ベネッセコーポレーションの顧客データベースから漏えいしたことが確実な個人情報は、同社の顧客、あるいは過去に顧客だった世帯約760万件で、保護者および子供の名前(漢字とフリガナ)、住所、子供の生年月日、性別が含まれるという。過去に顧客でなかった世帯は含まれない。1世帯を1件とカウントしているため、少なくとも保護者1人、子供1人が含まれるとして、1500万人~2000万人分の個人情報が漏えいした計算になる。漏えいした可能性のある件数まで含めると約2070万件にのぼり、4000万人~5000万人が対象になる計算だ。ニュース - 【続報】対象者は4000万人超か、ベネッセ個人情報漏えいの調査経緯:ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140709/570325/ @nikkeibpITproさんから
漏洩よりも、4000万人という数量に驚き。 だって日本人口の1/3だよ。 これだけの数量と深さ(名前だけでなく、住所・生年月日まで)の情報を持っていそうな会社って、あと携帯キャリア3社くらい? 世帯数だけなら、NTTや東京電力とかインフラ系も持ってそうだけど、世帯主だけだろうし。 あと、可能性としてありそうなのは、宅配会社とか? Gメールだってフェイスブックだって、これには敵わない(国内限定の話)。
過去30年の出生数が、だいたい150万人から100万人近くまで推移しているので、ざっと1学年125万人とする。 保護者を入れて、倍の1学年250万人。 仮に、100%全員がこどもちゃれんじや進研ゼミなど、ベネッセのサービスを利用しているとしても、 4000万人÷250万人=16学年分。 50%(2人に1人)で、32学年分。 25%(4人に1人)なら、64学年分。 進研ゼミって、クラスでそこまでたくさんの人がやってたっけ?
過去30年の出生数が、だいたい150万人から100万人近くまで推移しているので、ざっと1学年125万人とする。 保護者を入れて、倍の1学年250万人。 仮に、100%全員がこどもちゃれんじや進研ゼミなど、ベネッセのサービスを利用しているとしても、 4000万人÷250万人=16学年分。 50%(2人に1人)で、32学年分。 25%(4人に1人)なら、64学年分。 進研ゼミって、クラスでそこまでたくさんの人がやってたっけ?
- http://ja.wikipedia.org/wiki/合計特殊出生率
ちなみに、ベネッセコーポレーションの前進、福武書店は、1955年設立で、今年で60周年。 現在の進研ゼミの前身は、1969年にスタートし、約45年の歴史。 会社設立、あるいはサービス開始からの、全ての顧客情報の蓄積と言っても過言ではないでしょう。 間違いなく、ベネッセの最も大きな財産の一つ。
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さて、僕は今年で31歳ですが、僕と同世代は、小学校~高校くらいまで、毎月毎月のように進研ゼミのダイレクトメール(DM)が届いていたかと思います。 あのDM、本当に100%近く届いている勢いだったので、利用者でなく、DM発送リストが全て残ってた、ということなら、4000万人分というのも納得感のある数字。
ところで、小さいころから気になっていたのですが、うちの住所や僕の名前って、進研ゼミはどこから手に入れていたんでしょう。 まあ、だから「漏れた」って言われても、こちらとしては、「いやいや僕の住所・名前なんて元々漏れてるでしょ」と、何を今さら感満載で。 でも、この機会に是非、漏洩経路だけでなく、そもそもの入手経路にもとても興味があります。
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アップル社長、マクドナルド社長を務めた、ベネッセ新社長の原田泳幸さんの記者会見をテレビで見ました。 先月就任したばかりの原田さん的には、完全にもらい事故みたいな話なのに、「(私の)経営責任です」 と仰っていたのは、さすがだと思いました。
では。