「面白い原稿だ。」ということで、ほっと一息。 2月10日ころにネットでも公開されますので、そうしたらこちらでも紹介します。

では。