僕は字が下手です。 本当に下手くそ。 みみずのような字です。 小学生のときは、学校の「書き方コンテスト」で、例年小さな賞をもらったりもしていましたが、今や達筆の祖母に「貧相な字」と言われます。
ところが、東京大に入って気づいたのですが、同級生も結構、字が小さく、下手なのです。 当時、いくつかの理由を考えました。
1. 早く字を書かないといけない
テストはもちろん、授業中でも短い時間にたくさんの字を書きます。 短時間にたくさんの字を書くシンプルな方法、それは、字を小さくする。 字が小さいとそれだけ、ペンを動かす距離が少なくなるので、その分早く字を書くことができます。
2. たくさん字を書かないといけない
東京大の入試には、決まった解答用紙があり、この用紙に慣れることが、受験勉強の第一歩。 行幅6.5mmとやや小さめ、かつ、与えられる枚数にも限りがあります。 この限られたスペースにたくさんの文字を書いていかないと行けないので、字はどんどん小さくなります。
3. ノートを見ずに字を書く
授業中、黒板の文字を写すのに、いちいち黒板とノートとの間を目線を往復させていては、時間がかかってしまいます。 そこで、ノートを見ずに黒板だけを見て、ノートに字を写していくという特殊技能を身につけていきます。 中には、全くノートを見ないで書いていく猛者も。 当然、字を見ないで書くので、汚くなっていきます。
■
さて、少し話が変わり、僕はよく手紙を書きます。 いわゆるお手紙ではなく、資料を送ったりするときなど、ちょっとしたことに、一筆箋を多用します。 使い勝手がいいので、常に持っています。

旅行に行ったときにおみやげ屋さんで買うことが多いです。 写真は群馬の草津温泉で買ったもの。
ところで先日、家族とこんな話をしていました。
「字が下手な人の手紙ほど、嬉しい。」
字がきれいな人の手紙ももちろん嬉しい。そして、感心するし、字がきれいな人って、それだけで素敵に見えたり、見なおしたりする。 けれども、「字がきれいだから手紙を」 とも思ってしまう。 一方、字が下手な人の手紙は、下手だから、本来はあまり字を見せたくないのに、それでも手紙を書いてくれた気持ち、一生懸命さが伝わる、と。 心を動かすのは、字がきれいかどうかじゃないのだよね。
この動画を見ながら、そんなことを思い出しました。 少年も歌が決してうまくはないのだけど、だからこそ伝わってくるものがあって。
■
でもやっぱり、字がうまくなりたい。できれば楽して。
では!
ところが、東京大に入って気づいたのですが、同級生も結構、字が小さく、下手なのです。 当時、いくつかの理由を考えました。
1. 早く字を書かないといけない
テストはもちろん、授業中でも短い時間にたくさんの字を書きます。 短時間にたくさんの字を書くシンプルな方法、それは、字を小さくする。 字が小さいとそれだけ、ペンを動かす距離が少なくなるので、その分早く字を書くことができます。
2. たくさん字を書かないといけない
東京大の入試には、決まった解答用紙があり、この用紙に慣れることが、受験勉強の第一歩。 行幅6.5mmとやや小さめ、かつ、与えられる枚数にも限りがあります。 この限られたスペースにたくさんの文字を書いていかないと行けないので、字はどんどん小さくなります。
3. ノートを見ずに字を書く
授業中、黒板の文字を写すのに、いちいち黒板とノートとの間を目線を往復させていては、時間がかかってしまいます。 そこで、ノートを見ずに黒板だけを見て、ノートに字を写していくという特殊技能を身につけていきます。 中には、全くノートを見ないで書いていく猛者も。 当然、字を見ないで書くので、汚くなっていきます。
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さて、少し話が変わり、僕はよく手紙を書きます。 いわゆるお手紙ではなく、資料を送ったりするときなど、ちょっとしたことに、一筆箋を多用します。 使い勝手がいいので、常に持っています。

旅行に行ったときにおみやげ屋さんで買うことが多いです。 写真は群馬の草津温泉で買ったもの。
ところで先日、家族とこんな話をしていました。
「字が下手な人の手紙ほど、嬉しい。」
字がきれいな人の手紙ももちろん嬉しい。そして、感心するし、字がきれいな人って、それだけで素敵に見えたり、見なおしたりする。 けれども、「字がきれいだから手紙を」 とも思ってしまう。 一方、字が下手な人の手紙は、下手だから、本来はあまり字を見せたくないのに、それでも手紙を書いてくれた気持ち、一生懸命さが伝わる、と。 心を動かすのは、字がきれいかどうかじゃないのだよね。
この動画を見ながら、そんなことを思い出しました。 少年も歌が決してうまくはないのだけど、だからこそ伝わってくるものがあって。
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でもやっぱり、字がうまくなりたい。できれば楽して。
では!