先週末の中日新聞一面で見つけました。
「ラグーナ蒲郡」を八月から引き継ぐ旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の沢田秀雄会長(63)は十八日、本紙インタビューに応じ、「ロボットを駆使して人件費を大幅に抑えた『スマートホテル』を建てたい」との考えを明らかにした。ラグーナは隣接する本格的なホテルがないことが集客上の課題で、二~三年後の開業を目指す。このホテルの最大の特徴は、ロボットの活用で人手を少なくする点だ。ネットでの予約時に登録した宿泊客の顔をロボットが記憶し、フロントに行けば「○×さんですね」と確認して部屋番号を教えてくれる。部屋の鍵もなく、ドアに顔認証システムを導入して「顔パス」による解錠が可能で「チェックインに手間がかからず、鍵を紛失する心配もない」(沢田氏)という。荷物を運んでくれるポーター役もアーム型ロボットが担う。飲食の提供などでもロボが活躍すれば、話題性が客を呼ぶ。人件費は、五分の一ほどに抑えられる。光熱費も、太陽光発電や冷温水を循環させる空調システムなどで、半減できそうだという。- 接客ロボで人件費削減 ラグーナ蒲郡にホテル構想 | 1面 | 朝夕刊 | 中日新聞プラス http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=195356&comment_sub_id=0&category_id=112
行ってみたい! すごい、おもしろそう。 折しも、ソフトバンクがパーソナルロボットpepper(ペッパー)や、『ロボット3,000万台で製造業人口1億人構想』 を発表したばかりなだけに、にわかにリアリティのある話です。
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中日新聞記事中にもありますが、蒲郡よりも先に、長崎のハウステンボスで導入予定で、そちらの記事もありました。
- ハウステンボスが省エネホテル 14年中にも開業へ - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013100401002348.html- (PDF)ハウステンボス スマートホテル 基本構想 2013.10.04. ハウステンボス株式会社 http://www.huistenbosch.co.jp/aboutus/pdf/htb21_sub04.pdf
既に、テストケースとして、1年以上前にハウステンボスで、スマートハウスが完成している様子。 ちゃんとロボットもいる(他にも記事中に写真たくさんあり)
- 世界一のスマートホテル実現へ、ハウステンボスの挑戦|日経BP社 ケンプラッツ http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20130529/617711/?ST=print
これはとても楽しみ!!
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一方、冒頭の中日新聞より前に、こんな記事も出ていました。
■地元にはなお残る懸念地域全体ではこれで一安心というわけにはいきません。未利用地の処分の行方はもちろん、地元の観光業関係者は「旅行会社なので、東京や大阪からパック旅行などで人を呼んできてくれるだろう」と期待しつつ、「ラグーナ内にも宿泊施設があり、新しいホテルも計画中だという。将来的に系列のホテルに客をとられてしまえば、周辺の温泉街は厳しくなる」との懸念も示します。- HISは「ラグーナ」を再生できるか 2014.07.06 09:26 http://thepage.jp/detail/20140706-00000002-wordleaf @thepage_jpさんから
懸念がバッチリ当たったというか・・・
蒲郡の温泉街である、三谷温泉や西浦温泉からは、ちょっと距離あるもんなー・・・シャトルバスもないみたいだし、車がビュンビュンの国道(23号線)で、散策するような道でもない。 というよりも、ホテルそのものが、集客施設になりそうだし・・・
蒲郡は、昭和天皇・皇后両陛下もお泊りになられた、蒲郡プリンスホテル(現、蒲郡クラシックホテル)もあったくらい、温泉も海もあって、そもそも観光地としての潜在能力がとても高い。 西浦の旅館集積地なんて、ちょっとハウルの城っぽくて僕は好きです。
では。