日本語には結構シビアな方です。
[使い分け]
【1】「予測」「予想」は、将来のことを前もって見当をつけて、どうなるかを推測することだが、「予測」のほうが、データなどに基づきより具体的であることが多い。
 - 「予測」とは http://bit.ly/1nQPGZR #goojisho
12月14日に投開票される今回の選挙結果、議席数の予想/予測がされています。 そこで、いくつかのメディアに掲載された政治評論家などの予想と、僕がハードウォッチしている山本一郎先生の予測つぶやきなどを、時系列で比較してみます。

その前に基本情報の整理。
  • 解散前、自民:295+公明:31で、与党:326議席。 野党第一党の民主:55です。
  • ボーダーラインである、過半数:238、3分の2:317。
自民党単独で過半数、自民+公明の与党で3分の2を超えている状態です。



11月11日 ⇒ 自民減予想(295⇒270~250ほど)
政治評論家の浅川博忠氏はこう言う。
「普通にやっても自民は現有の1割減で270前後になるとみています。民主は現有56から80台まで伸ばすんじゃないか。野党の選挙区調整が進めば、自民は250前後まで落ち込む可能性もあります」

政治評論家の野上忠興氏はさらに自民に厳しい。
「自民党は野党がバラバラだと甘く見ていますが、いざとなれば小異を捨てて大同につくのが政治。野党の選挙区調整がなくても自民党は30減、調整できれば50減で250議席を切るかもしれませんよ。民主党は3ケタに乗せると思います。

 - 日刊ゲンダイ|年内選挙で250議席割れ…プロが予想「安倍自民党大幅減」 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/154826
11月18日: 安倍首相記者会見、解散表明

11月21日: 解散

11月24日 ⇒ 与党増予測(326⇒350~385)

11月25日 ⇒ 自民減予想(295⇒231~272)&与党減予想(326⇒303~261)
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  • 元共同通信で政治記者歴20年の政治ジャーナリスト、野上忠興さん: 267
  • 政治ジャーナリストの鈴木哲夫さん: 261
  • 年内解散の可能性を早くから指摘していた政治評論家の有馬晴海さん: 272
  • 長年、議席予測に携わってきた政治学者で東海大名誉教授の白鳥令さん: 231
  • 選挙コンサルティング会社ダイアログ代表で選挙プランナーの松田馨さん: 272
 - 衆院選:「今のうち」なら勝てるのか自民 議席を予測 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20141125k0000e010192000c.html
12月2日: 公示

12月3日

12月4日: 自民増予測(295⇒300~)&与党増予測(326⇒331~)
自民は過半数(238議席)を大幅に上回り、公示前の293議席も超える勢い。小選挙区では、都市部でも好調で、前回2012年衆院選で獲得した237議席にほぼ並びそうだ。比例区では、12年衆院選で得た57議席を超え、現行制度で最多だった05年衆院選の77議席に迫る。12年衆院選で善戦した「第三極」が離合集散し、失速したため、自民が無党派層の受け皿になっているとみられる。公明も小選挙区、比例区とも堅調で、公示前の31議席を確保しそうだ。 
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 - 衆院選、自民300議席超えの勢い 民主は100議席に届かない公算 朝日新聞が序盤情勢調査 http://huff.to/1zl2TLO @HuffPostJapanさんから
同じく12月4日: 与党(?)増予測(326⇒334~361)
ということで、公示日を過ぎました。与党勝利おめでとうございます。最低でも310議席を自公で確保、下手すると340議席を超えるという予測になっている状況のようですが、大丈夫でしょうか、我がジャパンは。

 - やまもといちろうBLOG - 調べれば調べるほど、民意ってのが分からなくなる http://bit.ly/1I00UCH


およそ予想では自民・与党ともにで、予測ではともにという感じです。 まだ結果は出ていませんが、僕も自民・与党が議席を増やすと思っています。 主たる要因は、前回よりもひどい投票率の低下による浮動票の減少。 そしてそれに伴う自民・公明の組織票の占める割合(得票率)の上昇です。

正直、僕はひとつの党が単独で3分の2を支配するような政治は、本当に怖いと思っています。

 - 僕は5年前から今回の選挙を楽しみにしていた。 http://nagasakanaoto.blog.jp/141201.html

バランス感覚。

では!