ひと月ほど前に書いたこの記事、思いのほか好評で、元クイーンの地元同級生からの賛同だけでなく、中には直接市役所にメールをされ、僕にも直接思いをぶつけに来てくださった元クイーンの方までいらっしゃいました。 今年の撮影はもう終わってしまったみたいですが、来年度彼女たちの思いが少しでも叶えばいいなぁ。
中日新聞 『豊橋まつり ディズニーの功罪』 からの、クイーンでしょ! - 愛知豊橋・長坂尚登のblog http://nagasakanaoto.blog.jp/140705.html


さて、そんな豊橋まつりでの『"東京ディズニーリゾート® "スペシャルショー』 申込締め切りが迫っています。 申込方法(枠)は、3種類。 2日間で計8枠。
  • 一般枠(往復はがき) 約650人 x 3枠
  • 一般枠(プラットチケットセンターホームページ) 約650人 x 3枠
  •  こども総踊り枠 約650人 x 2枠
違う枠を含めて、重複応募は不可。
 - 参考 http://www.toyohashimatsuri.jp/pre/disney.html

先に「プラットチケットセンターホームページ」について触れると、利点は、インターネット申込可能なことと、 枠(時間帯)の指定ができること。 代わりに、「プラットフレンズ」に登録する必要があり、今後プラットから他の講演などのお知らせが届くなど。

これに関しては、事務手続きの簡素化や、今後の告知ルートを得るために、よくわかる話。 けれども、「重複応募不可」なので、「どうしても見たい」人にとって、往復はがきかホームページか、どちらが可能性高いかわからず、答えの出ない問題に対し真剣に悩む徒労をしないといけないという・・・

僕としては、往復はがきとホームページとで、どうして別枠にしたのかが、よくわからない。 運営としては、「過去の経験から、往復はがきよりもホームページの申込の方が少ないので、別枠にした方が、『ホームページからの方が可能性高い』 と思われ、プラットフレンズ登録につながる」という判断かな。 なぞだ。

それにしても、こういうときに「往復はがき」を残さざるを得ない行政は、本当に大変だと思います。 僕は、「豊橋に日本一の図書館をつくろう」講演会の事前申込をインターネットでしていますが、「インターネットを使えない人を排除するのか」 と、いうお叱りお電話をいただくこと複数回。 ちゃんと当日参加もOKにしてるのですが。 中には「次回のお知らせを私には手紙で送ってほしい」という方まで・・・



前置きが長くなってしまいましたが、本題。 もうひとつの「こども総踊り枠」について。 
参加者の中から抽選で“東京ディズニーリゾート® スペシャルショー”へご招待!
140805s
総おどりのキッズ版として子どもさんが参加しやすい昼間に開催するイベントです。
ご家族やお友達同士、ご近所のみなさんなどお気軽にご参加ください。みんなで楽しく踊りましょう!
今年は、参加者の中から抽選で、プラットで行われる“東京ディズニーリゾート® スペシャルショー”へご招待します。
さすがに「ご褒美」とは書かれてないですが、子どもを祭りに参加してもらうのに、「アメ」で釣るようなことをするのは、いかがなものかと(子どもだけでなく、ミッキー見たい親も「アメ」の対象かもしれませんが)。

ひとつには教育的な観点ももちろんあります。 他にも、一度アメを与えてしまうと、次もアメがないと来ない点。(興味ある方は、「アンダーマイニング効果」で検索してみてください。) そして、運営自体が、そもそもアメがないと参加しない程度のもの、と認めてしまっているようなものでもある。 更に、アメに頼ると、参加者を増やすため、祭りそのものを魅力にするという努力を怠るのではないかというおそれ。

過去記事にも書きましたが、結局「麻薬」なんです。
一種の麻薬です。 ディズニーが来れば、そのとき人は集まる。 でも翌年も来ないなら、住民はがっかりする。 毎年呼ぶにはお金がかかる。
ミッキーによる地方の祭りのフランチャイズ化 - 愛知豊橋・長坂尚登のblog http://nagasakanaoto.blog.jp/140523.html
運営もそれがわかっているのか、往復はがき・ホームページの一般枠は、8月末に抽選結果をお知らせするのに、こども総踊り枠は、まさか踊り終了後(スペシャルショー前日)の結果発表。
こども総おどりにご参加いただいた方(ただし「ディズニーステージショー観覧希望 有」でお申込みいただいている方)には、踊り終了後に翌日19日のディズニー公演(午後0時30分開演又は午後5時開演分)のチケットをお配りします(開演時間の指定はできません)。なお、ディズニー公演のチケットについては、参加者多数の場合は抽選によりお配りします(参加団体のメンバー全員分のチケットをお配りできるとは限りません)。
事前に結果発表すると、落選した子は子ども総踊りに参加しない、ということがわかった上での対応かと。 けれども、豊橋まつり当日の、超ドタバタしている中でこんなことやったら、同じグループでミッキー見れる子と見れない子ができて、子どもは泣くし、親は文句を言うし、阿鼻叫喚の修羅場になること請け合い・・・(ご担当者の心中お察しいたします)

「終わりよければすべてよし」の逆張りで、「ミッキー見れるからがんばろう」と、親に言われて参加した子どもは、その期待を裏切られ、結果として親も嘘をつくことになってしまい、豊橋まつりが「イヤな思い出」として残ってしまう気がするのだけど・・・



それにしても、「インターネット使えない人を排除するのか」というお電話はあっても、「子どものいない家庭を排除するのか」という苦情までは、さすがに来ないのですかね。 あと一般枠を含めて、特に「豊橋市民」であることが応募条件にはないみたいだけど、蓋を開けたら、首都圏など都市部から集まり、ショーだけ見て帰るミキヲタばかりってことにならないのかな。 そのあたりはうまく「調整」するのかな。

では。